« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010.08.21

翻訳は翻訳でも

Img_6770_2 夏のたのしみ=夕暮れどきのコーヒー@葉山の海の家blue moon。

海にいくと、ほんとうにぼーっとできて、助かります。

ねこのにゃみちゃんが体調を崩しているこの夏なので、いちどきに家を留守にできる時間は限られているけれども、少しでも海で過ごせることに、助けられています。

+ + +

ここ1週間ばかり、夜見る夢の濃度が濃いです。濃すぎて、目覚めた後の日常に戻るのに一苦労な毎日。。。

今朝の夢も、「Things aren't what they seem to be.(見かけは実情と違う)」というテーマな夢で。この場所もここにいる人も心地よいと思っているわたしは、実はだまされて/惑わされている、そしてそれに気づいていない、実はみんなおばけだった、という内容。。。

実はちょっとそのような話をおとつい聞いたばかりでした。翻訳仕事の取引先で、大幅な人員削減が進んでいるらしく。。。「次のターゲットはあの社員」というのがみんなにはわかっているのに、本人だけはそれに気づいていないらしい、といううわさを聞かされて、なんともいえない気持ちになりました。

そしてわたし自身、実は気づいてないだけで、自分も翻訳者としてもうじき「不要」になるのかも、と思い始めたら、もう雪だるま式に悪い方向への想像が膨らんでしまいました。

でもかねがね、こうして翻訳の締め切り地獄の中で一生暮らしていくのはなあ、とも思っていたのだけれど。。

+ + +

初めて翻訳のお仕事をもらってから、今年で21年。翻訳を仕事にしてみたい、と一瞬思った高校1年生の自分がいたことを、ほんのり思い出します(幾多の夢の1つだったけれど)。

まさか自分が翻訳だけで食べていけるようになるとは、正直思っていなかった。。。しかもインテリアや暮らしという、ソフトな分野でできるとは。。

暗中模索&全力投球で単発の翻訳バイトをやっていた頃から、リサーチャーや編集者としてのお仕事を経て「いろは」を覚え、あっちへ行きこっちへ行きしながら最後にフルタイム翻訳者になったときは、「1日中翻訳だけしてていいなんて」と感慨深かったのを思い出します。

ぴったりの訳語が思いついたときのうれしさは、いまだにある。。。でも今は、訳しても訳しても、それがコピー用紙のように消費されていって捨てられていくような気持ちもあって、お金はもらえても徒労感が否めません。

「飲めて当たり前」な都市部の水道水のように、「翻訳文」だということを感じさせない「読めて当たり前」な文章に訳すには、原文の言いたいことを把握できる言語力以上に、リサーチ力、表現力、発想力が必要で。。。実際の作業は相当地味で孤独で、一度訳したものをさらになめらかな表現に練っていく作業や、誤脱字のチェック作業には、体力も必要で。。

そうなのだなぁとわかる程度にまで、自分もようやく翻訳者として少しは成長してきたんだなぁと思うのだけれど、からだに堪えてきているのも確か。そこまでの労力をつぎこむに値するものを訳してるのかな?ということもあり。。。

ファストなペースの商業翻訳ではない方向を、そろそろ真剣にさがす時なのかなぁとも思います。

でもどんな方向があるのか、まだケントウがつかない。。。(汗)

そこまでの労力をつぎこみたい、と思うものを訳すとなると、たいがいボランティアになるので、食べていけなくなってしまうし。。。。

翻訳は翻訳でも、人間以外の言語でやりたいような気持ちもある。。。異種間コミュニケーション。。。。。。虫や動物や鉱物やおばけや波や家。。。いろいろ人間以外の言語ってあると思うのだけれど。。それこそどうやったらお金になるのか疑問だ。。

というかこれができれば、もう現金は要らなくなる、とかだったらいいのにな☆ 

というか、そもそも、できるようになるにはどういう勉強したらいいのかっていうのもモンダイ。。。。。。。昔は木と話ができたこともあったんだけれど、限定された1本の木、とかだったりして、汎用性がなかったし。。うーん。。。。。。

| | コメント (2)

2010.08.14

虫の保護

引っ越して初めての夏なので、この夏が暑いのは、(1)この土地のせいなのか、(2)この家のせいなのか、(3)今年の夏はどこもいつもより暑いのか、わかりませんでしたが、どうやら(3)のようだ、とわかりました。

そしていろんな虫の訪問客がよくあって、なかでも蚊が多いんだけれど、こちらは(1)この土地のせいなのか、(2)この家のせいなのか、(3)今年の夏はどこもいつもより多いのか、どうなのかが未だにわかりません。

Img_6764いずれにしても、家の中に入ってきてしまって困っている虫には、これです。

透明プリンカップと葉書。

これを今年はリビングにも寝室にもスタンバイしてあります。

迷い虫を見つけたら、どこかにとまっているときに、上からプリンカップをかぶせます。そして葉書を下からすべりこませる。これで保護完了。

そのまま庭先に持っていって、外へ放します。Img_6766

蚊は動きがわりとゆっくりなので、簡単に保護できます。今日も、お客さまの目の前でひょいっと保護したら「こんなふうに蚊をつかまえるのは初めてみた」と感心されました :)

でもほんとに簡単なのです。そして保護率、高いです。

カマキリの子供なども、簡単です。

葉書は、だいすきな友達がくれたものや、気に入っている絵の入ったDMなどを使っています。見て明るく楽しい気持ちになるのがポイントです。

虫のからだに直接触れない方法なので、虫にもストレスになりにくいかと思います。

そして保護してから放す前に、すこしじぃっと虫観察ができるところも楽しいです。たとえば蚊の場合、「ほーう、この鋭いところで刺すんだね、立派なのがついてるね」と(自分が刺される心配がないので)ゆとりの気持ちで感心できたりします☆

実はわたし、前は虫がたいへんニガテでした。でもパソコンにのぼってきて手をくるくるするクモくんや、朝着替えをするときに飛んでくるハエのぶんちゃんなどとの出会いを経て、いつからか、虫にちょっと関心が出て、感心するようにもなって。

自分の恐怖反射をやりすごしてから、落ち着いて相手を見ることができると、また別の、親愛(?)に似た気持ちが湧いてくる、ということを知りました。

言葉を使わないコミュニケーションへの興味が持続しています。。

余談だけれど、最近は、言葉ではなく色やリズムやパターンや音楽(?)でコミュニケートする、というお相手とお近づきになりたくて、試行錯誤中です。




| | コメント (0)

2010.08.08

身軽になるために(たぶん)

Img_6751 引越し先の庭を掘り返してつくったマイクロサイズの自然農畑で、じゃがいもがとれました。

掘り起こすのを忘れていて、かなり時間がたってしまってので「溶けてなくなってるかも。。」と怖かったけど、ちゃんときれいにそこにいてくれました。

昨夜、ほかの野菜と一緒に重ね煮して食べたら、うまかった☆

ほかのことがあまりにいそがしすぎて、ほったらかしにしすぎた畑だけれど、やっぱり自然ですごい。すごすぎる、と思いました。

自給には程遠く、今は「自分でやってみる」「経験してみる」ということを主眼にした軒先畑ですが、自分にも一応、農作物のアテンドができるみたい、と実感できるのはうれしことです。

+ + +

知人が、昨日東京を出発して、アメリカのニューメキシコ州の、サンタフェに近い、ゴーストランチという場所に、現在移動中です。

ニューメキシコのアルバカーキー空港から、サンタフェに向かう道中で、空に虹が出ていた、とツイッターに写真を載せてくれていました。

その写真を見て、ああ、なんて懐かしい、と思い。。。20代の頃アルバカーキーで過ごした時間をほんとうにひさしぶりに振り返っていた、ちょうどそのとき。

なんともう6年以上、いやもっとかな、連絡をとりあっていなかった、そのアルバカーキーで過ごしたときにお世話になった家の人から、連絡をもらいました。

びっくりした。。。このシンクロぶり。。

ニューメキシコは、わたしが行ったことのある地球上の場所の中でも、とりわけ好きな場所の1つでした。ほんとうに空が青くて広くて。

でも事情があって、今はこの場所は、わたしにとって、”傷”の場所にもなっています。

その”傷”を、改めて見てみるときが来たのかな。。。

春分の日から、小学生のときの性暴力の”傷”を見直す作業をしてきたけれど、立秋になって今度はこっちのいわば思春期~青年期の”傷”を見ていく番なのかしらん。

こんな振り返り作業ばかりなこの頃なのは、どうしてかしらん。。

でも身軽になるために、必要なこと、のような気もしてます。

こうしたことを、見せてくれている存在に、ありがとう、とふかぶかと思います。

| | コメント (0)

2010.08.03

天草から寒天

初夏に相方が海で採ってきた天草を、ひんやり寒天おやつにしました。

Img_6525 ←こんな紫色の海草Img_6727が。。 天日干しでこんな麦わら帽子色のふわふわ物質になりました→。

初めての「は」の字なので、今回は乾燥天草25g分だけで、やってみることにしました。

まず水であらってから、大なべで沸かした1リットルのお湯に、お酢大匙1杯入れてから、天草投入。

そしてぐつぐつ。。。。

Img_6729弱火でしばらく煮たら、Img_6732ざる+ふきんで濾しながら、煮汁を取り分けます。

煮汁はクリアー。これを型に流しいれて固めるだけ!

Img_6733Img_6743固まると、かなりシッカリとしたぷるりん状態になりました。

あら熱が取れたら、冷蔵庫で冷やします。

ダイスに切って、あずきと黒蜜をかけて、いただきました☆Img_6752_2

海草の香りがするかと思いきや、黒蜜やあんこがかかると、まったくそんなことはありません。

なにより歯ごたえがあっておいしい!

* * *

一度煮た天草を、もういちどひたひたのお水で煮出して「二番煎じ」すると、こんどはふるんふるんとした、少しゆるめの寒天ができるそうで、やってみた。

ミルクかんにしてみました。マヤナッツ入れたら、マヤナッツだけ沈んじゃって、まるでプリンみたいなルックスになってしまったけれど。。。Img_6740

25gで2度おいしい天草。。

ちなみにお店売っている棒寒天は、この天草の煮汁を固めたのを、凍らして乾燥させたものだと知りました。ということは高野豆腐の親戚みたいなもの!

昔ながらの保存食の知恵って、ほんとにすごいですね。

| | コメント (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »