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2012.08.31

お別れ

お隣さんが昨日、お引っ越ししました。夕方、お隣さんちとひとつながりになっている庭を歩いて、からっぽになった家を眺めていたら、なんとも寂しい気持ちになりました。お隣さんのお引っ越しで、こんなに寂しくなったのは、初めてかも。

Img_3037 寂しかったのと、たまたま洗濯物が多かったのとで(相方が旅から帰ったばかりで)、今日は洗濯物を庭にいっぱい広げて干してみた。そうしたら、シャツの色が思いのほか楽しくてきれいで、ちょっと元気でました。

それにしても、胸の中に穴がひとつ開いたようで……。少し前に、引っ越すことがわかったときも、とても気持ちが沈んでしまったことを思い出します。

お隣さんとのおつきあいは、ここしばらく難しさがあって、気持ちが沈むことも多かったので、じつは心の片隅では「もしかしてお引っ越ししてくれたらなあ」と思うことさえありました。でもまだ越してらしてから日も浅いし、引っ越すなんてありえない、と常に思っていたのでした。それが、いざほんとになってしまうと、こうも寂しい気持ちになるなんて。

自分でも自分の反応が理解できなくて、いろいろと思いめぐらしてみているのだけれど……だんだんじんわりとわかってきたのは、お隣さんちのアフガンハウンドの(み)さんには、やっぱり毎日、とてもお世話になっていたんだなぁということ。声が聞こえるだけで、そこにいてくれるだけで、やっぱりうれしかったのでした。

「先生になってください」と頼んで以来、(み)さんは毎朝、わたしがゴーヤの水やりに庭へ出るたびに、窓辺に駆けつけてきて、わん、と声かけてくれて、そのあとはペタリとそこへ座りこみ、じょうろを持って何往復もするわたしをじっと見守っていてくれたものでした。

でも、もう会えないんだ……。こういう別れ方というのは……小学校のとき、ご両親の都合で関東から北海道に引っ越すことになった友達との別れを、思い出します。子どもである自分たち同士では、いかんともしがたい別れだった……。

遠く離れても、会おうと思えばまた会える、というのが大人同士の別れだけど、子ども同士の場合は、そんなふうにはとうてい思えなかった。

福島近辺の子どもたちも、大勢がこういう思いをしているのかと思うと、胸がきゅうとします。

あたらしい家では、(み)さんと、兄弟の5匹のわんこさんたちとが、また元気に庭をかけまわって、太陽をいっぱい浴びて暮らすことができますように、と祈る……。

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2012.08.25

セルフケア

今月初旬、風がなんか秋だな、と感じた日がありました。後でその日が立秋だったと知ったときはちょっと驚いた。。。

今日は、陽の傾きがまた一段と増したなあ、と実感中。季節の輪は着実にまわっていますね。

おとといが処暑で、でもいっこうに暑さはおさまらないけれど、それでも風の涼しさは前とは違ってきてますね。夜になると、虫たちが、り、り、り、と元気よく鳴いてます。

そろそろ線路沿いにはおしろい花が咲いて、いい香りを夜道にふりまきだすんだろうな…。

* * *

「今日1日、どうやって過ごすといちばん涼しいか、いちばん体にラクか」がいまだに日々のテーマになっている毎日です。この熟しきった果実みたいな暑さの日々は、いったいいつまで続くんだろう…。

今月初め、軽い熱中症になったころ、こんな暑さがまだあと1カ月も続くんなら、どうやって生きていったらいいかわからない、とかなり深刻に思ったのを思い出します。

いつもお世話になってる野口整体の先生の個人指導を先日受けたとき、少し前に軽い熱中症になって、とお話したら、どんなふうだったんですかときかれたので、こうこうこうでした、と説明すると「それはあぶなかったですね」と言われました。あぶなかったのか…。知らなかった…。

それでもその後、琵琶湖のほとりでカフェをやってるともだちをたずねていって、朝晩は涼しく、昼間は暑くなったら目の前(徒歩10秒)の湖にじゃぽんと入れる暮らしを3日間させてもらって、時計も携帯もほとんど見ずにのびのび過ごしたら、体調はすっかりよくなりました。あれはほんとにおかげさまだった。。。

Img_2959 Img_9182 Img_9208 琵琶湖があんなに南国の海みたいに透明できれいだとは知らなかったし、朝ごはんを浜で食べたり、毎食のごはんをみんなであれこれ考えてつくったり、さんざん泳いだあと小さい焚火をたいてマシュマロを焼いておやつに食べたり、キャンドルライトでお夕飯を食べてずいーとおしゃべりしたり、浜に寝ころんで星空をながめて、流れ星がいくつも流れるのを眺めたり、カフェのオープンの準備でお掃除をお手伝いしたり……どれもこれもが楽しかった。

小さい子どもたちを連れて関西圏の友達が遊びに来てくれて、おかげでさらに楽しさ倍増でした。

近くにお店などない場所で、先に送っておいた食材や、ともだちのお父さんが畑でつくっているお野菜を差し入れしてくださったのやらで日々の食事をつくったんだけど、考えてみたら、この3日間はお金を使うってこともしなかった。

Img_2953 (ともだちのカフェでいただいた飲み物は、ほんとなら、お金を払わなきゃだったけど、お手伝いと交換ということにしてもらったしで---大したお手伝いはできなかったんで恐縮だけど)。

Img_2948 ともだちのカフェは、カフェほとりポトリという名前。今年の夏はもうあと2日しか営業予定日がないけれど、とっても気持ちのいい自然素材の空間で、はんぱなくおいしいフェアトレードコーヒーが飲めて、おすすめです。少しだけどテラス席もあるので、水着のままでもOK :)

http://waku-waku.org/hotori-potori/

* * *

今日は、ちょっと過信していたら、また日中頭痛が来てぐったりしてしまいました…。先手を打ってセルフケアをしていかないといけない、と改めて気づかせてもらい中…。

セルフケアって、どうも、苦手感があるようです。自分のことはさしおいて、世のため人のためにお役立ちしようとしないといけない、というような、どうもそういう考えが、自分の奥底にある気がして、うーむ、と思っています。

つらい境遇にいる人や生きものがいるのに、自分のことばかり考えてるなんて、という考え方。

震災後、特に顕著かもしれない…。でもそうやってがんばっては倒れる、というのがパターンとして浮上しているから、どうもこれについては、個人的に、もうちょっと丁寧に見ていかないといけないプロセスだと、思ってるところです。

セルフケアへのそこはかとない罪悪感みたいなものとどうつきあっていくか、十分にお役立ちできてない自分をどう受け入れていくか…。

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2012.08.20

単純な循環?

20120818_130431愛するという言葉の意味が、わからない、とずっと思ってきて、今だもって謎なんだけれど、今、猫の額ほどの庭を眺めながらごはんを食べていたら、唐突に降ってきた想いがありました。

「愛したら、愛がかえってきた」

この北側にある小さい庭は、今年の春まで、どうしたらいいかわからずにいた場所で。「雑草」が伸びたり、前の住人が植えていた宿根草が花を咲かせたりするのを、時に少し困ったりしつつ受身で受け取ってきました。

明るい日差しと、緑の芝と、キウイ棚のある、広い南側の庭(この庭は借景だけで、実際はお隣さんの庭)のほうに、気をむけて2年ほど過ごしていたのです。

でも今年の春、なぜか、この小さい北の庭が大好きになりました。

芝がメインの南の庭とはまた違って、季節ごとに、自分が植えてもいない野生の草や花が順繰りに生える北の庭。

20120719_122742思いどおりにはならないし、いいときもそうでもないときも、すばらしいところも困ったところもあるけど、大好きになって、自分なりにちょっとお手入れをして、毎日水やりをしてこう一緒にいて、花々の咲く様子や、蜂や蝶や小鳥が来てくれる様子や、イモムシがはっぱを丸裸にする様子や、一度元気がなくなった木なんかがまた葉っぱをぐんぐん伸ばしてくる様子を眺めてきました。

ことりの夏の水浴びのために釣ったお風呂を、ことりがぜんぜん使ってくれなくて、かわりにアシナガバチが毎日入りに来てくれたり。いんげんを育てようと植えたところ で、その土に混ぜ込んだコンポストに入ってたかぼちゃの種(?)が発芽して、いんげんより立派な感じで大きくなってきたり。ギボウシの茎についてた、カビだとばかり思ってた白いフワフワが、突然動いて(!)、じつは綿あめみたいな体をした米粒大のかわいい虫だったことが判明したり。そういう意外性も楽しくて。。。

いろんな動きのあるこの庭を眺めてたら、さっきの、「愛」についてのことが降ってきた。

愛ってこういうものなのかー。。愛すると、愛がかえってくる。
そういうことなのかー。ならば話は簡単だなぁと思いました。

相変わらず愛という言葉は苦手なので、自分の中では言い換えて、大好きになると、喜びがかえってくるんだな、と納得しました。

庭だけでなくて、のらねこについてもたぶん同じ。ことりについても。家族についても。にんげんのともだちについても。

単純で幸せな循環、なんでないか、これ?

(でもたぶん、今の自分が思考力がなくなりすぎて、単純バカになってるだけなんだろうとも想像する。。。)

けど、単純バカでいるのって、主観的には幸せ度高いです。

最近はほんとうに、生きものが生きてる様子をただ見てるのがうれしい。

欲望のデトックスが進んできたのかな?

でもメディアや店先やどこだかわからないとこから取り込んできた、へんな(?)欲望を、体から抜く作業…に意識的に取り組んできたわけではないので…。

歳とってきたおかげで、ちょっとは進んだのかな??

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