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2015.03.04

削り馬(2)

20150224_093127食べ物でいちばんすきないちごを、朝ごはんのオートミールに添えるのは、自分的にはかなりの贅沢なわけだけれど、やっぱり大好きなものは心身がくたびれているときに一番効き目があります☆

いちごは本当に特別です。特別に元気が出る。

さて、削り馬の続きのお話です。無事に生木のセンダンと、SPF材 の本体が合体して、簡易型削り馬がとりあえずできあがりました。20150223_151858

ラップシェーブなどと呼ばれたりしている、ひざに乗せる(ラップトップ)タイプの簡易型削り馬をつくっている方がいらして、(North House Folk Schoolというところでつくり方を教えておられるようで、←このサイトに行くと写真もあり)、これを参考に、前足だけ付ける形にしました。本物の削り馬と、ラップトップ削り馬のあいのこみたいになりました。

椅子に座って、赤いベルトを腰の下の方にまわして結んで、体に固定して使います。

20150220_153136 たたんで前足をはずすと、こうなって、肩からぶらさげて持ち運べます。

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コンパクトさと軽量さ、持ち運びやすさと、ときめく見た目は望み通りになりました。

肝心の使い心地は。。。試用で、大きめのジプシーフラワーをつくってみたところ、一応使えました☆ ベルトを結ぶと、思っていたたよりもちゃんと作業台を固定できます。ただ、Y字の前脚の開き具合がせますぎて、そこのところの安定感がいまひとつ。。。使わずに置いてあるときにこづくと倒れそうになったりも。20150211_151716この設計だと、前脚は下の方だけ二股になっているのでは狭すぎで、もっと上のほうからぐっと開きのあるY字枝でないといけなかったみたい。

  もっと安定させてがっつり太い枝をけずったりもできるようしたいので、前脚はつくり直すことにしました。お隣さんの家の雨どいの上にさしかかりそうな勢いのセンダンの枝が、ちょうど、かなり開きのあるY字枝だったので、この枝に新しい前足になってもらうことにしました。(ただ節にあたるところをホゾにするのは、かたくて結構たいへん。。。がんばりました)。20150228_124032

脚が安定すると、もっと使いやすくなったけれど、ベルト式はいちいちベルトを結んだり外したりが、意外と面倒だなー、ということも浮上してきました。本式の削り馬のように、さっとまたがって作業して、さっと降りて他の作業をできる、というほうが、やっぱりなにかと楽かもなあ、と。

というわけで、第二段階として、このポータブル削り馬くんを、家にいるときにはベンチ型のボディーの上に載せて、定住型(?)の馬として使えないか、と考えました。

30分自転車を走らせて(いい運動になります汗)、ホームセンターでボディーになる厚板をみつくろってきました。ベンチは、座るところは幅ひろく、さきっぽは細く(ポータブル型を載せられる幅に)するために、幅広の板で、わりとまっすぐな木目が左右同じ感じで通っているSPF板を選びました20150222_151913 (今回のSPF板には「スプルース」と書かれていました)。

板の半分くらいまでのところを、スリム化します。のこぎりで半分くらいの場所に切り目をいれてから、縦にして固定して、割り取っていきます。20150222_175245ナイフを当てて、トンカチでたたいて食い込ませて、木目にそって割っていきます。中から木目の流れが浮き出てくるのは、やっぱり楽しい…。

おおまかに割り取ったら、横にして固定して、こんどはドローナイフ(日本では「銑」と呼ばれる、両手で持って使うナイフ)で削って成形20150222_173208 。ボートのオールのような形にしました。

しかし、わたしはほんとうに、のこぎりがへただなあ、と今回も実感しました。左右同じ高さにまっすぐに切り込みをいれる、というそれだけのことが、うまくできなかった(汗)。でも自分は指物師を目指すわけではないので、よしとします。だいたいこんな感じ、という、おおらかさを大事にしよう、うん。。。

20150223_161629 このボディーに脚をつけてベンチにして、ポータブル削り馬くんを載せて固定できるように仕組みを考える、というのが次の作業ですが、今はまだここまで…。

仕事の合間に少しずつなので、ほんとうにゆっくりなプロジェクトになっています、削り馬プロジェクト。

* * *

20150301_142457ここしばらくは、ちょうどお祝い事やお見舞いが重なったので、ポータブル馬くんでは、いくつかジプシーフラワーをつくりました。

どれも、庭のセンダンの枝から。

前につくったのよりも、少し大き目のをつくってみたり。

20150301_15292520150301_153016ガクの部分に横穴を開けてリボンを通せるようにしてみたりしました。茎の部分を外して、リボンでかばんに結いつけたりもできるように。20150301_135459

ただ生のお花と違って、ずっとこのまま保ってしまうお花というのは、飽きたときに処分しにくくていけないかな、と思って、差し上げるときに「十分楽しんだ後は、焚火のときに焚きつけに使えます、よく火が着くから便利なはずだよ!」と言ってプレゼントしました。そしたら「焚火って…ふつうしないよ」と言われてしまったのだけど。

でもジプシーフラワーは、本当に、焚きつけには最高だと思われる…。

もらってくれた人は、これ、このままアロマのディフューザーになりそう、とアイデアをくださいました☆ なるほど、そうかも!と思いました。乾いた後は、よくエッセンシャルオイルを吸い上げそうです。燃やさずに長く使ってもらえることにもなるので、嬉しいアイデアです。今後時間ができたら試しにやってみよう…。

* * *

20150215_131537 いただきものの生木の枝も、剪定した椿やセンダンも、まだまだあって、つくりたいものもいろいろ思い浮かんでいて、手さぐりながら、楽しい日々です。

そして進むテンポがとてもゆっくりなことも面白いのでした。手さぐりして、失敗して、また手さぐりして。ぱっと考えたことを実際に実現するのも、ひとつひとつ時間がかかって(ここをこう切って、この角度で穴を開ければいいのね、とか思うのは簡単だけど、実行するのは思うよりずっとエネルギーと時間がかかるし、想定外のことが起こったりする)。

失敗に対しておおらかな気持ちになることも、自分でやってみたいと思いついたことはやってみること(ただし自己責任で)も、ヘレフォードの森で椅子づくり をするなかで、身に刻まれたことでした。これを教えてくれたマイクさんに、いつもありがとうと思う。

Gypsyflowerformami_2おかげさまで失敗しながら学んでいくことが楽しくなっています。これって子ども時代以来かも。(ナイフで指を切るのだけは楽しくないけど……。これも、せっかく教わった安全な刃物の使い方を、面倒がってはしょったりしてはいけないんだな、と身をもって学べてよかったです。やっぱり「どのように」が大事ですね!)。

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