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2011.07.02

ながなが日記

Img_0177 ことしも、黄色い花が咲きました。暑い季節に咲いてくれる花。(去年、”雑草”かと思ってたら、どんどこ花をつけてくれてびっくりしたんだった。。)。

そしてはやくも、夏至を通り越しましたね。。

そう、その夏至のときから。。。動物ボランティアに加わらせてもらいに、とある東北の被災地に行ってきました。

ひとりで、見知らぬ人の集まりに、泊りがけで加わるのは、はっきりいって、すごく苦手です。それでもやっぱり行きたい、行こう、と思ったのでした。

食糧も宿泊も、基本的に自前で面倒みれるように、とのことだったので、バックパックにアルファ米やらシェラカップやら寝袋やらマットやら雨具やら長靴やらをいっぱいに詰めて、よっこらしょと背負って、夜行バスに乗り込みました。

昔々、槍・穂高への登山で背負っていたバックパックを、久々に背負ってみて、ちょっと前に夢の中で大きなバックパックを背負って歩いていたのを思い出しました。

重さはあるんだけれども、つらい、というほどでもなくて。

バスは雨の朝、街に着いて、そこから都市間バスとローカル電車を乗り継ぎ、さらに20分ほど歩いて、テントやプレハブで仮ごしらえした被災動物シェルターに到着しました。

道すがら、通りがかりの地元の方に、朝も早くから親切にしていただいたり。。。ありがたかったです。

こういう、旅の行程が、けっこう好きだったりします。道のりは、長くゆっくりなほうがよいです。土地を移動するとき、時差がない土地間でも、早く移動しすぎると時差ぼけみたいなのにかかる感じがあって。

ボランティアをしに行くのでも、その土地におじゃまするまでの部分は、ほかの旅と同じように、気持ちだけ丁寧に、やりたかった。土地にちょっとごあいさつしつつ、移動できるように。

110 5月に北カリフォルニアの山向こうに、intuitive communication with animals & natureを勉強しにいったときも、サンフランシスコまでヒコーキで行ったあと、港から都市間フェリーに乗り、さらにそのあとローカルバスを2本乗り継ぎ、えんえん6時間くらいかけて(ローカルバスの待ち時間が長かった)、先生の家&牧場のある小さい町にたどり着きました。

(先生からは、ローカルバスは「サイアク」だからやめなさい、と言われ。。。ほかのクラスメイトからも、すごい根性あると感心されたけれど、自分はわりと楽しんでしまいました)。

旅に出て、その土地や、動物たちに会うことを、こうして震災後2度ほどやってみて、ほんとうに、こうしてほかの種と関わっていくことを、もっとしたいと思うこの頃です。

113_2 099北カリフォルニアの先生の家&牧場は、犬のNorman、猫のMiles、Tule、Phoebe、Princess、馬のIsabell, Rio, Liam, Corazon、Dakota、Chesapeake、それにやぎと小牛とにわとりがいて、超ウルトラシャイなPrincessを除くみんなと、仲良しになりました。
(Princessはクラスメイトの誰にも姿を見せてくれず。。わたしにもチラッとだけしか会ってくれずで、クラスのあった1週間は彼女にとって悪夢の1週間だったもよう。。申し訳ない)

107 宿泊した山小屋では、兄弟のくろねこのCastorとPolluxがいた。

070103わたしの小屋は、山の一番奥手にある、一番ちいさい一人用の小屋で、カーテンのない窓からは木々しか見えず、夜はもうまっくら。そのまっくらな中、まっくろねこのCastorとPolluxは、わたしの小屋までお見送りに来てくれたり、遊んでいってくれた。。

山のふもとの管理人さんの家も、わんこが2ひき、羊が3びき、にわとりいっぱい、ねこ2匹、と大所帯。

055毎朝、クラスメイトよりも一足先にふもとに下りて、朝ごはんの草をはむ羊の横で、メールチェックさせてもらいまいした(管理人さんの家の横の牧場なら無線がつながったのです)。

そしてしばらくメールを打ったりしてると、わんこたちがどこからか、こちらをめがけて走ってきて。。。。。ベロベロ攻撃にあうのでした。

* * *

Img_0216 被災地動物のシェルターでは、3日のうち、2日を猫舎の手伝い、1日を犬のお散歩とガテン系作業(物資の運搬や運動会テントの設営)をして過ごしました。

担当した猫舎のねこたちは28名。全員の名前(名前不明のねこさんは通称)をするりと覚えられたのも不思議だったけれど、それぞれの独特の存在感を今もすごく感じてて、なんだか不思議。

気がかりなねこさんもいくにんかいたけれど、おおぜいのねこさんは、思っていたよりもうんと明るく元気で(けなげ、ともいうかな。。)、頼もしかったです。

逆に元気をもらいました。

みんなどうしているかな。。今も元気だといいなと切に思います。

たまたまお散歩のお相手になったわんこのひとり(おあずかりわんこさん)は、小さい体でもうダッシュ!を繰り返し、一緒に走って汗だくになりました。。。(汗) たのしかったです。

シェルターでボランティアされてる人間のみなさまも、すてきな人いっぱいで、「ああ、こういうふうに年をとりたい」と思うかたがたとも出会えて、いろいろに、ほんとによかったです。

* * *

津波の被害にあった場所にも、ボランティアにご一緒した方のご好意で、連れていってもらえました。そこで体験したこと、感じたことは、どうにも言葉になりようがない感じで。伝えたい気持ちがないわけはないのに、なにもいえずすこし困っています。

まあでも無理に言葉にしなくてもいいんだ、自分はジャーナリストじゃないんだから、と思ったり。。というか、ジャーナリストをお仕事にしてる人って、ほんとにすごい、と思う。

Img_0209_2 写真、すごいわかりにくいけれど、がれきのすみに、ピンクの花をつける緑の草が、新しく生えていました。

あざやかなピンクの花たち、たくましいなと思いました。

被災地のことは、やっぱり、行ける人は、一度行ってみてもらえるといいな、というのが、自分の個人的な思いです。感じることは、みんな、それぞれだと思うので。。

それに、ボランティアの現場は(動物ボランティア以外も)どこも人手が足りてないようで、1日でもいいから来てほしい、というのが現状のようです。

ひとりでやってくるボランティアさん、大勢います。わたしのように、大人数や集団が苦手、という人も、少なくないみたいでした。

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