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2010.03.04

透きとおる

昨夜は鎌倉ソンベ・カフェにて、Walk9・韓国巡礼の報告会に行ってきました。

懐かしい面々の元気なお顔を見れただけで、お腹いっぱいでした。

スライドを映しながら、おひとりずつ、各地点の報告をしてくださって、お話を聞きながら韓国1周できるように工夫されていました(駆け足だったけれど。。)。鮮やかにWalkの様子が開かれていきました。

でもお話も写真も、興味深かったけれど、なによりいちばん印象に残ったのは100日一緒に歩いたメンバーのみなさんがまとっている、透明な空気感でした。デッパリや濁りがない感じで。。サラサラしているのでした。

ありがたいことでした。

(ぢ)さんが描いたという、絵がかけられていて、後半のライヴの音楽を聴きながら眺めていました。下半身が人魚の女神が数字の「9」を抱いている構図なんだけれど、見ていると、その「9」が♀と♂のデッパリ部分を取り除いた、人としてのエッセンスのように見えてきました。

まるで生き物のような「9」。

それを腕に抱く女神さまは、髪に大宇宙を宿していて。。。ポニョに出てくる大ーきいお母さんを思い出しました(見た目はぜんぜん違うけれど)。

女神さまは胸も豊かで、人魚の下半身の尾びれはきれいに2つに割れて反り返っていて、♀と♂のでっぱり部分を両方そなえている感じでした。

すごい絵だなーと思って、描いた(ぢ)ちゃんにお話をきいたら、「とりつかれたようになって、3日間、のまずくわずねずで描いた」とのこと。ひゃあ。

* * *

Photo そしてここ数日、よく思い出すのが、先日の有元利夫展で見た素描やリトグラフの人物の表情です。

いわゆる「笑顔」は1つもありませんでした。あの中間領域の人々は、口をニッとしたり、ほっぺたをむにゅっとさせて笑う、ということをしないのです。

でも内側に明るさを宿していることが、伝わってくるんです。

たぶん、まなざしが透明だからです。

あの領域の人は、もう、人間界の流儀での笑いからは離れて、もっとずっと軽やかで微細な明るさとともにいるんだなーと思いました。

とても真剣なまなざしの人もいましたが、真剣だからといって重たくならならず、透きとおっているのでした。

そしてやはり、性別不詳なのでした。男性にも女性にも見える。。。

あの存在感を、折に触れて思い出しています。

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