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2008.04.29

後追い意識

今日はあたたかそうな陽気なのに、わたしの体だけ雪解け前みたい。雪で覆われた皮膚の下にひんやりした空気が流れてて、冷えています。

今朝洗濯物を干そうとおもったらハンガーが足りなくて、それで「ハンガーストライキだ」と言ったら、パートナーが「もう、いつも働かされるばっかりで感謝もされなくてもうイヤだ!ってハンガーたちが言ってるの」とか言い出して、それを聞いて初めて、自分がその前になにを言ったかに気づいた。

つまり、ハンガーが足りない→ハンガーストライキ というのは、わたしの意識とはおかまいなしに、オートマティックに脳内で変換されてました。

こういうオートマ変換に近い現象で、人間ジュークボックスというのもよくあります。

今自分の気分をピタリと言い当てる曲が、ひょっこり鼻歌で出てくる。歌い出してしばらくして、該当する「ポイントになる」詞のところまで来て、「あー、これのせいかー」とわかる。

こういうことを、考えると、自分の脳の働きというのが、実に、自分の知らないところで進んでいる、と実感します。連想はとても速い。意識では付いていけないくらいの速度。

意識っていうのは、遅すぎるんじゃないかという気がするこの頃です。

意識しないくらいすぐさま気づいていることっていうのが、たぶん、めちゃめちゃたくさんあって。意識は後追いでそれらを整理していく。でもそれは遅くて、重くて、少しばかり不正確、っていうような気がします。。。

でもこの「ずれ」があるからこそ、いいんだろうな。ぴたっと合うのじゃなくて、少しすれ違っている、っていうのがロマンなのかもと思いました。

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2008.04.25

無題

今朝起き抜けに、こころの奥のほうに沈んでいる地図が動く感じがしました。

わたしが引き受けていないものがあって、他の人がかわりにそれを引き受けてくれているんだな、とおもいました。

場のなかにあるもののことです。

* * *

OkiこないだのクアトロのDUB AINU BANDはすてきでした。始まったとたん、一気に場がふわっと浮上した感じがした。すごいグルーヴ。

トンコリ(カラフトアイヌの伝統弦楽器)の音の存在感は圧倒的です。OKIさんのうた、太さんのリムセ(舞)も。

OKIさんは、瞳に確信が宿っている人に見えた。

地上でやるのは初めてです、と言っていた。「今まで地下か屋外でした、今日はコロッケとDUB AINU BANDが同じ価値をもつこの地上のデパートで……」と(渋谷のクラブクアトロはパルコのビルの5階にあり)。

* * *

瞳に確信が宿っている人たちのことを、最近よく考える。

わたしの目はうつろだろうな、どちらかというと。

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2008.04.22

森と山と人を元気するもの

天然住宅という非営利事業のスタートを発表する会にこのあいだ行きました。その数日後には、実際にそこが手がけて建てたおうちを見に行きました。

家を建てるつもりがあったわけではないです。

でも「気密のゆるい家」への夢(偏愛?)のようなものと、日本の森と山への心配のせいで、すすすーと引き寄せられていったのでした。

* * *

天然住宅に携わってる人たちには、わたしの予想を上回る具体的ですてきな夢がいっぱいあって、なんだかワクワクしました(くわしくはHPを)。

たとえば。。。

日本国内の山と森とを、元気にすること。安い輸入材に圧倒されて使われなくなっている国産材を活かして住まいをつくって、見捨てられた杉で荒れている山をお手入れし、他の樹種の植林をすること。林産地にちゃんとお金が行くような仕組みをつくっていくこと(国内版フェアトレードのような?)。

人が本当に健やかに住める家を実現すること。オール電化ならぬ、オール非電化に限りなく近い住まい方のできる家、外の環境との交流を使って涼しさや暖かさ、快適さを得られる家で多くの人が暮らすこと。

長く持つ家(300年!)、壊した後も再利用できる家(廃棄物の山になってしまわない家)をつくること。

Itakura昔ながらの家づくりの工法(板倉工法)をベースにした工法で、クギをつかわずに木の家を建てること(写真のように、はめこみ式なのです)。これははめこむ前に、材木に切り込みや溝を入れるんですけれど、機械ではできません。手でやるそうです。これをできる職人さんは、需要がなくなったこともあってすごく減っているそう。伝統のノウハウを受け継いでくれる若い職人さんたちが育つよう、環境を整えていきたいそうです(林産地には将来的にエコヴィレッジをつくって、そうした人が気持ちよく暮らしと仕事を営める環境にしたいそうです)。

ノウハウをオープンにして、非営利の形で、小さな工務店さんたちとつながりあって、トップダウンでなくボトムアップで、こうした夢を実現していこうとしていること。

* * *

実際おじゃましたおうちは、なんとも気持ちのいいところでした。木の家は火事や地震にも強いこと、壁の仕組みはまさに湿気や空気が適度に出入りできること(高気密ではなく適気密)、壁沿いと屋根沿いに暖かい空気が上昇できるすきま層ができていて(上昇したら屋根から抜ける)、これも室内の快適環境をつくっていること、あらゆる細部に有害物質を使わない配慮をしていること(電気のソケットや配電盤まで)。。。さまざまなことを教えていただいてきました。

すでに暮らしている人によると、住み始めてすぐお子さんのアレルギーが消えた方がいるほか、夏もエアコンいらず、冬はペレットストーブ1台で家中ぬくぬく、だそうです(ペレットストーブの燃料の「ペレット」も、角材を製材したときにあまる木の部分でできるんだそうです)。

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2008.04.19

夢日記

このところ、月末の締め切りから逆算した(私にはハードな)ノルマを、日々こなしている毎日です。ベーシックな家事と、食べる、寝る、休憩する、という時間以外は、ずっと家で仕事をしています。

食べるのも、休憩するのも、そうやって息抜きをすることで仕事がまたはかどるよういに、という思いでやっているので、楽しいことを積極的に楽しむというのとは違っていて。

そしたら、毎晩、けっこう鮮明な夢ばかりみます。

* * *

昨晩の夢では、かつてダンスを一緒に踊っていた友達が出てきました。14人くらいのグループで集まっているなかで、彼女は、簡素な小さな横笛を吹きながら、自分の笛の音と一緒に踊りました。このスタイルは新しく、彼女が最近やっているのはこういうのなんだな、と思いました。

かなりすごい踊りでした。

はじめ、笛をもつ手は振るえ、口を当てたところからは少しよだれが出ていたりして、かなり緊張しているのがわかりました。かっこいい、スマート、とはいえない始め方でした。

でもそのうち、すっかり音と体が一体になって、どんどんどんどん、凄みのある踊りになっていきました。もう震えもよだれもなく。場が動いていきました。

ずっと後で、わたしの「出し物」の番が回ってきました。わたしは自分になにも芸がないので、ちょっとおどけながら、折り紙を使ったマジックをすることにしました。

でもむらさきの紙を出して折りながらも、マジック自体のやり方もさだかでなく、折っているうちに思い出すかな、とあてずっぽうでした。

自分がここでなにをしているのか、わかっていませんでした。

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2008.04.18

春の夜に

春の夜に、雨音を聞いていると、ずいぶんと落ち着きます。

* * *

癖がつくのって、なんでなんだろう?と夜ごはんを食べているときふと思いました。

紙を半分に折ると、折癖がつく。1度折ってしまった紙は、もう折る前の紙には戻らない(アイロンかければ別だけど)。

そういうふうに、なにか、「これは今までやったことがない」ということを一度やってしまったなら、

もうそれをやる前の自分には戻れない、ということ?

そうやって一度付いた跡が、癖に成る、ということかな?

繰り返せば繰り返すほど、くっきりしてきて、もう「この紙を折っていない状態があった」などとは考えられないほど、この折癖が、この紙の、自然で必然のあり方になる。

折れていることが、当たり前になる。

最初に「折ろう」と思うことは、ほんの思いつきだったり、外からのお誘いや促しや強制だったりするのだろうけれど。

その思いつきも、外からの刺激も、どこかかからふいっとやってくる。

どこからやってくるんだろうね?

思いつきというよりは、ほぼ無意識にやりはじめていることだったりもするし。。。

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2008.04.17

輝かしいスイーツ

Img_1893この輝くようなスイーツは、友人の(あ)さんがこないだうちに来てつくってくれたものです。

なにでできているかというと、なんと、クスクス。

そう、あの、アフリカ料理に出てくる、小さな透明のつぶつぶです。

クスクス(全粒のもの)を干しあんずと一緒にりんごジュースで煮てから、アーモンドを加えて混ぜ、型に入れて冷やすと、ケーキみたいになるのです。

固まったら、表面にジャム(酸味のあるジャムが合うそうです)を塗って。。最後にクコの実を飾ったらできあがり。

オイルフリー、乳製品フリーで、オーブンいらずのおいしいケーキが、簡単につくれるのを知って、わお、と思いました。

(あ)さんは、マクロビ学校で学んでおられます。テキストと彼女のノートをちらりと見せていただいたら、とても奥が深そうだ、生活全般に染みわたるものであるらしい、ということがわかりました。

カリフラワーとひえで、マッシュポテトのようなお料理もつくってくれました。これもつくり方はいたってシンプルで、とってもおいしかった。

鍋を持参してやってきれくれた(あ)さんは、ひえが鍋底にちょっと焦げ付いてしまったのを、洗わずにそのまま持ってかえりました。「家でお水を入れておじやにして食べる」と言っていました。鍋底にくっついてしまった1粒1粒も、大切にいただくんだなー、すてきだな、と思いました。

ごちそうさまでした。ありがとう。

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2008.04.16

答え方がわからなった。。。

今朝も妙な夢でした。

大きな試験会場。1枚の紙を前に、「はじめ」と言われて答え始めようとするんだけれど、Q1) 3   3   2 1 Q2) 2  1  2  Q3) 1  Q4) 2 .......といった具合になんのことやらわからんものが書いてある。これはいったいなにをどう答えるんだろうともんもんと悩んでいたら30分過ぎた。

あと30分でタイムアップ。時計を見上げたあとにふとまわりを見回すと、みんな2、3枚つづりの問題用紙を持っている。この1枚の紙はその問題用紙に対応した解答用紙だったらしい。

なんの説明もなく始まった試験だったから、どうも不思議だったけれど、答え方の説明は問題用紙に書かれていたんだ!

それで、試験官をやっているMr. Georgeを呼ぼうと手を上げる。「問題用紙をください!」と言おうとして。それがMr.Georgeはほかの生徒さんのことは気づくのに、わたしのことは一向に気づいてくれない。

もう時間もほとんどない、いまさら問題用紙をもらったって、答える時間もない、もうひどい点数なのは目に見えているな。。。答え方がわからなかっただけなのに、と思いました。

* * *

その後、なぜかこの試験は全員無効ということになり、もう一度別の試験が行われました。それが今度はなぜか音楽の試験。

譜面を渡されて、所見でみんなで合奏するというもの。総勢200人くらいが、いっぺんに合奏するのです。

外国の学校だったこともあって、「誰にとっても初見であること」という条件を満たすために、試験の曲に選ばれていたのは日本のマイナーなミュージシャンの曲。わたしは偶然にも(幸運にも)この歌手を知っていた。今度は大丈夫そう、と思いました。

てきとうに弾いたらそれなりに弾けた。大勢の合奏でした。

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2008.04.10

ともだち

今朝、夢の中に、数年前に南アフリカで亡くなった友人が出てきました。

元気そうだった。

わたしの目の前の地べたに座って、一言も口は聞かなかったけれど、なぐさめようとしてくれてるのがわかった。私はなにかちょっと悲しんでいたのでした。

もう1人、彼と私の共通の友人で(この人は生きている人)、音信不通になって久しいのだけれど最近連絡を取りたいなあと思っている人がいるのだけれど、その人とも、同じ夢の中で会えました。

車の中で隣に座った彼に、「ほんとうに疲れてるの、たくさんの人とずーっと一緒に過ごしているから。。」とこぼすと、「きみの場合は特にそうだよね」と言い、「でも自分の気分を批判しないほうがいいよ」とアドバイスをくれました。

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2008.04.04

感じ取る

桜の花びらが、道の端につもっているのを、片手に掬い取って、ひらひらひらと手からこぼれさせている初老のご婦人がいました。

今日のことです。

思わず少し離れたところで、同じことをしてみました。

手の中の花びらは、少ししっとりとして、涼しい感触。ひらひらと手からこぼすと、風にふわりと乗りました。

わたしたちが同じことをしているのに気づいたご婦人は、「あーしあわせ」とつぶやいて、にこりとしました。

わたしも心の中で、「あーしあわせ」と繰り返してたかも。

複製のイメージばかり眺めている気がするこの頃、外を歩くたびに、木々や葉っぱや空や風が、本物だ、ここにほんとにある、と確認します。

わたしが感じ取るものが、わたしをつくっているとしたら、複製物ばかりに囲まれていたら、わたしも複製になっていくような気がする。

奥行きも深みもないようなものに触れると、がっかりする。。草原の写真をプリントした工事現場のパネルとか。木目プリントを貼ってある本棚とか。

なにか、「その場しのぎ」というメッセージがちらついて、「ここはとりあえずしのがなくてはならない場なのか」と不安になります。

そういう不安にかられないでいられる環境に、あこがれています。なにごとにも、それぞれに必要なだけの時間とケアとがちゃんとかかっているような場。感じ取れば取るほど、奥行きが広がっていくような場。。

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