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2007.08.07

手巻きラジオ

Trevor Baylisさんという、イギリス人発明家のおじさんのことを知ったのは、何年か前、テレビか雑誌かで、彼のアトリエが紹介されていたときでした。

確か、ロンドン郊外の、運河沿いにありました。

おじさんの仕事場は、魅力的なガラクタ(に見えるモノたち)であふれていました。それはそれは、ワクワクするような(でも、わたしのドリーミングが彩色をほどこした記憶かも。。。)

Trevorさんは、電気のない場所でも使える、画期的な手回し式ラジオを最初に発明した人です。

発明のきっかけは、ある日なんとなく見ていたテレビで、アフリカのエイズ問題が特集されていたこと。人々に広くラジオで情報を届けることがエイズ対策になると聞いて、でもラジオの電池なんて手に入らないところに住む人々は?と考えたそうです。

そのとき、植民地時代のアフリカにいる自分を夢想したそうで。蝿タタキを片手にジントニックを飲みつつ、蓄音機でうつろな曲を聴いている。。。というシーンが浮かんだときに、まてよ、手回しのゼンマイで音楽が鳴らせるなら、ゼンマイで小さい発電機くらい動かせるんじゃないか?と思いついちゃったんだそうです。

その番組の終わらぬうちに、居間からアトリエへ行き、さまざまな壊れた家電品のパーツから、プロトタイプを生み出し。。。

そうやってできた、手回し式ラジオ。南アフリカの生産拠点で、地元の人の手でつくってもらって、そうやってアフリカに普及しました。ネルソン・マンデラさんが、個人的に「おすすめです」と言った一品です。

* * *

そしてわが家にも、ついに、手巻きラジオがやってきました♪ 手回しで蓄電できるのはもちろん、ソーラーパネルがついてるので太陽光でも蓄電できる、という優れもの。

ためしに、ラジオのスイッチをオンにして、ハンドルを回してみたら。。。「ザ、ザーー」とラジオのホワイトノイズが! 「おおー!」と盛り上がって、チューナーのダイアルを回していくと、鮮明に、DJの声がきこえてきました。

翌日、一日ベランダに出しておいたら、フル充電できました。

この手巻きラジオ「ソーラーエナジー」が、他の手巻きラジオと違うのは、キャパシタにも蓄電できるところ。充電池と違ってキャパシタは、消耗の心配なく半永久的に使えるんだそうです。

携帯電話の充電もできるジャックと、懐中電灯もついているので、災害時にもフル活躍しそうー。

* * *

Trevorさんは、非電化工房の藤村さんと、通じるところが多いな、と感じます。

わたしがTrevorさんを知った当時のTrevorさんの最新の発明アイデアは、靴底に発電・蓄電システムを盛り込んだ「Electric Shoes」というもので、歩けば歩くほど蓄電できる、というものでした。これを履いて、ご本人みずから、ナミブ砂漠を横断するトレッキングをされたのでした(64歳くらいのときですね)。このトレッキングもMAGという、イギリスの地雷撤去団体のチャリティとしてなさったのでした。すごい人だー。

ソーラーエナジー (クリックすると販売元にとびます、ただいま2割引らしい。。。)

■Trevor Baylisさんの簡単なインタビュー(英語)、こちらで読めます

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