2019.01.05

古きものの良さに新しく気づくような--我谷盆づくりのこと

Img_6714 Img_6707 グレゴリオ暦の新年、あけまして、おめでとうざいます。

太陰太陽暦で自作手帳を始めてから、ほんとうにこの暦と心がそろってきちゃってるみたいで、新年という実感があまりない今年です。太陰太陽暦では明日やっと師走の月に入るわけで。。。父の山あいの家、相方のお母さんの街中の家を経て、海のそばに帰ってきて、今は本棚の本を全部出して、本のこんまりをしたり、仕事をしたりしてて。。Img_6782

それでも毎年家族とお祝いしてきた、グレゴリオ暦の新年はやっぱり大切に思っています。今年は実家の父と一緒につくってきたおせちをやめにして、家族のみんながそれぞれ一品持ち寄りをしようと父が提案。父はおせちではない、フランス料理を二品つくってくれました。黒豆も煮てくれたけど。

Img_6756 みんなそれぞれ大活躍して(相方、姉、兄、義理の姉、姪っ子たち、甥っ子、料理などしたことのない義理の兄までも!)とても楽しく新しい元旦の食卓になりました。こうやって食の伝統に新しい風が吹くと、つくづく、おうし座が天王星に入ったんだなあ、と実感する。

年越しそばを毎年父が打ってくれるのだけど、珍しく姪っ子がそばを切るところだけ体験したいと言い出したりして、他の面々もついでにやらせてもらって、みんなでそばづくりができたのも新しかった。

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相方は、つきたてのおもちでつくったからみもちを生まれて初めて食べたとかで、とても感激していた。30年前のもちつき機、かわいかった。。ずっと姉の家にあったらしいのに、このたび初めてお正月におでましになった、義理の兄のもちつき機。

新しさと同時に、古きものの良さに新しく気づく、そういう感じが続いてる。

***

初夢というか、新年に入って最初に見た夢では、とても巨大な船のようなものに大勢の人と一緒に乗り合わせていました。わたしは人をかき分けて船尾へと行き、進む船が水面につける跡や遠ざかっていく景色を見てた。船首のほうに身体を向けて、進む船の前方を見ている人ばかりの中で、ひとり、後ろを見てた。

12月下旬、岐阜の森林文化アカデミーで、グリーンウッドワーク指導者養成講座の補講に混ぜてもらって「我谷盆」づくりを教わって、そのときも、かつて普通に生活の中にあったんだろうこの生木の木工文化の豊かさを想っていました。

0泊3日で下北沢〜美濃市(森林文化アカデミー)〜箱根と駆け抜けて参加した講座だったのだけど、下北沢のイベントで配られた『旅』というタイトルの昔の詩人の詩を、夜行バスで美濃市についてから朝のカフェで読んでみたら、「古い歴史のある 紙を漉いてゐる あの美濃のやうな 村に行きたい」という出だしで、びっくりしたっけ。。

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Img_6606「我谷盆」講座では、みなさんの1/4くらいのサイズのものをつくりました。「我谷盆」は石川県にかつてあった我谷村で裏作的につくられていたらしい生活用具。生木の栗の木をへいで、屋根板を多くつくっていたこの村で、いい材があるとよけておいて、屋根板にせずにこの我谷盆がつくられていたとのこと。ダム建設に伴いこの村は水底に沈みました。村の人たちが移住するとき、使っていた我谷盆の多くは捨てられたらしかった。

でもこの独特で素朴なデザインに、その後幾人も惹かれるひとがでて、再発見されたり継承されたりしてきていて、これからも、今は森口信一さんが、すたれることはないよにがんばってくださってます。(右の写真は、森口さん作の我谷盆)。

Img_6582 つくってみると、道具のおかげで必然的に少し斜め内側に縁が入るようになるんだなあとか、材は栗を使うのが通例なのだけど、栗のタンニンを反応させて、渋みのある栗色に全体を仕上げる場合が多かったゆえんを実感したり。。板目に木取った板に、繊維を横切る形で丸ノミを入れるとなんとも美しい模様が出ることを、最初に発見したひとはハッとしたんだろうなあ、とか思った。

機会を作って教えてくださった先生方、ご一緒くださった皆さまに、感謝してます。

なにより、デザインと色味とが、好きだー。。

このお盆の底を波型にすることの実用性も、その後いろんな場面で類似のデザインに出くわして、腑に落ちてきました。翌日箱根で入った食事処のテーブルも、天板が波型だった。

Img_6718_2 その後年末に群馬の山あいの父の家の、近所のフランス焼き菓子店でも、キャッシュトレイが波型の底をしてた。ケーキをガラスケースから取り出すときに使うお盆も、黒い塗りの木のお盆で、やはり底は波型。とても渋いデザインだっ た。

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木を刳ってつくるものは、刳るときは必然的に丸ノミを使うから(北欧のスプーンづくりでも、スプーンの匙面にはやっぱり丸くなったフックナイフを使うし)、最後に平らにならすよりも丸ノミの跡をそのまま残しておいたらラク、というわけでもあるんだろうとも思うけれど。

まっ平でないことで、滑り止めにはなるし、置いたものを取り出すときに指がかかりやすくなるというのもあると思う。しかも見た目も麗しい。

魅力的なデザインがどうやって生まれてくるのか、興味深いな。しかもそれが誰が最初に発案したのかよくわかっていないアノニマスデザインだと、なおさら。

こうしてアノニマスなままその良さの体験が共有されていって、やがてそうなっているのがあたりまえだと感じられるようになるものが、文化というものなんだろうなと思う。

Img_6710 山あいの父の家には、毎年お正月に行くのだけど、今年初めてしみじみと、木造の建具の端正な佇まいにぐっときた。木目がすっと通っていて、狂いなくピシッと隅が合っていること。つくってくださった職人さんのことを、今に続く木造建築文化のことを、思いました。

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2018.12.18

笛づくり・フォークづくりと、生活の中でつくることについて

Img_6520 Img_6519 急にぐんと寒くなってきて、「猫の額庭」ではひまわりのタネが飛ぶように売れています、シジュウカラのみなさんに。そして私はよく眠くなるようになってきて……そういえばもすうぐ冬至、と思い出してナットク。

まるで冬眠するみたく、まるまって静かに眠っていたい欲求があること。冬はうちにこもる季節、なんだなあ、と。

それなのに、まちはクリスマスソングであふれてるし、パーティーの季節ってことでなんだかキラキラにぎやかめな気が満ちている気もしたりして、あわわ。

ストーブの前でもくもくと木削りや編み物をするのが、ちょうどいい感じであります。

Img_6468 仕事が忙しかったのがいったん落ち着いた数日前、割れたお盆や壊れた洋服掛けを直してたら、ふと木の笛をつくりたくなりました。こういう欲求はいつも、急にやってくる…。

で、手持ちのケヤキの枝で、さっそくつくってみました。グリーンウッドと言えるかどうかは微妙なケヤキ。今年5月に伐採されたのをうちの軒先で保管しておいたもの。

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Img_6471 10センチくらいに切って、中にドリルで空洞を開けて(底は残して)、音が出る穴を表面にドリルで開けて。空洞にしたときのドリル穴の径に合わせて、ラウンダーで粗く丸棒にしたケヤキをナイフで削り、さらにその丸棒の一面を落としてから差し込んで、唄口に。

指孔を開けるのとチューニングはこちらの動画を参考にしました: ロシア語?らしく、言葉はぜんぜんわかりませんが、図と画像がずいぶん参考になりました。(この動画の次に出てくる「How to make a wooden ocarina in the forest」もよいです!)

てきとうに指孔を1つ開けて、音程をチューナーで確認したら、ちょうどCだったので、次の穴を開けてDの音を出して。もひとつ開けてEを。順繰りにチューナーで確認しながら進めてましたが、途中から面倒になって、残りの穴はえいやっといっぺんに開けました。

Img_6473 そしたら、ドレミファまではなんとか鳴るけど、ソラシドはほんのり音階がきこえるけどほぼ空気音、というふうになりました(^^;

どこをどう改良すればいいか知りたくて、笛のつくりや構造をリサーチしている現在です。プロのフルート奏者の方にご意見をきいてみたり。ネットで手づくり笛の作り方をリサーチしたりしているところ。

一音階くらい出るようにして、曲を吹けるようにしたいなーという野望があります。

このプロトタイプ笛は、まだ仕上げはこれから(表面をきれいに削ったりしたいし、歌口に突っ込んだ丸棒を切り落としたいーー丸棒は、改良するときにまた抜いて微調整できるようにしたくて今のとこ残してあります)。

***

Img_6501 Img_6505 Img_6507 昨日は、一度お会いしてみたかった長野修平さんに、フォークづくりを教わりに行ってきました。木取りして粗く形にしたものをすでに用意してくださっていて、そこにフォークとしての形を施して整えていくという流れ。

材は、長野さんのおうちの裏山のナラの木とクリの木でした。わたしはナラで。匙面の浅いスプーンを作って、先端に切り込みを入れるとフォークになる、という感じでした。

小学6年の女の子とご一緒できたのが嬉しかったです。みんなそれぞれ味のあるフォークになって、どれもかわいかった!

生活の道具を自分でつくるときには、既製品のようなものを目指すのは違う、と長野さんがおっしゃってたのが心に残りました。

それで思い出したのが、今月初めにうかがった中野のモノ・モノさんで、たまたま手にとった秋岡芳夫さんの著書『工房生活のすすめ』。パラパラとめくっていったら、なんとも心がときめきました。そこで展開されていたのは「裏作工芸」というコンセプト。

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仕事としてつくるとなったら決してつくれはしないものを、「裏作工芸」でつくる愉しさが語られていました。時間をかけたいだけかけてつくる、好きなようにつくる、ということ。

これを「趣味」と呼んでしまえばそれだけのことになるけれど、秋岡さんはこれを「裏作工芸」と呼ばれた。表では別の仕事をしている人たちが、自分の生活の一部を自分の好きなように手づくりしようとする、自然な欲求、自然な動き、として。そういうように生きることのれっきとした一部として「裏作工芸」を位置付けている感じがして、妙にうれしかったのでした。

この本は残念ながら絶版でした。古本屋さんで見つけたら買っておかなくちゃ、と思う。。。

中野のモノ・モノへは、いつもお世話になっているグリーンウッドワークの先生、久津輪さんが、今年の夏行ってこられたイギリスのスプーンフェスの報告会をしてくださるので、うれしく聞きに行ったのでした。

お話はとってもすばらしくて、いつものように元気が出てくる内容だったのですが、自分でもふしぎと、モノ・モノの場にそこはかとない怖さを感じていました。何回かおじゃましてるのだけど、実は毎回感じています。

どうも、モノ・モノ自体は、工芸家でない人たちの「裏作工芸」が視野に入っていた秋岡さんゆかりの場なのに、なぜか秋岡さんのバイブスよりも、プロの木工家の皆さんの集い場という感じを、私が強く受けているからみたいでした。

少し立ち話をした男性は、木工に携わっておられる方みたいだったのだけど、スプーンづくりのワークショップをしたら30代の女性たちが、「刃物こわーい」と言ったりして、その場が彼の思うような場にならなかったらしく……。結論として受講者の彼女たちが「結婚もせず、子どもも持たずに30代40代になっちゃった人たち」で「ちょっと体験してみたいだけ」で、「オーガニックとかそういうのに興味があるふわふわした人たち」だからそうなった、と分析されていて。

彼はそのあとワークショップをしたくなくなってしまったようで、ご自身にとって「痛い体験だった」とのことだったので、お話を聞いていて、お気の毒に感じました。が、でも私の心のどこかで、その彼女たちはほんとうに彼が言うような感じなのかな?と疑問は湧きました。

「刃物こわーい」というのは、刃物を普段使ったことがなければ、当然の感覚です。私自身木削りを始めた当初はこわかった。今だって、こわいときがあります。だからこそ身を守るためのナイフグリップを学んで、より安心安全に刃物を使えるようになりたいと思って勉強しています。

その女性たちにしても、初めて握る刃物がこわくても、木削りがしてみたいと思った心の動きはあったわけだし、「刃物は怖くなく使える使い方があるんですよ」と教えてさしあげられたら、いっかいぽっきりの「体験」で終わらない、長く続く木削りの愉しみへとお誘いできたかもしれないんじゃ、と思ってしまいました。

独身のまま30代40代になった女性はこんなもんだ、と思考停止しないでほしかった、という気持ちが私の中にはあったみたい……なんだけど、ただでさえここにいることを場違いに感じていて、自分の感じているところを言葉にできなかった……プロの木工家の皆さんがどこか怖かった、というのが正直なところです。

木削りする人に心根の悪い人はいない、というのがわたしの持論ですけど(実際何をしてる人でも心根の悪い人はいない、とも思いつつ汗)、プロの木工家の皆さんは、もしかして、一昔前に音大に行った音楽家の皆さんのような、なんというか、つらい体験をお持ちなのかな?と想像してしまいました。

学ぶ過程で、とてもがんばらなくてはならなかった、師匠に対して質問をしてはいけないとか、だまって従わなくてはいけないとか、(だまって殴られたりとかも?)そういう厳しいことをくぐりぬける中で精神を鍛えてこられた人たちなのかも、と……。

そういうことを経て現在があるというところからみると、「結婚しないまま、なにかひとつことに打ち込まないまま30代40代になった”ふわふわした”女性たち」が軟弱の極みに見えるような見え方が立ち上ってくるのかな?と。

実際はどんな人も、結婚しようがしまいが、ひとつことに打ち込んだかどうかに関わらず、必ずみんながんばって生きてきて今がある、とわたしは思っています。その人なりの事情があって、その人なりの生きづらさを抱えながら、みんなやってきているんじゃないかと。そこを尊重しないかぎり、人として対等に向き合えないと思うのです。

客観的に見て、積んできた苦労の度合いが明らかに違う、ということはあるだろうけれど、それと主観的な苦労はまた別物……。

スプーンフェス報告会の中で、唯一、私の心がざわついたのは、久津輪さんがスプーンフェスの中で行われた「スプーン削りとメンタルヘルスについて」というディスカッショングループのレポートを始めたときのこと。会場で聞いていた方々のあいだから、ちょっと笑いが起きたときでした。

どういう意味合いの笑いだったのかな、と気になりました。精神を鍛え抜かれて木工を仕事にできるまでになった人にとっては、メンタルヘルスは笑えるコンセプトってことなのかな?と……。久津輪さんはそのまま説明を進めて、「イギリスの普通の成人は精神に問題を抱えてカウンセラーにかかったことがある人は4人に1人なんだそうです。でもスプーンフェスで講師を務めている人たちのあいだでは、この比率が2人に1人なんだそうです」と続けました。笑う話ではなく、ほんとに真面目な取り組みとして、自分たちが木を削ることに助けられてきた、そうした経験を広くシェアしていこうとしている、というお話でした。

私も自分自身、不器用な自分はこんなとこにいちゃいけない、とグリーンウッドワークのワークショップに出るたびに何度となく痛感して、でもその後またむくむくと木削りしたい気持ちが沸き起こってくる、ということを繰り返してきて、自分にとっての木削りは、精神療法の1つだと認識するに至っています。

いろいろ辛さが来てカウンセラーのところに通ってた大学時代、無性に木が削りたくなって建設現場に落ちてた木っ端を拾ってきて、彫刻刀でやみくもに削り出した自分がいたこと、今でもありありと思い出せるのです。

弱さがあるからこそ、木削りに救われるって、ぜんぜん普通にあるだろうと想像できてしまいます。

日本で木削りがブームになりつつあると、聞くことが増えました。そこにプロの木工家の皆さんが関わってくださることはすてきなことだけれど、木削りのこういう側面を笑ったり軽視したりしないでもらえたらいいな、と願っています。私のような人間にとっては、質の高いモノがつくれるかどうかよりも、つくるプロセスそのものにもっともっと大きな意味があるということを、知っていてほしいです……。

いろいろな気持ちがいったりきたりする中で、私はまだ自分が木削りワークショップをできる力量が十分でないけれど、できるようになりたい、と初めて思いました。女性や子どものみんなに、「自分でできることの愉しさ」を通じて力を返す方法として……。

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2018.10.13

(太陰太陽暦で)自作手帳、はじめました

Img_6047「霧雨」と言う名前の、渋い色味のインクに出会ってしまって、突然万年筆生活に戻り。。。そして、この秋から自作手帳生活を始めました。Bullet Journalという手帳術を知って、なんかこれ自由度が高そうで自分にあってそうだーと思ったのがきっかけ。

で、自作手帳、どうやってつくるのー?と大好きな友から聞かれたので、自分の場合を書いてみます。

まずはリサーチを少ししました。「Bullet Journal」でネット検索をかけて。

まず見たのがこれ:https://www.youtube.com/watch?v=fm15cmYU0IM

とここ:http://bujo-seikatsu.com/2017/07/28/getting-started/

インスタで#bujoで検索かけると、カラフルな楽しそうな自作手帳の画像などもざくざく出てきてなんだか気分が上がりました。

でもいざ、始めよう、となると、はて?となったのも事実で…。

まずはここを参考にミニマルに(装飾過多にならずに)始めてみることにしました。

Img_6066_4 ①ノートをゲット。

方眼がよいらしいので、書き心地のよさで評判のMDノートの方眼版を買ってきました(CDノートと迷った…)。

手帳はこれまでもずっと文庫サイズで統一してきたので、今回もサイズはA6(文庫サイズ)にした。

②ノートの最初の4ページを「もくじ」ページに当てた。

最初のページにとりあえず「もくじ」と見出しを書きました。

4ページまで、ページの下端にページ数を書き込んだ。

Img_6105 ③太陰太陽暦手帳にするため、太陰太陽暦←→グレゴリオ暦の対照表ページを作成(グレゴリオ暦でつくる人には不要なページ)。

秋から始めるので、来年の夏の終わりまでを書きました。

ついでにカラーマステで季節感を色づけ(このページを後で見つけやすくするため)。

ページにページ数を振り、「もくじ」ページに「05 暦対照表」と書いた。

Img_6097 ④その次のページから、見開きで向こう1年の予定ページを作成。

ここはグレゴリオ暦でやることにしました。

見開き(2ページ分)に3カ月(1季節)ずつ=8ページ分。

1月ずつ、カレンダーを貼暦のマステで作成。

日にちの決まっている予定だけ、エンピツで各月のとこに記入。

ページを振って、「もくじ」ページに「1年のLOG 秋、冬、春、夏」と書き込んだ。

⑤このあとの手帳の構成を考えた。。。

ここからは(太陰太陽暦の)1カ月ごとに、手帳を作りながら書くわけなので、大まかな構成を決めてみた(もちろん、翌月から違う構成にしたっていいわけだけど)。

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まず:

・最初にその月のトビラのページ(タイトルページ):1ページ分

・向こう1カ月の展望のマインドマップページ:1ページ分(これまでも毎月無地のノートに描いてたので、無地の紙に描いて貼って折り込むことにした)。

・マンスリー予定ページ(太陰太陽暦のマンスリー):見開き

・ウィークリーの予定ページ(太陰太陽暦の場合は、1月を4分割したクウォーターで、7日~8日分になる):見開き

・日記:すきなだけ何ページでも

この順番で構成することに決めて、トビラページと展望マインドマップページを作成。

ページ番号を振って、「もくじ」に記入。

Img_6099 ⑥マンスリー予定ページを見開きで作成。

ここは太陰太陽暦なので、「長月」の新月の日(=西暦の10月9日)から始まるマンスリーを、縦組の貼暦マステで作成。

日程が決まっていることは書き込み、日程が決まってないけど今月中くらいにやりたいことを残りのスペースに描き込んだ(箇条書きでもいいけど、なんとなくここはマインドマップ式で)。

Img_6100 ⑦ウィークリー(クウォータリー)ページを見開きで作成。

最初のクウォーターは「新月~上弦」というタイトルに。

見開き2ページを8等分(どう8等分しようかタテかヨコかとか悩む…が次のクウォーターで別のレイアウトを試してみて、すきなほうを選べばよいのだから、ととりあえずヨコで)。

天気予報を「晴れ」「雨」「曇り」のフリクションスタンプで押してみた(洗濯や水やりの予定に便利かなと)。

さて、ここで、箇条書きをするときのbullet(先頭記号)を考えた。

自分にとってわかりやすければよいので、こんなふうに決めた。

・  やること

〇  完了

・> 先送り(今のクウォーター)

<・ 先送り(今のクウォーター以降)

□  イベント(日付のきまっている約束ごと)

*  メモ

×  キャンセル

!  いそぎ/だいじ

♡  やれたらいいな

そしてこれを使って向こう1週間(1クウォーター)の今わかってる案件を書き入れてみた。

最初の日はこんな↓

-------------------
10/9

* 10amから相方はレッスンあり

□14pmズームで打ち合わせ

・翻訳仕事 Web#32分

・¥おろす

・トイレットペーパー買う

・おはようライナーのチケット買う

・おふろの排水溝掃除

・Yさんにメール返事

・電気代支払い

・シーツ洗濯
-------------------

で、1日の終わりにそれぞれの案件の状態を見て、やり残したものは先送りするか(先送りするのなら今週かもっと先か)、キャンセルするかなどを決めた。

で、こうなった↓

-------------------
* 10amから相方はレッスンあり

□14pmズームで打ち合わせ

・>翻訳仕事 Web#32分

・>¥おろす

〇トイレットペーパー買う

〇おはようライナーのチケット買う

〇おふろの排水溝掃除

・>Yさんにメール返事

〇電気代支払い

〇シーツ洗濯
-------------------

「今週(今クウォーター)中に先送り」のマーク(>)をつけた案件は、次にやれそうなのはいつかを考えて、今週の別の日に書き入れた。

(ちなみに、「今週以降に先送り」マーク(<)をつけた場合は、その案件を「マンスリー」ページか「向こう1年の予定」ページに書き写します。それが「やりそびれ」防止につながる!)

Img_6101_2 ⑧1日目の終わりに日記。

見開きのウィークリー(クウォーター)ページの次ページから、その週の日記をだーと書き始めた。

日記の終わりには〇を3つ。その日のうれしかったことを3個挙げてみるスタイルにしてみた(これも暫定的)。

Img_6082_2 ⑨鉛筆書きで数日運営してみて、この箇条書きのシンボルでOKそうとわかったので、ペンで清書。

「もくじ」の前のページに「KEYS」ページをつくって、シンボルの早見表を書いた。

Img_6102 ⑩「なんでもメモ」ページを作成。

Sugruという面白い瞬間接着剤で直したいと思ってたものを書いたメモが出てきたので、忘れないようにこのメモのページを作ってみた。

ページタイトルは「Sugruで直したいもの」。

ページ番号を振って、「もくじ」に書き込んだ。

Img_6103 ⑪仕事で関わったワークショップのメモを、見開きページに描いてみた。

ページタイトルは「Billのワークショップのメモ」。

ページ番号を振って、「もくじ」に書き込んだ。

⑫その次のページからはまた今週の日記ページの続き。

↑イマココ。

このあとは、最初の週(クウォーター)の最後の日に、その日の日記を書いて、その次ページから、次の週(クウォーター)の見開き予定ページを作って、予定表→日記(ときどきなんでもメモ)の繰り返し。

そして次の新月の日が近づいたら、次の月のマンスリー見開きページを作って、前の月のやりのこしを書き写し、そのあとに週(クウォーター)予定→日記etcと続くのだと思われます。

ページが使われていくごとに、ページ番号が振られ、「もくじ」ページの記載が増えていく、ということになるんだろうと思っているところ。

また続けてみて、気づいたことあれば、追記しますー。

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2018.10.04

”生活に必要な手仕事”をめぐって――「南の島の家づくり展」で思ったこと

こないだ電車の中で、編みかけの靴下を鞄から出したら、お隣に座っていた高齢の女性が「靴下?」と話しかけてきてくださって、「私も昔はなんでも編んだんです、子どもの靴下もセーターも。今みたいになんでもあるっていうんじゃなかったから、北海道だったから暖かいものが必要だったしで」と。「でも編みだすと楽しくなって、やめられなくなっちゃうのよね」とにっこりしておっしゃった。


やらなくちゃいけないことだったからという”つらい話”ではなくて、やらなくちゃいけないことだったけど楽しかった、というお話。で、そのうち、編み方はこうやる?それともこう?とか、編み物やる者同士でないと通じない質問をしてきてくださったりして、ちょっと楽しかった。


で、靴下の編み方は、はき口から編む派とか、つま先から編む派とか、いろいろなんだけれどもなんと、彼女は輪編みでなくて、足の裏側と甲側を別々に編んで、はぐ!とのことでびっくりした。お母さまから教わったのがこのやり方で、毛100%の糸は足の裏に穴があきやすいでしょう、だからほどいて底の部分だけ編みなおせるようにしていたのかもって今になって思うのよ、とのこと。このやり方しか私はできないのよ、と。


「生活の必要に迫られてやったことだったけど、楽しいことだった」というのと、「母に教わったやり方を自分もやってきた」というのと、今まで私がやってきたのとまた全然違うやり方があるって聞けて、うれしかったーと思いつつ、竹中大工道具館企画の「南の島の家づくり展」へ行きました。


Img_6007 で、ギャラリートーク「自然とともに生きる―バリの自然食文化」というのをまず聞いたのだけど、トークの内容は予想に反し、バリ島北部の小さな村へ移住して建築設計事務所を主宰しているグデ・クリシュナさんと、パートナーで伝統食の研究・教育活動などをされているアユさんが、「食=暮らしの根っこ&文明の行方を左右するもの」としてライフスタイルの在り方に抜本的なアプローチをかけておられるお話でした。


おふたりはインドネシアの自然に根差した昔ながらのライフスタイルを広範に調査していて、グデさんは『台所からの革命』というタイトルの本を書かれていて、さまざまな現代の問題への解決策として、まず台所から暮らしを見直していこう、と提案されています。みんなができることとして、インドネシアに特化した具体的アイデアをイラスト付きで伝える本。


本はシンプルでわかりやすい、イラスト中心の本だけど、台所の哲学的位置づけから始まっていて。台所は古来、インドネシアでは家を建てるとき最初につくる場所だそうで、心身両面にとって重要な、聖なる場所なんだそうです。


台所から始めて、

巨大産業に頼る→地元の農家を支援する

依存→自立

消費的→生産的(食材・生活道具を地場産の素材で自作)

輸入品→地場産品、自分でも育てる

生態系の破壊→環境にやさしく

貪欲→足るを知る

病気→すこやかさ

こういう方向へ動いていくために、「ミネラルウォーターの代わりにココナッツ水を」「ビニール袋の代わりにチークの葉を」「インスタントヌードルの代わりにキャッサバを」「合成洗剤の代わりに灰やソープナッツを」「プラスチックストローのかわりに竹のストローを」など、具体的な置き換え例が書かれています。Img_5962


グデさん自身が、土でできた炉で、薪で料理をして、そこで出る灰を土にまいて畑をして、灰で洗い物をして、水は汲んできたのを素焼きの水瓶で自分でろ過して、という暮らしを実践されているのでした。そして、自分がしていることは小さな簡単なこと、私たちはただ私たちがしていることを皆さんに見てもらっています、とおっしゃっていて、本の末尾にも「小さな簡単なことを、私たち自身のために」とありました。


Img_5995Img_5997_2 Img_5991 グデさんの所持品である、地域の自然素材でつくったさまざまな生活道具は今回の展覧会でも実物が展示されていて、どれも美しくて圧倒された。ヤシの葉のスプーンとか、MoMAとかにあってもいいようなすてきなデザイン。(写真2枚目はご飯やおかずを入れておくヤシの葉で編んだ籠。3枚目は炊飯デバイスで、これを水を沸かしたうえに置いて炊くため円錐形をしてる)。


***


「南の島の家づくり展」の建築のほうの展示も、現地で撮影してきた映像資料と、実物の素材や道具の展示と、自分で屋根をふいてみたりできるインタラクティブ展示もあって。屋根ふきのアイデアの数々は、目から鱗でした(後ほど詳しく書きたいので、ここでははしょります)。Img_5994_2


インドネシアのスンバ島の家づくりのドキュメントが見れたのだけど、森で木を斧で伐採して荒くはつり、ツルでゆわいて10人くらいで引っ張って山から運びだして、部材を成形(使う道具は斧と山刀だけ、計測ツールは植物で編んだ紐だけ)、クギ1本使わず組みあがるように細工して、仮組みしてから、現場へ運んで、組み上げて、チガヤで屋根をふく、そこまでを村のみんなでやるのです。村には大工さんという専門職はいなくて、昔ながらのやり方をよく覚えている人がリーダーシップを発揮するんだけど、この人は棟梁ではないし、特別な位でもないわけです。


Img_6026_2 そうやってできあがる建物は、屋根が高いところから地上近くまで降りている中に、高床構造の建物がすっぽり入っていて、内部は2階(というか3階か!)建てになっている独特な様式。


道具は、斧、山刀、木槌、ツルの紐だけ。材料は地元の森からのもの。で、ものすごい造形の建物を建ててしまう。これを建て替えるときには、山刀をそれぞれにもった男衆たちが2時間たらずでばらしちゃう。


ほんとに見事です。


(スンバ島の家づくりの詳細は佐藤先生のウェブサイトへ。ものすごい情報量で、写真・動画も豊富です!)

この、1人1本は持っているという山刀(ハチェット、ナタの立派なの)をつくっている映像資料も見たのだけど、鉄くずを焚火につっこんで熱して、鉄切り用の斧で形を切り出して、トウモロコシの芯を燃やした火につっこんで鍛冶仕事をしてました。


焼き入れは、竹筒に水を入れたものを炉の横にスタンバイしておいて、ジュッと。


刃を柄にすげるときは、森の木から樹脂をとってきて、細かく砕き、柄の穴に入れておいて、少し熱した中子を差し込んで、溶かしてから冷やし固めて。


砥ぐときはは石を使ってたけど「とくべつな石ではなく、そこらへんにあった石で平らっぽいものを使っています」とのことだった。仕上げ砥ぎにはヤシ繊維を使ってた。。


そうやってすばらしい山刀を完成させていて、すごいなーと思いました。刃の切れ味は、腕の産毛を剃って確認していた。この確認方法は万国共通なのだなあ。


で、トークと展示がよすぎて、その後の夜のシンポジウムにも、飛びこみで参加させていただいたのだけど、このスンバ島の家づくりだけでなく、インドネシアの離島を始め、オーストロネシアの島々でフィールドワークをして建築を研究しまくっておられる佐藤浩司さんのお話がやばかった。


紹介していただいた島々の家は、全部自然素材だけで、素朴な道具でつくっているわけだけど、どれも佐藤さんいうところの「住宅に対する常識をいともたやすく覆してしまう突拍子もない形態の数々」で。しかもそれが「飛び抜けた想像力をもったひとりの建築家の作品ではなくて、みなが共有している社会のデザイン」である、と。


そしてスンバ島の家の内部の一段高いところには、そこに住む人が入ってはいけない部屋が設けられていて、そこは祖霊の間なのでした。見上げてもいけないらしかった。佐藤さんいわく、この並々ならぬ造形の家は、そもそも人間の持ち物ではなくて、人間はそこに間借りしているというふうに理解するのがふさわしいのではないか、とおっしゃってました。


Img_6003_2 Img_6002 Img_6005 質疑応答のときに、ある人が「この社会では”成熟”という概念はどうなっていますか?建築の技術自体は粗削りというか、完成度が低いわけだけれど」というような質問をされて、佐藤さんはそれに対して「日本のように建築が造形的に形がきまってしまっていると、中にむかって細部の洗練を極めるしかなくなるけれど、それとは逆に、建築自体の造形が外に向かっているから。それ自体が成熟だと私は思う」とおっしゃってたのが印象に残りました。


Img_5999 Img_6001 型を決めて、その中で洗練を目指していく動きもひとつの成熟だけど、与えられた材料や土地などに臨機応変に対応しながらダイナミックに造形を展開させていく動きもまた成熟である、というのが、なんかぐっときた。


専門の職能として大工がいなくて誰もが大工仕事をするとか、デザイナーが個人でなく共同体であるとか、家はそこに住む人のものではなくてもっと大いなる流れの中にある場であるとか、この南太平洋を船で行き来してきた水の人々の文明がちらちら見えるような気がした(水の人々の文明については、わたしの印象でしかないので、根拠ないところですが💦)。


ご本人たちは生活の必要に迫られてやっているはずだけど、でも手を動かすことはやっぱり「やりだすと楽しい」って(電車で会った編み物のおばあさまみたく)あるのかなあ、と思ったり。


帰宅してから検索して出てきた、現地でスンバ島の家づくりを見てきた方の感想が大変興味深かったのでした。家をつくるという、集団でやる活動なのに、統制・統率という概念がなさそうなこと、「いいかげん力」がはんぱないらしいこと……!


生産者と消費者が同一っていうのは、今自分が傾倒してるグリーンウッドワークの、スウェーデンの木工の伝統(Slöyd)でもおんなじで。。そもそも生産者と消費者というふうに分けられはじめる前の時間は、今わたしに想像できる以上の、独特なクオリティがあったんじゃないか、となんとなく思っているところ。


「南の島の家づくり展」はこの後、神戸の竹中大工道具館へ行きますー。10月から12月始めまで。

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2018.08.16

藍の生葉の叩き染めのその後のその後

Img_5415_2 夏になっても毎朝オートミールを食べていて、オートミール生活が8か月目に入りました。飽きずにおいしい。夏は冷たく冷やした水をかけて、マヤナッツときなことレーズンと塩一つまみをまぜて。


最近豆乳でヨーグルトを自作しだして、それも毎朝、くだものを少しのっけて食べています。


朝ごはんは、3食の中でもとくに好き。3食食べなくなって久しかったのがうそみたい。年明けから国産小麦以外の小麦を食べないようにしただけで、3食幸せにお腹いっぱい食べているのに、体重が4キロ近く落ちてそのまま安定しています。不思議。


* * *

新月越してから、まだ昼間の気温は高いけど、風の湿度と温度がぐっとかわってきたのを感じる今年です。太陽太陰暦では秋に属する月に入ったから、改めてこの暦の実力を思う。

夕方まで仕事して、おゆうはんをつくって食べて、夜は手仕事。ということができる幸せも、バテてバタンキューが減ったからかな。。

Img_5440_2 Img_5438 Img_5439 先日は夕食後、少し前に藍の生葉の叩き染めしてみた端切れをブックカバーに仕立ててみた。久々にチャコペンを使ったー(チャコペンとは言ってもペン型でなくて、昔ながらのおにぎり型の平べったいやつ)。相方がそれをみて「チャコペンて子供のころいつもペコちゃんとごっちゃになった」と言っていた。。

手縫いでチクチク。仕上がりはいつものようにZP(残念ポイント)がいくつかあり(鳥の位置はもっと真ん中がよかったとか、ちょっと上下が寸足らずだったとか、文庫本も入れられるようにしたつもりが文庫本には若干きつすぎた、とか……汗)、でもこの染めものプロジェクト専用ノートにはぴったしだったので、よしとします。

それにしても自分のものづくりはほんとにいつも、狙ったわけではないのにちゃんとZPがあるから不思議。次回には活かせるぞ、この経験を、と思うけども。次回はあるのだろうか。

Img_5430 藍の叩き染めを木っ端にやってみたほうも、形を整えてピンをつけてみた。こっちも形がもう一息な気がしていています。

Img_5483 藍の塩もみ染めした絹の布も、3辺をぐるりとまつり縫い。

チクチク縫うのは、なぜか夏にやることが多い自分です。暑いときになんで、と自分でも思うのだけど、不思議と落ち着く。。

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2018.08.11

藍の生葉の塩もみ染め&板染め

Img_5383 今日も、夏休みの自由研究のつづきをやりました。今回は藍の生葉の塩もみ染め。

藍の生葉染めは、いつかやりたいと思ってたことでした。20年くらい前に、八重山諸島を一人旅したときに出会って、少し旅の道中を一緒に過ごした女の子が、大きい藍の生葉を数枚叩き染めしたTシャツを着ていたのが最初。それで生葉で染められる、と教わりました。

彼女は陶器の絵付けを仕事にしている人でした。お互い一人旅で、彼女が台湾へ船出する前に、一緒の部屋にひとばんとまって、そのあと別れて、それきり。でもずっと、印象に残っています。

ことし、藍の種を、グリーンウッドワーク仲間の(み)さんがくださって! 育てることができて、やっとやってみることができて、ほんとに感慨深いです。。

Img_5326 ただ、小さい鉢にたくさん種をまいて、間引かなかったので、あんまり大きくは育ってなくて。今日は長さ5センチくらいの葉っぱ、33枚を、塩ひとつかみと水少々と一緒にもみもみして、手持ちの絹の端切れを染めてみました。

絹の端切れは細長いほうが13g。小さいほうが4g。小さいほうは、板染めにチャレンジです。

ジャバラにたたんでアイロンをかけて、正方形の木片でぎゅっとはさんできつくゴムをかけました。

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板染めの木片をくださった(え)さん(ずっと前にアトリエの引っ越しをされるときに、木片が袋いっぱいにつまったのをくださったの、今もいろいろに使えています)、ありがとうございます!正確に同じ形の木片が複数あったりして、便利でした。

Img_5329Img_5330ボウルの中で葉を塩もみして、緑の液が出てきたら、水に浸して軽くしぼった布を投入。一緒にもみもみしました。緑の液だったのが、空気にあてると水色に!

こんなちょっとの葉っぱなのに、けっこう鮮やかな色。。

葉っぱの量がすくないので、布が液を全部吸い取ったようになりましたが、ぎゅっと絞ったときに出る液で、板染めのほうも染めました。

ほんの少しの液も無駄にしたくなくて、最後はケシゴムハンコにつけて、和紙に押したりしました。

Img_5364 Img_5373そんなことをしていたあいだ、最初の布は葉っぱのかけらといっしょくたにつくねて置いといてしまったせいで、濃い点々や染むらが出ました。空のような、水のような、なにか自然現象みたく染まりました。

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布についてた葉っぱを洗い落として軽く絞ると、また水があわい深緑になったので、板染めの方はまたそこに浸けておきました。しばらく浸けておいてから、ひきあげて、しばらく置いておいた。

Img_5346Img_5384_2 数時間経って、どきどきしながら板をはずすと。。。ちゃんと格子縞になってる!愉快です :)

縞の太さが場所によってまちまちなところが、かなり好みです。こういうふうに染めるぶんには、染料もほーんのちょびっとでいい、というのも、かなり好み。

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こうなると、木片の形をいろいろにして、板染めをやってみたくなってきました。。。生木と生葉と布と染めと、全部がつながる愉しいプロジェクト。。。

また妄想がふくらんできます。。

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去年のハナイロ染めと叩き染め

Img_1237_2 去年の初夏の、つきひほしさんでのワークショップでは、リネン麻の大判ストールをハナイロ染めで染めたのだけど、そういえば、記録に残していなかった。。。ので遅ればせながら、ここに記録を。

(去年のこの時期、精神的につらい状態が続いていたせいで、書きそびれていたもよう。でもつらいなかで、このワークショップだけは、ポッとひとときの明るい記憶として残っています、ほんとに助けてもらいました、植物のみなさん、そしてつきひほしのおふたりに)。

Img_1179 このストール、春から秋まで、ずっとヘビーユースしてます。大のお気に入りです。

Img_1138ワークショップがあったのは、去年6月、戸越銀座のカフェカルムさんで。カフェのお庭に咲いていたお花をいただいたり、つきひほしのおふたりが用意してくださっていたお花でしました。

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生花:チェリーセージ(ピンク)、セージ、あじさい、クロコスミア(オレンジ)、ハルジオン、シロタエギク(枯れたあとの)、矢車草(紫、ピンク)、れんげ草(ピンク)、ヒナギク(枯れたあとの)。19149411_248854165598947_7525740572

ドライ;ハイビスカス(赤)、茜の根、パンジー(紫・黄)

大判のリネン麻は、きりっぱなしの布で、呉汁処理済みでした(ありがとうでした)。

Img_1152Img_1154_2大判なので、半分までは青系、もう半分はピンク/黄系にしてみた。

長いので、巻くときは、割りばしを芯にして両端から中央へ向かって巻いていきました。

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蒸して、みょうばん液に浸けて、開いて。

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オオキンケイギクがとても鮮やかなオレンジが出るようでした。(写真は別の参加者の人の染めたもの)。

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わたしもオオキンケイギクそのものは、元気なお花で好きだけど、在来種をおびやかす強さの外来種でもあるし、ちょっとその強さにアンビバレントな気持ちになってしまって使わなかった。。ので、黄色はハルジオンや枯れかけたシロタエギクの花粉の部分です。レモンイエローのドットになって、めちゃかわいかった。。。

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クロコスミアがやや濃いめの黄色になったかな。。

けっこう濃いめの紫も出ました。矢車草かなー。

***

で、このワークショップのあと、こんどはおうちでひとりで、叩き染めをしたのでした。

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庭の草花や、近所の野草、枯れて捨てられていた花がらを拾ってきたりして、集めました。

オーガニックコットンさらしで、手ぬぐいサイズをつくりました。

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ミョウバンをお湯にとかして、透明なミョウバン液をつくっておいて、それをスプレーボトルに入れて、布にスプレーしては、その上に花を置いて、ラップをかけて、トンカチでとんとん。

スギナの黄緑がきれいだったなー。ピンクのゼラニウムがとてもピンクになったり、紫陽花の紫も。

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このあと、ともだちの(ふ)ちゃんが遊びにきてくれたので、一緒にもういちど、叩き染めで遊びました。

Img_1302Img_1304 Img_1310_2ヤマモモの実を拾ってきて、水玉模様をつくったり(かわくと薄紫になりました)。

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使わせてもらった植物の名前を図解メモに書いて、1枚は自分用、もう1枚は贈り物にしまし た。

藍と違って、これらの草花はアルカリ系の洗剤で洗うと変色してしまう色素らしいので、お洗濯は中性洗剤で。日光堅牢度も高くないので、陰干しが必須です。

贈り物のときは、そう書き添えておきながら、自分用のはふつうにいつものアルカリ洗剤で洗ってしまった。。。なのでこの写真のときのあざやかは、もう見る影もありません(涙)。

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でもやってたときはほんとうにあざやかな花の色そのままを、布に写し取れる楽しさで、心がいっぱいになりました。

草花のみなさんに、こころからお礼を言いたいです。ほんとにパワーというかエネルギーをもらえる存在です。

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2018.08.10

藍の生葉の叩き染めのその後と、ハナイロ染め

今年はなぜか、急に、マイリトル夏休みの自由研究が始まってしまい……植物の生葉染めであそんでいます。木工も生木でやるグリーンウッドワークが大好きだけど、染めもなぜか、生の葉や花でやるのが楽しくて仕方ありません。

先日やった藍の生葉の叩き染めは、いい感じに仕上がりました!

Img_5212_2 Img_5211 オーガニックコットンのTシャツ(無印良品で今ちょうどセールで700円台!だったもの)。

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お気に入りのガーゼ生地のコットンの襟シャツ。

ブックカバーにする布(オーガニックコットンのさらしで、昔さよならげんぱつTシャツをつくってたときに、手ぬぐいもつくろうと思ってひと巻き買っておいたもの。あのときは結局手ぬぐいは1,2枚しかつくらなかったのでした)。Img_5199

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ヤマザクラの木っ端に実験的にやってみたものは、葉っぱを叩いあと、そのまま剥がさずにくっつけて、湿らせて冷蔵庫で保管したあと、こんどはそのまま室内に2、3日置いて、葉っぱをカラカラに乾かしてみた。それから葉っぱを剥がしたら、意外と染まっていました!

この感じ、なんかすきです。まわりの形をととのえて、ブローチにしようかな。

***

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叩き染めの次の日も、また半日だけ染めあそびしました。

去年「つきひほし」さんのワークショップで教わったハナイロ染めをおうちで。別名エコ染めと言われる染め方で、染料も水も火もちょびっとでできるやり方です。

花や葉っぱを布の上に散らかして、くるっと 丸めて、20分蒸して、媒染。

Img_5222_2 Img_5226 Img_5227_2Img_5228Img_5231_2 Img_5234

水彩みたいな、水ににじんだ色がとりどりに染まるのが特徴なんだけど、どんな花や葉っぱを使うかで出方が違うし、予測もつかないからどきどきする。

今回は、たくさん花をつけていたのがそろそろ終わりになってきた枯れかけのゼラニウムの花と、こちらもそろそろ花が終わりのヒメヒマワリと、藍、アボカド、アイビー、ゼラニウムの葉っぱ数枚ずつと、あと乾燥ローゼル少々でやってみた。

お気に入りだったのに小さいシミができてしまった、淡いグレーグリーンの絹のタンクトップと、クリーム色の絹の端切れ大小2つを染めました。

Img_5267 Img_5266 すごく淡く染まりました。。花はもう枯れかけの元気のないのばかりでやったからかしらん。。

でも一応、藍は緑~青緑、ゼラニウムのピンクの花の枯れかけは淡い茶色っぽい色、アボカドの葉っぱは緑、ヒメヒマワリはあわーい黄色、ローゼルは紫が出ました。ゼラニウムとアイビーの葉っぱはほとんど色が出なかったーと思ったけど、黄緑~モスグリーン系になってたもよう。

Img_5248 ローゼルだけは乾燥してたもの(前に奥武島を旅したときに、お茶として買ったもの)をつかったので、小さくちぎって散らしたんだけど、これが紫のドットになってなかなかよかったです。

絹のタンクトップは無事生き返ったように思います。藍の葉っぱがけっこうくっきりとプリントされたりもして。

絹のはぎれのほうは、着古したパジャマを解体したものもの。大きいほうはいろんな花葉を散らしたけど、小さいほうは藍の葉っぱのちぎったのだけ(叩き染めで鳥の形を切った残り)。

Img_5272 Img_5278 大きいほうはゼラニウムの花を多めにしたから、なんか茶色がわわーとなって、汚れたみたいに見えなくもないかなー(汗)。一か所、めちゃくちゃあざやかなピンク色で、くっきりと数字の「5」のようなのが染まっていました。謎です。

Img_5235 Img_5264 小さいほうは、緑の▲がいっぱい散ってるみたいな模様になりました。楽しい。藍が思いのほか緑のままだったのは、なぜだろう。青緑になりそびれたようです。でも緑もうれしい!

 

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2018.08.06

藍の生葉の叩き染めあそび

Img_5157_2_3 染めのことを考えれば考えるほど、「こういうふうにしたらどうか」「これもやってみたいかも」とやりたいことのアイデアが増殖するばかりの「負のスパイラル」に入ってしまったので(正のスパイラルのはずなんだけど、自分の場合陽極まって陰になるみたいな(^^;)、もうとにかくいちばん最初に思いついてたことを、実際に実行してみることにした本日。

半日、藍の生葉の叩き染めであそびました。

染めるというか、叩き染めなので、ワンポイントプリントです。

Img_5167 白い襟シャツの胸ポッケと、Tシャツの胸元と袖口、あとブックカバーにしたい布に、プリントしてみることに。あんなにアイデアが増殖・さく裂してたというのに、なんというチマチマしたプロジェクト……(^^;

どれもコットンなので、いちおう呉汁処理してみた。豆乳+お水にプリントする部分だけを30分浸けてから乾かした。

Img_5168_2 乾かしてるあいだにデザイン決め。青色に染まるんなら、モチーフは鳥でしょう、と思って、母の形見の手づくりペンダントトップの鳥を参考にしました。藍の葉っぱのサイズを紙に写し取って、葉っぱの無駄が出ないサイズの鳥を描きました。

呉汁処理したのがかわいたら、アイロンがけ(平らなほうがきれいにプリントできそうで)。

Img_5172 で、染める準備。机の上に、雑誌→その上にビニールにくるんだ古いまな板→その上に染める布。

Img_5173_2 藍の葉っぱを1枚摘んできて、型に合わせて切り取って(切り落ちた破片のほうの葉っぱは、湿らせたティッシュと一緒に密閉袋に入れて保存→次にやる「ハナイロ染め」のほうで使います)、布に乗せて、そのうえからラップをかけてテープで固定。で、トンカチの端っこの方で点描画を描く要領で叩いていきました。

Img_5177 叩き終わり。この時点では結構緑色。

Img_5181_2 このまま葉っぱがくっついたまま、完全乾燥です(陰干し)。

乾いたら、水を張ったボウルに浸して、葉っぱを取り去り、少しもみ洗い。

Img_5185_3

青緑色になってきた。最後、ほんの少し石鹸をつけて、ほんの少しの間ゴシゴシあらって、すすぎました。

風を通して、また乾かして……。

乾いたら、けっこう淡い青緑色になりました!あわやくて、すごく好み。。。♡水に通して風に通すと、こうなるのかあ。

アイロンかけて、色止めしました。

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とりあえず最初にやったブックカバーの分だけ、最後の工程までやってみた。

Img_5187 Tシャツと襟シャツは、叩き終わったところまで。この2つはラップもくっつけたまま、じんわり乾かしてみようと実験中。。

ーーおまけーー

4か所、青い鳥のプリントをするのに、藍の葉っぱを2枚摘んだのだけど、1枚は少し大きかったから、もう1羽分取れた。

Img_5189 Img_5190 なので、ヤマザクラの木っ端にもプリント実験してみました。

同じ要領でとんとん叩いて、葉っぱをつけたままの状態で湿らせたティッシュと一緒に密封袋へINしてみた。少ししたら出して、どんな感じでプリントされたか見てみます。呉汁処理してないし、ぜんぜんプリントされないかもなあ。セルロースには藍は染まらないようなので……。まあ、実験です。

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2018.08.05

マイリトル夏やすみ

Img_4968_2 長かった忙しデイズがやっと一区切りついて、ほっと緩んで、その後2日は試験が終わったばかりの学生みたいに、何したらいいかわからないでぼーとするだけだったのが、3日目になって「好きなことしていいんだ!」という悟りがじわじわやってきた。

そしてまず思い出したのは藍のこと。この酷暑にもめげずになんとか成長してくれたので(種をくださった(み)さんありがとう!!)、ぜひとも生葉染めをしたいと。。。

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まず染め方をリサーチしてみたら、生葉染めだけでも3通りあって、どうしようかと悩み。。。そのうちそういえばピンク色が出ると聞いてからずっと貯めてあったアボカドの種も染めてみたいと思い出し。。。そしたらアボカドの葉っぱでも赤系の色になると知って鉢植えのアボカドの葉っぱも気になりだし。。。そしたらびわの葉っぱでもおもしろい染めができると知って、鉢植えのびわの葉っぱも気になりだし。。ついでに板染めや絞り染めにも魅力を感じ出し。。。そうこうしているうちに、去年の初夏につきひほしさんで教わたハナイロ染めもまたやりたくなってきて。。。という感じでもう何から手をつけていいかわからなくなって、困ってしまった。ノートに全部書き出して頭の中を整理して、さて、どうしよう(←いまここ)。

Img_4971_2 忙しかった最中にモチベーションにゲットした新しい斧も、砥いで試したいのもありありなのにー。。急に解き放たれてとっちらかってる望みたち。。

落ち着け―私、ということで。

Img_5143_2

とりあえず全然違うトピックにいったん頭を切り替え。(き)先生の本、早くも到着した!アマゾン川の流れ、すごい。。

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んで、今ラジオからはHothouse Flowersの”I can see clearly"!! 先日のクアトロでのライブを思い出し―また興奮してしまう。。マイ夏休み、さく裂中。。。

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