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2008.04.22

森と山と人を元気するもの

天然住宅という非営利事業のスタートを発表する会にこのあいだ行きました。その数日後には、実際にそこが手がけて建てたおうちを見に行きました。

家を建てるつもりがあったわけではないです。

でも「気密のゆるい家」への夢(偏愛?)のようなものと、日本の森と山への心配のせいで、すすすーと引き寄せられていったのでした。

* * *

天然住宅に携わってる人たちには、わたしの予想を上回る具体的ですてきな夢がいっぱいあって、なんだかワクワクしました(くわしくはHPを)。

たとえば。。。

日本国内の山と森とを、元気にすること。安い輸入材に圧倒されて使われなくなっている国産材を活かして住まいをつくって、見捨てられた杉で荒れている山をお手入れし、他の樹種の植林をすること。林産地にちゃんとお金が行くような仕組みをつくっていくこと(国内版フェアトレードのような?)。

人が本当に健やかに住める家を実現すること。オール電化ならぬ、オール非電化に限りなく近い住まい方のできる家、外の環境との交流を使って涼しさや暖かさ、快適さを得られる家で多くの人が暮らすこと。

長く持つ家(300年!)、壊した後も再利用できる家(廃棄物の山になってしまわない家)をつくること。

Itakura昔ながらの家づくりの工法(板倉工法)をベースにした工法で、クギをつかわずに木の家を建てること(写真のように、はめこみ式なのです)。これははめこむ前に、材木に切り込みや溝を入れるんですけれど、機械ではできません。手でやるそうです。これをできる職人さんは、需要がなくなったこともあってすごく減っているそう。伝統のノウハウを受け継いでくれる若い職人さんたちが育つよう、環境を整えていきたいそうです(林産地には将来的にエコヴィレッジをつくって、そうした人が気持ちよく暮らしと仕事を営める環境にしたいそうです)。

ノウハウをオープンにして、非営利の形で、小さな工務店さんたちとつながりあって、トップダウンでなくボトムアップで、こうした夢を実現していこうとしていること。

* * *

実際おじゃましたおうちは、なんとも気持ちのいいところでした。木の家は火事や地震にも強いこと、壁の仕組みはまさに湿気や空気が適度に出入りできること(高気密ではなく適気密)、壁沿いと屋根沿いに暖かい空気が上昇できるすきま層ができていて(上昇したら屋根から抜ける)、これも室内の快適環境をつくっていること、あらゆる細部に有害物質を使わない配慮をしていること(電気のソケットや配電盤まで)。。。さまざまなことを教えていただいてきました。

すでに暮らしている人によると、住み始めてすぐお子さんのアレルギーが消えた方がいるほか、夏もエアコンいらず、冬はペレットストーブ1台で家中ぬくぬく、だそうです(ペレットストーブの燃料の「ペレット」も、角材を製材したときにあまる木の部分でできるんだそうです)。

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