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2006.11.30

垂直性と水平性

垂直性(verticality)をキーワードにしている、アレクサンダー・テクニックの先生と、先週結構密にワークしました。質問をたくさんして、実験をたくさんして過ごしました。未知との遭遇でした。

そのあと、ひさしぶりに絵を描きに行って、タロットの6・恋人を描きました。3人のヒトが、地面に立っていて、背後に太陽、という古典タロットの絵柄を踏まえた構図で描いてみたところ、紙を横置きにしていたために、古典タロットのように太陽を丸く描けず、半円の太陽と半円の大地が、どちらも同じ大きさで、画面中央で出会っている図になりました。

描きながら、「紙を縦置きにしていたら、太陽をもっと丸く描けたのになー」とちょっと思いました。でも、遠藤さんによると、横向きに紙を置いたことは、絵を描き始める以前のおおもとのところでの、なんらかの無意識の反映だそうで。縦の配置は上下の意識、横の配置は水平の意識、と考えられるとのこと。それでいくと今のわたしは、水平の意識に気持ちが向いている、ということになるのでした。

そう言われると、確かに。わたしは、アレクサンダーで「垂直性」をかんがえるとき、線が細いものを想像しやすいようでした。細い線が1本上空へのぼるような。一方、「水平性」をかんがえるときは、線にはならず、たっぷりした、輪郭のないものが、全方向へ水平に拡散するようなイメージになって、その中で上下への動きも解放されるような気が。

絵を見ていた遠藤さんは、絵の中の半円の太陽と半円の地面のちょうど間に人物たちがいることから、「天・地・人」についてもお話してくださって、人というのは天と地をつなぐものでもありますしね、とおっしゃいました。

確かに、ここまで7枚描いてきたなかで、今回やっと、具体的にヒトの姿形をしたものをちゃんと登場させることができたので、ヒトというものに関心が向かっているのもありそうでした。

そうしてさらに、しばらくあとで、道を歩きながら、天と地をいちばん上下でつないでいるのは、木じゃないかなあ、と思い立ちました。人間は上下をつなぎつつ水平移動しちゃうけれど、木はとっても上下オンリー。それでいくと、犬とかはわりあい水平オンリーに見えるな、と思いました。

なにがどうつながるのかはっきりしませんが、そんなこんなで、アレクサンダーも、ヒトを対象にしたワークなら、垂直と水平が同居する意識でもかまわないのだろうな、と思いました。水平意識の強すぎる場合は垂直を思い出し、垂直意識の強すぎる場合は水平を思い出す、というように、どちらも「偏り」と「やりすぎ」を緩和するための相対的なコンセプトとして使っちゃっていいのかも。。。一人ひとりの傾向や状況に応じて、使い分け可なのかもなー、と思うに至りました。

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コメント

天と地を上下でつないでるのは・・・山!ってイメージですね、私は。
土だけの山じゃなくて(それは地)、草木岩動物があるモサモサした山。

投稿: FUM | 2006.12.01 15:21

FUMさん、コメントをありがとうございますー。やっぱり人それぞれ、いろんなイメージを持つんだなあ、と再確認。その山、いろんな要素をいっぺんに抱えてそこにある感じが魅力的、とおもいました。

投稿: な | 2006.12.02 00:03

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