星と節制
昨日、タロットを引くと、「17・星」が出ました。カードの意味などを考える前に、ぼーっと見ていると、2つの壺から水が、流れ落ちているのに、気が引かれました。あ、これは、このあいだ、「14・節制」のカードで壺から壺へと移していた、あの水なのではないかしらん、と思い当たりました。
いちばん最近描いたタロットの絵が、「14・節制」でした。わたしの絵ではなぜか、壺から壺へと移されている水の流れが、とにかくどどーんと目立っていました。
少し飛沫を飛ばしつつ、水の太い流れは左手の壺から右手の壺へと落ちていました。
「17・星」では、壺から壺へと移すのをやめたんだ、と思えました。壺の中に入れていた水を、もう、もとの場所へ、返すことにした。流してしまうことにした。
「14・節制」を描いたとき教わった解説では、この壺から壺へと移る水は、命のようなもので、水を移し変えている存在は、人間ではなく天使。水の移し変え行為は、受精行為というか、そんなようなものと考えられるそうでした。
ひとつの器から、別の器へ、と移し変えていたのを、もう、どちらの器からも水を空けてしまう、というのは、命を、個体から解放して、広いところへ返す、ということになるのかな。
「自分」という殻、エゴから、生命力を解放してあげる、というようなことかもしれないな、と思いました。だから、この「17・星」の人物は、衣服を着けていないのかも。自分へのこだわりを解いて、個の意識を溶かして、広いところに溶け込む。その広いところ、というのは、「星」のカードなのだから、もうこの地球にも限定されない、広い広い領域なはずで。
そんな広いところに、溶け込むことで、なぐさめがやってくるってことなのかも、と、今日はそんなふうな気がします。
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