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2010.02.15

大家さん礼賛

今日の東京新聞で、家賃を滞納する人を追い出す「追い出し屋」さんのことが記事になっていました。

保証人を立てないかわりに、管理会社が大家さんと借主との間に入る。それで、家賃の滞納時にはこの管理会社が大家さんへの家賃を建て替えるようです。だから滞納する人はすみやかに追い出す。。。ということになるらしい。

わたしも以前住んでいたところは、管理会社の物件でした。入るときは、保証人を立てなくていいって、いいな、と思ったのでしたが。。。出るときは、きれいに住んでいたのに、あれこれいいがかりのようなことを言われて、結局敷金がいっさい返ってこず、ひどくがっかりしたのでした。どうやら管理会社としては「敷金は返さないのがあたりまえ」というスタンスのようでした。

他の人にも話してみると、出るときに敷金がまったく返ってこないばかりでなく、上乗せしてさらに支払いを求められるケースも多いらしく、そのときに抵抗したら「ヤクザみたいな人が電話してきて、スゴまれた」という人もいました。。。最終的に訴訟を起こして、勝った、という人もいました。

* * *

今の家は、管理会社は間に入っていなくて、大家さんは生身の人間です。

生身の人間であるだけでなく、なんと、大家さんはお隣に住んでいます。ということで日々顔を合わせるわけです(といっても旅暮らしになることが多いらしく「ほとんどいないんですよー」とのことでしたが)。

生身の大家さん、すばらしいです。

「なにかあったら、ほんとに、いつでも言ってくださいね」と最初から何度も言ってくださって。

正式な入居日より前に、家の床にワックスがけをしたいと申し出たら、快くOKして鍵をあけてくださって、しかもワックスがけ作業をしていたら、珈琲をいれてお盆に載せてもってきてくださいました。帰り際には庭のキウイの木から、たくさんキウイをもいでおみやげにくださいました。

家具もたくさん、ゆずってくださいました。ガスレンジ、木のテーブルや椅子、本棚、洗濯機につなぐホース、物干しスタンド、立派な遮光カーテンとレースカーテンの一式、ガスファンヒーターなどなど、たくさん「よかったら使ってください」とくださいました。

引越し当日は、冬至の日だったのだけれど、なんとか荷物を入れて、ほっとした夕方頃、ピンポンがなったので玄関をあけると、庭からもいだばかりのゆずを両手いっぱいに乗せて大家さんが立っておられて、「今日は冬至ですから、ゆず湯にどうぞ」とくださいました。

引越しの数日後、「近所を案内しましょう」と言ってくださって、大家さんと自転車に乗って近所を走りました。一番近くて品揃えのいいスーパーとか、野菜を買うならここ、とか案内してくださって、ついでに一緒に海岸へ行って、花火見物もしました。とっても楽しかった。。

それからしばらく後、荷ほどきを終えて落ち着いたある日、庭先の窓から「あの、これどうぞ」と大家さん。手にはバリ島のコーヒー。「来週からバリに行くんです」とのことでした。

ふつう、おみやげは行った後にくださるのが多いけれど、行く前におみやげをくれる人もいるんだなーと、びっくり、楽しかったです。

僕が不在のあいだ、こまったことがあったら母に言ってください、と言い残して大家さんは旅立ち。。。大家さんのお母様が、数日に1度、大家さんの家の郵便物や動植物のお世話にやってくるようになりました。

このお母様も、大家さんと同じくらいすてきで。。

Choco いちばんびっくりしたのは、先日、バレンタインデーの前日の夜。パートナーと一緒に帰宅すると、パートナーが「ポストにバレンタインのチョコが届いていたよ!」とびっくりしているので、自分で入れておいてびっくりの演技かな?と思ったら、チョコに「七里が浜の○○」と大家さんの苗字を書いた紙が貼ってありました。

なんと大家さんのお母様が、くださったチョコでした。。!

これはほんとうに、びっくり度200パーセントでした。なんてスウィートなんでしょう、とその晩はずっと、幸せな気持ちでした。

ここに越してくることについて、カードを引いたとき「ファミリー」を意味するカードが出て、「より大きなファミリーができますよ、動物たちの高次の霊のファミリーですよ」と言われたのですが。。。動物たちのファミリーもできたのかもしれないけれど、人間のファミリーも大きくなってきたかのような、そんな気がするこの頃です。

そろそろ大家さん、旅からお帰りかな。。。

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