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2007.01.28

ひとつのことを、ずーっとやり続けるのって

翻訳の仕事をしていると、(たぶんわたしにとっては)人の言葉を自分のからだの中に通して、その思いになりきるようなプロセスがあるので、ときに疲れます。

たくさんの量の仕事があって締め切りが近いとき、食事もそっちのけで禁欲的に仕事にのぞむ、というのが、わたしのデフォルトパターンなのだけれど、最近は、忙しいときに限って、ながながとブログを書いたりしています。

人の言葉でいっぱいになったからだをいったんリセットするような、薄まっていた自分の濃度を、自分の思いを言葉にすることで上げていくような感じで、仕事のストレスを解消できるみたいです。それで、その後は、仕事もはかどります。

それと、単純に、ひとつのことを、ずーっとやり続けないほうが、ほどよく力が抜ける、みたいなことを発見中。。。

昔は、なにかひとつのことを極める、というのに憧れていたんだけれど、近年は、そのなんというか、玄人気質というか、求道精神というか、そういうものが、きゅうくつに感じられています。

なにかのプロになること、切磋琢磨して身につけること、精進することの副産物として、厳密さや正確さ、果てはその道の真髄みたいなコンセプトを大事にするようになっていって、気をつけないとその観点の副産物として、競争や排他主義が生まれちゃう。。。そんな流れが、ありそうで、気がかりです。

正確さを求める衝動が強いわたしです。。。ひとつことに専念するのも、突っ込んだ探求もだいすき。でもやっぱり疲れるなー、というのも正直なところで、そういうときにどこへ向かうかというと、音楽や手仕事や温泉。心の底から「快さ」があふれ出てくるものへ。。。

昨夜は、探求モードでがんじがらめだったわたしを、パートナーがアフリカンダンスへ誘ってくれて、そこで生ドラムのビートに合わせて汗びっしょりになって踊ったら、とってもすっきりしました。

アフリカンダンスって、みんなで地をおまつりするダンスに思えました。バレエは天をまつり、アフリカンは地をまつる、みたいな? かたや日本の盆踊りは、またなにか別の境地。。。

夏、おじさんがやぐらにひとりでのぼって、たいこをゆっくりたたきながら、念仏のような唄をうたうまわりで踊る、佃島の盆踊りがすきです。そこの土地の住人ではないのに、おじゃまして、一緒に踊らせてもらっています。無縁仏のために踊る盆踊りです。

盆踊りは、プロの踊り手(それを仕事として食べていこうという人)やその道の専門家や研究家が発生しにくい踊りですね(わたしが知らないだけで、やっぱりそういう玄人さんはいるのかな?)。なにかを極めるというよりかは、とにかくみんなで一緒に踊ることがポイントで。

輪になってみんなで、シンプルな身動きをえんえんと繰り返して踊っていると、自分が世界とそろうような感覚になる瞬間があります。

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