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2011.07.29

黙って一緒に

Img_7807 昨日、お昼ごはんを食べた後、「強制終了」ボタンが押されたみたいに、活動停止状態になりました。

やらなきゃいけないこと、締め切り仕事も、いろいろあるのに、どうしても眠くて。

眠って、眠って、目覚めたら暗くなっていました。ひさしぶりの、夢のない眠り。途中で、意識はあるんだけれど眠っている、という状態になったりもしました。なにか足のほうに、満ちるエネルギーが通ったり。。

目覚めて、なんだか脳みそそのものが、ふわんふわんした感じなまま、自転車にのってお買い物に出かけたら、街行く人が、それぞれにそれぞれのことをしているのが、かわいらしいな、と思った。

自転車でおしゃべりしながら走るお母さんと子どもたち。自転車屋さんの軒先で修理をしてるおじさん。八百屋さんで「この傷のついたほうのでいいです」といいながら桃を買っているお兄さん。それに対してなにかもごもご言っている八百屋さんのおじさん。ひとりで自転車を走らせてお買い物に来ている、小学生くらいの男の子。

なんだか、いつも虫の身づくろいや、散歩中の犬を眺めるときと同じように、人を眺めていて、新しかった。

眺めているだけで、深く満足した。。

ずっと昔、電車でいわきのあたりを旅してたときに、駅のホームを行く人の流れを、電車の中から眺めていて、おひとりおひとりが、きれいな模様のついた上等の瀬戸物のお茶碗のように、感じたことがあったけれども。

今夜は、もっと、人は壊れやすくなかったし、上等でもなかったし、なんだろう、そのままで、ただその人のしてることをしてるだけのその様子が、満足をくれた。

* * *

猫のマゴトラは、だんだん私のところにくると、おもてなしを受けられることを覚えてくれて、今日は窓に手をかけて背伸びをして、顔をのぞかせてくれた。

来ているよ、とお知らせしてくれたのでした。それで猫ミルクをあげました。

あまり積極的なことはしない猫だったんだけれども。少し積極的になってきた。

前は50センチ圏内にわたしが入ると、反射的に「シャー」と言ったのが(ぜんぜん怖くないんだけれど。。)最近は、言わなくなってきた。

それでお勝手口の網戸のきわきわのところにじっと座って、網戸一枚隔てたとなりで、わたしがフライパンで炒め物するのを、興味深そうにじっと見上げていたっけ。

こうやって一緒の時間を、すこしばかり、過ごせるのが、うれしいです。

* * *

少し前に、マレーシアの森の民、プナン族には「ありがとう」という言葉がないというお話を聞いたのを、今日思い出していた。

プナン族と一緒にしばらく過ごした彼女によると、お互いを思いやる深さは、それは深いものだったそう。

どこかで、いまだに「ありがとう」という言葉、上手に使えないでいるけれど(特に面と向かって)。。。プナン族の森にいたら、それはあんまし問題ではなくなるんだな。。。

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