おしゃかさまの日のシベリウス
この日は、シベリウスの曲を演奏することを目的に設立されたアイノラ交響楽団の演奏会に行きました。
音楽と同調して皮膚が振動するんだなー、というのが、やけにはっきりとわかりました。空気の振動というよりかは、電磁波みたいな感じで??
アンコールには、同じフィンランド出身の作曲家カスキのプレリュード。小さな美しい曲でした。。。今年はシベリウスの没後50年なのだそうだけれど、なんと、シベリウスが亡くなった同じ日に、カスキも亡くなったそうです。シベリウスの死が大きく報じられる中で、カスキの死はひっそりと小さく新聞記事になっていたのだそうです。カスキはシベリウスに作曲を師事していたこともあったそうです。
シベリウス以外の作曲家にもこんなふうに敬意を払っていて、すてきだなあーと思いました。
もう1曲のアンコールはシベリウスの小品「アンダンテ・フェスティヴォ」。なんど聴いても、はっとする曲です。ほんとに澄んでいて。。。
アイノラ楽団の正指揮者は、シベリウスの音楽、北欧の音楽に造詣の深い、新田ユリさん。アマチュア楽団なので、団員は他に仕事を持っているのだけれど、週1回は練習をして、全部の練習の半分くらいは新田さんと一緒だそう。シベリウスの曲の演奏の仕方は、他の作曲家の作品とはずいぶん違ってくるそうです。だから、シベリウスに特化した楽団の演奏は、だんだんと、他の楽団によるシベリウスとは味わいの違うものになっていくらしく。。。今後もたのしみな楽団です。。。
といっても、わたしはシベリウスはもとより、クラシック音楽を聴きこんでいるような音楽愛好家ではないので。。。演奏された曲が今から100年前くらいのものばかりなのを思うと、昔もこんなに早くみんな指を動かして演奏をしていたのかなあー、とちょっと不思議に感じたりました。
もしかしたらもうすこしゆっくりだったりはしないのかな? そんなことを思ったのは、昔読んだ「プレスティッシッシモ―音楽とテンポ」(グレーテ・ヴェーマイヤー著)という本を思い出したからです。
この本、「ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトらでさえ、その生前から自作品の演奏テンポが速すぎることに驚いていた。産業革命以来、人々の生活テンポは加速したというが、それが音楽のテンポに影響したのだろうか? 生活と楽曲の関わりを検証しながら、適正なテンポを考察する」(amazonの解説)という内容なのだけれど、メトロノームの数値についてなかなか大胆な仮説を立てていて、興味深かったのでした。演奏家の「練習」についても、「1日3時間以上はやってはいけない」など、作曲家たちの興味深い意見が載っていたりました。
でももちろん、シベリウスに関しては、ご本人が指揮した演奏の録音も残っているそうだし、今演奏されているようなテンポが適正なことにまず間違いはないです。もっとゆっくり?というのは単なるわたしの妄想です!
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コメント
速いテンポの曲よりゆっくりののほうが技術がいるんだよね。ちゃちゃっとやってゴマかす、わけにいかない。じわ~っと音を出すから細部まで気をつかわなきゃで、もろ力量がわかる。試されちゃう。「ゆっくりがいいな~」なんてなかなか怖いお客様ですねー。(^_^;)
投稿: FUM | 2007.04.11 17:30
コメント入れたら、なんか間に変なもんがある・・・何コレ?
(中島美香が何だって?)
私が入れたんじゃないよー(ToT)
投稿: FUM | 2007.04.11 17:37
そうなんだねー、踊りもやっぱりゆっくりした動きのほうがごまかしがきかないけど、同じなんだなあ。。
ただ早くても、ゆっくりでも、どちらにしても「ごまかす」ことってできちゃいそうな気もしたよ。どちらにしても「ごまかさない」っていうのも、ありそう。。。どういう意図で演奏するか、とか、どれだけ音楽のスピリットと一体化するか、とか、そういう部分になってきちゃうのかもだけど。。。
投稿: な | 2007.04.12 11:52