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2007.10.21

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Photo 藤枝守さんという作曲家の「植物文様」シリーズのコンサートに行きました。箏と笙とバイオリンで、純正調という調律を基にしていたコンサートでした。

この植物文様シリーズというのは、植物研究家でアーティストの銅金裕司さんが考案した「プラントロン」という装置(植物の葉の表面に現れる電位変化を計測する装置)で採ったデータを、音階に置き換えるプログラムをつくって、そこに表れたパターンをもとにして作曲された曲集です。

これまで違う楽器を使ったこのシリーズのコンサートを聴いていて、今回が3度目だったのだけれど、今までで一番全身に響いた感じがしました。

「聴く」というよりかは、「全身まるごとその音の場に参加する」という体験でした。。。

全身が振動装置になって、共鳴していたような。もう体の内部はどんどん動き出して、すごく自由になりました。

音楽が、ほぼ自然現象のように感じられました。風がふわりと起こって、そして止む、というような。。。演奏者の「個」というものが中空になっている感じもあって(特にバイオリンの鈴木理恵子さんと笙の石川高さん)。

箏の響きを聞いていると、楽器が木でできている、ということがリアルに感じられたりもしました。

ひさびさの音楽ハイで、うわー、ほんとに飛んじゃうー、、、、というところまで行ったら、それが最後の曲の終わりのところで、そこでコンサートが終わったのでした。

会場は今回も自由学園の明日館という、フランク・ロイド・ライトの設計で80年前に建てられた、木造のさほど大きくない講堂で、演奏者はその場の真ん中にお互いに向き合う配置をとり、オーディエンスはまわりをぐるりと取り囲んで座りました。円心的な場で、それがまた、よかった気がします。

* * *

Plantronmind 藤枝さんと銅金さんが11年前にコラボレーションをしたときのCD「Plantron Mind」では、植物の電位変化がリアルタイムに音に変換されています。

このときの植物はカボック。このCDを聴いていると、植物の息づかいを感じて、とても休まります。

温室の中でいろんな音楽をかけて、植物の成長を見る実験をした人が、ある音楽ではスピーカーに近寄る方向へ成長し、別の音楽ではスピーカーから離れる方向に成長するという結果を得た、というような話を聞いたことがあるけれど、

呼吸が合うとか、そういうようなことが、共振しやすい音楽とそうでない音楽とが、ありそうに思えました。

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