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2009.01.30

タロ芋の島

Img_3358このあいだ、朝、起き抜けに降ってきたのは、ハワイと、沖縄と、蘭嶼島(台湾の離島)が、どんなに似ているか、ということでした。

ハワイには、今も、米軍によって使われている土地がかなりあります。

ハワイ島のマウナケアの山腹にも、米軍の演習地があって、わたしが行ったときも、途中、道端に赤い旗が立てられていました。この赤い旗は、「ただいま実弾演習中です、ご注意を」というサインだと、ガイドの方が教えてくれました。

マウナケアは、ネイティブハワインの方たちにとっては聖地。ナチュラルなつくりの小さな祭壇があって、貝のレイとかお供え物がしてあるのも目にしました。そんな場所で、軍事演習が日々行われているわけです。。

ハワイ島からも近い、マウイ島のとなりの小さな島カホオラヴェ島にいたっては、第二次大戦中から50年もの間、米軍の管理下におかれて、一般の人が立ち入ることもできなかったそうです。爆撃演習のために、島の自然はぼろぼろにされて、森もなくなってしまったらしい。

カホオラヴェ島は、島自体が、ハワイの4大神のひとつ、Kanaloa(海と海風の神)そのものが化身したものだと信じられていたのに、です。

カホオラヴェ島は長年の返還運動の末に、1994年にハワイ州に返還されて、その後、地雷や不発弾の撤去などの作業期間を経て、2003年にはようやく島へのアクセス管理権限も米軍からハワイ州に返さたそうなんだけれど、

島が元のように緑を回復するまでは相当時間がかかりそうです。(Protect Kaho'olawe 'Ohanaという市民団体のHPに詳しい経緯が書かれています)。

ハワイの小さな島々は、ちょうど日本でなら沖縄のように、台湾でなら蘭嶼島のように、他の地にとって不都合なことをかなり多めに「負わされて」いる、そういうところがあると知りました。。

ハワイも、沖縄も、蘭嶼島も、南国の透き通る海と、紺碧の空と、生い茂る緑のすぐ隣りに、軍事演習場や、軍事基地や、(蘭嶼島の場合は)核廃棄物貯蔵所があるんですね。

* * *

Img_3545もともと、ハワイの島々は、さとうきびやパイナップルの大量生産が始まる前は、蘭嶼島のようにタロ芋の栽培が一番大切にされていたそうです。漁業や魚の養殖もさかんだった。

蘭嶼島のように、両端になだらかに角が立つような形の舟をつくっていて、舟にまつわる神事があったり。。。

環太平洋海洋文化が花開いていたんだろうな、と思います。当時のネイティブハワイアンの人たちは、星のこと、風のこと、夢のお告げのこと、いろんなことに相当精通していたようでした。

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