「まちのねずみ」から学んだもの
先日、ザビエ・ベトコートさんのセッションの通訳に、田町のカフェ「ヌースフィア」まで行ってきました。ザビエさんは、メキシコシティ在住で、映画評論家もされていて、香港・東京・ニューヨークといった都市をこよなく愛する「まちのねずみ」です。同時に占星術や錬金術、シンボリズムについての深い知をお持ちで、その深さは、わたしには「はかりしれない」としか言いようがありません。
セッションは、それぞれの人の現時点での生き方にとってキーとなる情報を、出生時の天体配置図(チャート)から取り出してくるというか掘り起こしてくる、そしてそれと向き合う、そんなような作業です。いま起こっていることにはこんな意味がある、こういう気づきが促されている、というようなことのを、チャートからひもといていくわけです。
占星術にぜんぜん詳しいわけではなかったわたしは、今回このお仕事をして、その過程で、実にさまざまなことを学びました。
いわゆる「占い」としてではなく、自分自身を知るためのツールとして、とても役に立つものなんだなあ、というのが素直な実感です。
自分を知るために、自分の「内側」に入っていくのではなく、自分の一番「外側」に位置する天体を見ていく、というところが特に気に入りました。おかげで自分をとっても客観的に見ることができるのです。
世界と自分は切り離されてはいない、というのはかねがね感じていたことですが、これほど深く、天体の動きが自分と関わりを持っているとは思いませんでした。
はじめは、ザビエさんの周囲にあるアカデミックな「きちんとした」雰囲気というか、都会的な感覚というか、そんなようなものに圧倒されて、きゅうくつ感や抵抗感を持ったりしたのですが(なにせわたしは「いなかのねずみ」なので)、どうにもザビエさんの言われたことが気になってきて。
だんだんと、いくつもの惑星やサイン、ハウス、アスペクト、その他もろもろの組み合わせがどう関連するかについて、全体的なしくみがぼうっとわかってくると、占星術というのは、まさしくチャートを「読む」ものなんだな、占星術家はあてずっぽうを言っているんではないんだなー、と実感するようになって、にわかに興味が湧いてきました。
通訳をしていて、おひとりおひとりがとても違っていたのも、よかったです。ザビエさんに「ふたごやみつごはどうなるの?」と聞いたら、「やっぱりひとりひとり違う、そのチャートに表れているものの”出方”が違ってくるよ、というのもチャートには常に”X-ファクター”があるんだ、そこに見えていない、13番目の要素とでもいうものがね」とおっしゃってました。
チャートに表れているもの=その人のベースにある傾向や資質を、どう展開させるかは、ひとりひとり違っていて、環境や時期、本人の自覚によっても違ってくるんだそうです。でもチャートに表れている傾向や資質を読む読み方は、やはり一貫しているのです。
おもしろいです。
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