2018.08.16

藍の生葉の叩き染めのその後のその後

Img_5415_2 夏になっても毎朝オートミールを食べていて、オートミール生活が8か月目に入りました。飽きずにおいしい。夏は冷たく冷やした水をかけて、マヤナッツときなことレーズンと塩一つまみをまぜて。


最近豆乳でヨーグルトを自作しだして、それも毎朝、くだものを少しのっけて食べています。


朝ごはんは、3食の中でもとくに好き。3食食べなくなって久しかったのがうそみたい。年明けから国産小麦以外の小麦を食べないようにしただけで、3食幸せにお腹いっぱい食べているのに、体重が4キロ近く落ちてそのまま安定しています。不思議。


* * *

新月越してから、まだ昼間の気温は高いけど、風の湿度と温度がぐっとかわってきたのを感じる今年です。太陽太陰暦では秋に属する月に入ったから、改めてこの暦の実力を思う。

夕方まで仕事して、おゆうはんをつくって食べて、夜は手仕事。ということができる幸せも、バテてバタンキューが減ったからかな。。

Img_5440_2 Img_5438 Img_5439 先日は夕食後、少し前に藍の生葉の叩き染めしてみた端切れをブックカバーに仕立ててみた。久々にチャコペンを使ったー(チャコペンとは言ってもペン型でなくて、昔ながらのおにぎり型の平べったいやつ)。相方がそれをみて「チャコペンて子供のころいつもペコちゃんとごっちゃになった」と言っていた。。

手縫いでチクチク。仕上がりはいつものようにZP(残念ポイント)がいくつかあり(鳥の位置はもっと真ん中がよかったとか、ちょっと上下が寸足らずだったとか、文庫本も入れられるようにしたつもりが文庫本には若干きつすぎた、とか……汗)、でもこの染めものプロジェクト専用ノートにはぴったしだったので、よしとします。

それにしても自分のものづくりはほんとにいつも、狙ったわけではないのにちゃんとZPがあるから不思議。次回には活かせるぞ、この経験を、と思うけども。次回はあるのだろうか。

Img_5430 藍の叩き染めを木っ端にやってみたほうも、形を整えてピンをつけてみた。こっちも形がもう一息な気がしていています。

Img_5483 藍の塩もみ染めした絹の布も、3辺をぐるりとまつり縫い。

チクチク縫うのは、なぜか夏にやることが多い自分です。暑いときになんで、と自分でも思うのだけど、不思議と落ち着く。。

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2018.08.11

藍の生葉の塩もみ染め&板染め

Img_5383 今日も、夏休みの自由研究のつづきをやりました。今回は藍の生葉の塩もみ染め。

藍の生葉染めは、いつかやりたいと思ってたことでした。20年くらい前に、八重山諸島を一人旅したときに出会って、少し旅の道中を一緒に過ごした女の子が、大きい藍の生葉を数枚叩き染めしたTシャツを着ていたのが最初。それで生葉で染められる、と教わりました。

彼女は陶器の絵付けを仕事にしている人でした。お互い一人旅で、彼女が台湾へ船出する前に、一緒の部屋にひとばんとまって、そのあと別れて、それきり。でもずっと、印象に残っています。

ことし、藍の種を、グリーンウッドワーク仲間の(み)さんがくださって! 育てることができて、やっとやってみることができて、ほんとに感慨深いです。。

Img_5326 ただ、小さい鉢にたくさん種をまいて、間引かなかったので、あんまり大きくは育ってなくて。今日は長さ5センチくらいの葉っぱ、33枚を、塩ひとつかみと水少々と一緒にもみもみして、手持ちの絹の端切れを染めてみました。

絹の端切れは細長いほうが13g。小さいほうが4g。小さいほうは、板染めにチャレンジです。

ジャバラにたたんでアイロンをかけて、正方形の木片でぎゅっとはさんできつくゴムをかけました。

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板染めの木片をくださった(え)さん(ずっと前にアトリエの引っ越しをされるときに、木片が袋いっぱいにつまったのをくださったの、今もいろいろに使えています)、ありがとうございます!正確に同じ形の木片が複数あったりして、便利でした。

Img_5329Img_5330ボウルの中で葉を塩もみして、緑の液が出てきたら、水に浸して軽くしぼった布を投入。一緒にもみもみしました。緑の液だったのが、空気にあてると水色に!

こんなちょっとの葉っぱなのに、けっこう鮮やかな色。。

葉っぱの量がすくないので、布が液を全部吸い取ったようになりましたが、ぎゅっと絞ったときに出る液で、板染めのほうも染めました。

ほんの少しの液も無駄にしたくなくて、最後はケシゴムハンコにつけて、和紙に押したりしました。

Img_5364 Img_5373そんなことをしていたあいだ、最初の布は葉っぱのかけらといっしょくたにつくねて置いといてしまったせいで、濃い点々や染むらが出ました。空のような、水のような、なにか自然現象みたく染まりました。

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布についてた葉っぱを洗い落として軽く絞ると、また水があわい深緑になったので、板染めの方はまたそこに浸けておきました。しばらく浸けておいてから、ひきあげて、しばらく置いておいた。

Img_5346Img_5384_2 数時間経って、どきどきしながら板をはずすと。。。ちゃんと格子縞になってる!愉快です :)

縞の太さが場所によってまちまちなところが、かなり好みです。こういうふうに染めるぶんには、染料もほーんのちょびっとでいい、というのも、かなり好み。

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こうなると、木片の形をいろいろにして、板染めをやってみたくなってきました。。。生木と生葉と布と染めと、全部がつながる愉しいプロジェクト。。。

また妄想がふくらんできます。。

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去年のハナイロ染めと叩き染め

Img_1237_2 去年の初夏の、つきひほしさんでのワークショップでは、リネン麻の大判ストールをハナイロ染めで染めたのだけど、そういえば、記録に残していなかった。。。ので遅ればせながら、ここに記録を。

(去年のこの時期、精神的につらい状態が続いていたせいで、書きそびれていたもよう。でもつらいなかで、このワークショップだけは、ポッとひとときの明るい記憶として残っています、ほんとに助けてもらいました、植物のみなさん、そしてつきひほしのおふたりに)。

Img_1179 このストール、春から秋まで、ずっとヘビーユースしてます。大のお気に入りです。

Img_1138ワークショップがあったのは、去年6月、戸越銀座のカフェカルムさんで。カフェのお庭に咲いていたお花をいただいたり、つきひほしのおふたりが用意してくださっていたお花でしました。

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生花:チェリーセージ(ピンク)、セージ、あじさい、クロコスミア(オレンジ)、ハルジオン、シロタエギク(枯れたあとの)、矢車草(紫、ピンク)、れんげ草(ピンク)、ヒナギク(枯れたあとの)。19149411_248854165598947_7525740572

ドライ;ハイビスカス(赤)、茜の根、パンジー(紫・黄)

大判のリネン麻は、きりっぱなしの布で、呉汁処理済みでした(ありがとうでした)。

Img_1152Img_1154_2大判なので、半分までは青系、もう半分はピンク/黄系にしてみた。

長いので、巻くときは、割りばしを芯にして両端から中央へ向かって巻いていきました。

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蒸して、みょうばん液に浸けて、開いて。

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オオキンケイギクがとても鮮やかなオレンジが出るようでした。(写真は別の参加者の人の染めたもの)。

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わたしもオオキンケイギクそのものは、元気なお花で好きだけど、在来種をおびやかす強さの外来種でもあるし、ちょっとその強さにアンビバレントな気持ちになってしまって使わなかった。。ので、黄色はハルジオンや枯れかけたシロタエギクの花粉の部分です。レモンイエローのドットになって、めちゃかわいかった。。。

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クロコスミアがやや濃いめの黄色になったかな。。

けっこう濃いめの紫も出ました。矢車草かなー。

***

で、このワークショップのあと、こんどはおうちでひとりで、叩き染めをしたのでした。

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庭の草花や、近所の野草、枯れて捨てられていた花がらを拾ってきたりして、集めました。

オーガニックコットンさらしで、手ぬぐいサイズをつくりました。

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ミョウバンをお湯にとかして、透明なミョウバン液をつくっておいて、それをスプレーボトルに入れて、布にスプレーしては、その上に花を置いて、ラップをかけて、トンカチでとんとん。

スギナの黄緑がきれいだったなー。ピンクのゼラニウムがとてもピンクになったり、紫陽花の紫も。

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このあと、ともだちの(ふ)ちゃんが遊びにきてくれたので、一緒にもういちど、叩き染めで遊びました。

Img_1302Img_1304 Img_1310_2ヤマモモの実を拾ってきて、水玉模様をつくったり(かわくと薄紫になりました)。

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使わせてもらった植物の名前を図解メモに書いて、1枚は自分用、もう1枚は贈り物にしまし た。

藍と違って、これらの草花はアルカリ系の洗剤で洗うと変色してしまう色素らしいので、お洗濯は中性洗剤で。日光堅牢度も高くないので、陰干しが必須です。

贈り物のときは、そう書き添えておきながら、自分用のはふつうにいつものアルカリ洗剤で洗ってしまった。。。なのでこの写真のときのあざやかは、もう見る影もありません(涙)。

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でもやってたときはほんとうにあざやかな花の色そのままを、布に写し取れる楽しさで、心がいっぱいになりました。

草花のみなさんに、こころからお礼を言いたいです。ほんとにパワーというかエネルギーをもらえる存在です。

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2018.08.10

藍の生葉の叩き染めのその後と、ハナイロ染め

今年はなぜか、急に、マイリトル夏休みの自由研究が始まってしまい……植物の生葉染めであそんでいます。木工も生木でやるグリーンウッドワークが大好きだけど、染めもなぜか、生の葉や花でやるのが楽しくて仕方ありません。

先日やった藍の生葉の叩き染めは、いい感じに仕上がりました!

Img_5212_2 Img_5211 オーガニックコットンのTシャツ(無印良品で今ちょうどセールで700円台!だったもの)。

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お気に入りのガーゼ生地のコットンの襟シャツ。

ブックカバーにする布(オーガニックコットンのさらしで、昔さよならげんぱつTシャツをつくってたときに、手ぬぐいもつくろうと思ってひと巻き買っておいたもの。あのときは結局手ぬぐいは1,2枚しかつくらなかったのでした)。Img_5199

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ヤマザクラの木っ端に実験的にやってみたものは、葉っぱを叩いあと、そのまま剥がさずにくっつけて、湿らせて冷蔵庫で保管したあと、こんどはそのまま室内に2、3日置いて、葉っぱをカラカラに乾かしてみた。それから葉っぱを剥がしたら、意外と染まっていました!

この感じ、なんかすきです。まわりの形をととのえて、ブローチにしようかな。

***

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叩き染めの次の日も、また半日だけ染めあそびしました。

去年「つきひほし」さんのワークショップで教わったハナイロ染めをおうちで。別名エコ染めと言われる染め方で、染料も水も火もちょびっとでできるやり方です。

花や葉っぱを布の上に散らかして、くるっと 丸めて、20分蒸して、媒染。

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水彩みたいな、水ににじんだ色がとりどりに染まるのが特徴なんだけど、どんな花や葉っぱを使うかで出方が違うし、予測もつかないからどきどきする。

今回は、たくさん花をつけていたのがそろそろ終わりになってきた枯れかけのゼラニウムの花と、こちらもそろそろ花が終わりのヒメヒマワリと、藍、アボカド、アイビー、ゼラニウムの葉っぱ数枚ずつと、あと乾燥ローゼル少々でやってみた。

お気に入りだったのに小さいシミができてしまった、淡いグレーグリーンの絹のタンクトップと、クリーム色の絹の端切れ大小2つを染めました。

Img_5267 Img_5266 すごく淡く染まりました。。花はもう枯れかけの元気のないのばかりでやったからかしらん。。

でも一応、藍は緑~青緑、ゼラニウムのピンクの花の枯れかけは淡い茶色っぽい色、アボカドの葉っぱは緑、ヒメヒマワリはあわーい黄色、ローゼルは紫が出ました。ゼラニウムとアイビーの葉っぱはほとんど色が出なかったーと思ったけど、黄緑~モスグリーン系になってたもよう。

Img_5248 ローゼルだけは乾燥してたもの(前に奥武島を旅したときに、お茶として買ったもの)をつかったので、小さくちぎって散らしたんだけど、これが紫のドットになってなかなかよかったです。

絹のタンクトップは無事生き返ったように思います。藍の葉っぱがけっこうくっきりとプリントされたりもして。

絹のはぎれのほうは、着古したパジャマを解体したものもの。大きいほうはいろんな花葉を散らしたけど、小さいほうは藍の葉っぱのちぎったのだけ(叩き染めで鳥の形を切った残り)。

Img_5272 Img_5278 大きいほうはゼラニウムの花を多めにしたから、なんか茶色がわわーとなって、汚れたみたいに見えなくもないかなー(汗)。一か所、めちゃくちゃあざやかなピンク色で、くっきりと数字の「5」のようなのが染まっていました。謎です。

Img_5235 Img_5264 小さいほうは、緑の▲がいっぱい散ってるみたいな模様になりました。楽しい。藍が思いのほか緑のままだったのは、なぜだろう。青緑になりそびれたようです。でも緑もうれしい!

 

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2018.08.06

藍の生葉の叩き染めあそび

Img_5157_2_3 染めのことを考えれば考えるほど、「こういうふうにしたらどうか」「これもやってみたいかも」とやりたいことのアイデアが増殖するばかりの「負のスパイラル」に入ってしまったので(正のスパイラルのはずなんだけど、自分の場合陽極まって陰になるみたいな(^^;)、もうとにかくいちばん最初に思いついてたことを、実際に実行してみることにした本日。

半日、藍の生葉の叩き染めであそびました。

染めるというか、叩き染めなので、ワンポイントプリントです。

Img_5167 白い襟シャツの胸ポッケと、Tシャツの胸元と袖口、あとブックカバーにしたい布に、プリントしてみることに。あんなにアイデアが増殖・さく裂してたというのに、なんというチマチマしたプロジェクト……(^^;

どれもコットンなので、いちおう呉汁処理してみた。豆乳+お水にプリントする部分だけを30分浸けてから乾かした。

Img_5168_2 乾かしてるあいだにデザイン決め。青色に染まるんなら、モチーフは鳥でしょう、と思って、母の形見の手づくりペンダントトップの鳥を参考にしました。藍の葉っぱのサイズを紙に写し取って、葉っぱの無駄が出ないサイズの鳥を描きました。

呉汁処理したのがかわいたら、アイロンがけ(平らなほうがきれいにプリントできそうで)。

Img_5172 で、染める準備。机の上に、雑誌→その上にビニールにくるんだ古いまな板→その上に染める布。

Img_5173_2 藍の葉っぱを1枚摘んできて、型に合わせて切り取って(切り落ちた破片のほうの葉っぱは、湿らせたティッシュと一緒に密閉袋に入れて保存→次にやる「ハナイロ染め」のほうで使います)、布に乗せて、そのうえからラップをかけてテープで固定。で、トンカチの端っこの方で点描画を描く要領で叩いていきました。

Img_5177 叩き終わり。この時点では結構緑色。

Img_5181_2 このまま葉っぱがくっついたまま、完全乾燥です(陰干し)。

乾いたら、水を張ったボウルに浸して、葉っぱを取り去り、少しもみ洗い。

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青緑色になってきた。最後、ほんの少し石鹸をつけて、ほんの少しの間ゴシゴシあらって、すすぎました。

風を通して、また乾かして……。

乾いたら、けっこう淡い青緑色になりました!あわやくて、すごく好み。。。♡水に通して風に通すと、こうなるのかあ。

アイロンかけて、色止めしました。

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とりあえず最初にやったブックカバーの分だけ、最後の工程までやってみた。

Img_5187 Tシャツと襟シャツは、叩き終わったところまで。この2つはラップもくっつけたまま、じんわり乾かしてみようと実験中。。

ーーおまけーー

4か所、青い鳥のプリントをするのに、藍の葉っぱを2枚摘んだのだけど、1枚は少し大きかったから、もう1羽分取れた。

Img_5189 Img_5190 なので、ヤマザクラの木っ端にもプリント実験してみました。

同じ要領でとんとん叩いて、葉っぱをつけたままの状態で湿らせたティッシュと一緒に密封袋へINしてみた。少ししたら出して、どんな感じでプリントされたか見てみます。呉汁処理してないし、ぜんぜんプリントされないかもなあ。セルロースには藍は染まらないようなので……。まあ、実験です。

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2018.08.05

マイリトル夏やすみ

Img_4968_2 長かった忙しデイズがやっと一区切りついて、ほっと緩んで、その後2日は試験が終わったばかりの学生みたいに、何したらいいかわからないでぼーとするだけだったのが、3日目になって「好きなことしていいんだ!」という悟りがじわじわやってきた。

そしてまず思い出したのは藍のこと。この酷暑にもめげずになんとか成長してくれたので(種をくださった(み)さんありがとう!!)、ぜひとも生葉染めをしたいと。。。

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まず染め方をリサーチしてみたら、生葉染めだけでも3通りあって、どうしようかと悩み。。。そのうちそういえばピンク色が出ると聞いてからずっと貯めてあったアボカドの種も染めてみたいと思い出し。。。そしたらアボカドの葉っぱでも赤系の色になると知って鉢植えのアボカドの葉っぱも気になりだし。。。そしたらびわの葉っぱでもおもしろい染めができると知って、鉢植えのびわの葉っぱも気になりだし。。ついでに板染めや絞り染めにも魅力を感じ出し。。。そうこうしているうちに、去年の初夏につきひほしさんで教わたハナイロ染めもまたやりたくなってきて。。。という感じでもう何から手をつけていいかわからなくなって、困ってしまった。ノートに全部書き出して頭の中を整理して、さて、どうしよう(←いまここ)。

Img_4971_2 忙しかった最中にモチベーションにゲットした新しい斧も、砥いで試したいのもありありなのにー。。急に解き放たれてとっちらかってる望みたち。。

落ち着け―私、ということで。

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とりあえず全然違うトピックにいったん頭を切り替え。(き)先生の本、早くも到着した!アマゾン川の流れ、すごい。。

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んで、今ラジオからはHothouse Flowersの”I can see clearly"!! 先日のクアトロでのライブを思い出し―また興奮してしまう。。マイ夏休み、さく裂中。。。

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2018.03.31

春のつれづれと、One Tree講座

春です。なんだかずっとパツパツに仕事をがんばってきていて、久々にゆるんで「まどろみタイム」を楽しんでるここ数日です。

Img_4093_3数日前には近所の公園へお花見に。例年はわたしが生き急ぎすぎて、まだ開花してない中だったり、冷たい風が吹きすさぶ中になったりするのだけど、今年は珍しく満開の桜を前にピクニックできました。今年は和食のピクニック。お正月以来、すっかり和食党になって、体調もよくなってきてる感じです。

公園はお花見の人たちで大盛況で、ちびっこたちが縦横無尽に走り回っていました。飽きずに何度も同じ場所をぐるぐる走っていたり。。。「とりさんが転んだ!」というなぞの遊びをやってた子たちもいた。ルールがはちゃめちゃだったけど、本人たちはめちゃくちゃ楽しそうで、なにより。

お花見に行くと、花もいいけど、ちびっこたちを見てるのが楽しいです。。 :)

ここの公園は植物園という別名もあって、結構敷地の奥のほうはさまざまな樹種が植えられていて、すべてに名札と解説もついていて、とても勉強になるのでした。モッコクの枝で染め物ができると知りました。「猫の額庭」にも一本あって、毎年剪定をすると切り口が赤く染まるのは体験していたから、腑に落ちた。今度は剪定枝を取っておいて、染めてみたいです。

Img_4095 梅の実が小さくみのっていて、ピンクと黄緑のグラデーションがきれいでした。植物のみなさんは着々と、季節のめぐりと足並みをそろえて暮らしていて尊敬する。。

* * *

おとといはようやっと今年のお味噌の仕込みをしました。国会中継が気になってはいたのだけど、お味噌にはよい気を入れたい、と思って、ラジオをかけたら、シューベルトの、なんだかのどかな曲がかかってたので、そちらを聞きつつやりました。

Img_4106 とんとんと、すりこぎで、煮た大豆をひたすらつぶす作業のときに、グリーンウッドワークの斧使いを思い出していました。

一週間前まで、岐阜で5日間のグリーンウッドワークの合宿講座に参加していたのでした。そこで、割った木を、斧ではつるときに、はつりたい場所を「ねらうけど、ねらいすぎないこと」と教わったのが心に残っていて。

人類は斧という道具を使いだして、もう数千年経っているんだし、みんなのDNAのどっかにそのときの記憶が入ってるんだから、力まないでやれば、ちゃんとできるものなんだよ、というふうに言われて、やってみたら、前よりもずっと思うように斧ではつれるようになったのでした。

Img_3859 今回の岐阜での講座は、またしても、日がな木を割って、はつって、削って、樹皮をはいで、切って、編んで、おいしい手作りごはんをいただいて、みなさんとおしゃべりして。。というしあわせな日々。アメリカ・ウィスコンシン州から来てくださった、ジャロッドさん&ジャズミンさんに、1本の木から手道具だけでさまざまな生活道具をつくることを教わりました。森林文化アカデミーの久津輪さんとグリーンウッドワーク研究所の加藤さんが開催してくださった、One Treeという講座です。

山桜と朴と、実際は2本の木を切ってくださってあったので、その2本のいろんな部分から、お箸、まな板、ふた付き容器、ナイフの鞘、スプーンをつくっていきました。

Img_3869Img_3889Img_3921メインの道具は斧とナイフで、斧がますます好きになりました。ナイフワークも、ジャロッドさんのおだやかでていねいな指導のおかげさまで、前よりも体にやさしくやれるようになった気がしています。木工用ナイフでの作業のポイントが、また少し腑に落ちてきた感じがしていて、うれしいです。

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Img_4039 いつものごとく作業が遅い自分は、お箸は1組の片割れしかできないし、まな板も最後まで完成せず、ふた付き容器もスプーンもみんなの半分の大きさ(おなじ大きさにしたら作業が追いつかないので)。。。でもそんなことも気にならないくらい、ものをつくるプロセスが楽しくて仕方なかったです :) 

ふた付き容器は、shrink potと呼ばれるもので、生木をくりぬいて筒にしたものに底板を差し入れて、生木の収縮を利用して底板を締めあげていくのです。最初はゆるゆるの底板が、毎日、筒の乾燥が進むにつれて締っていくのが、おもしろい。。!まだ乾燥が進み中なので、仕上げはこれからです。たのしみ。

アメリカ北部の先住民の方たちがかつてつくっていた箒(peeled broomというもの)の作り方もざっくり教わったので、これも近いうちにやってみたい。。。

Img_4017 生木の持つたくさんの可能性にわくわくします。木とまたもすこし、お近づきになれた気がしてうれしい。。。それから、グリーンウッドワークが好きなみなさんと、またもすこしお近づきになれた気がして、とってもうれしいです。

お世話になったみなさま、ご一緒したみなさま、ほんとにありがとうございました。。!(写真はみんなの作品の一部。本の形をしたふた付き容器を作った方もいたのです、かわいい!)。

***

講師のジャロッドさんのことは、元大工さんの、アメリカのグリーンウッドワーカーということ以外、何も知らないまま講座に参加したので、彼が実はウィスコンシン州のスペリオル湖(北海道よりも大きい、世界最大の淡水湖)の湖畔地域に住んで、ネイティブアメリカンのオジブウェ族(オジブワ族、チペワ族などとも呼ばれます)のコミュニティの中で長く暮らしてきた、スウェーデン系の方だったと知ったときは、うれしかったです。

ジャロッドさんは物腰がおだやかで、説明やデモンストレーションもていねいに、ゆったりと時間をかけて行ってくださるのが印象に残りました。それでいて、アプローチは科学的というか、「このようにする理由は、ここにある」ということも教えてくださり、同時に実用重視で、型ばかりにこだわるようなところはないのでした。興味深かったし、わかりやすかった。。。

ナイフ使いのベーシックを覚えた1日目、「目を閉じて、ナイフが材にどうあたっているかをゆっくり感じとりながらやってみて」と言ってくださったときのことが、心に残っています。体がおのずと刃と材の当たりを繊細に調整していることに、気づけるように、促してくださっていました。そのあとも、特定の作業のときに、「ここはゆっくりやってみて、時間をかけて」と言ってくださったりしてた。時間との付き合い方、ていねいな姿勢、そういうところが、私の中の”欧米人”の感じ(一般的な印象です、すみません)と違うなあと思いました。

作業工程を最初にやってみせるとき、予定どおりにいかないところがあったときも、「これは今手にしている材が、こういう材だっていうことだから」と言って、淡々と受け入れて、その材と関り続けていってらしたのも心に残りました。(「もし売り物用にものづくりをしていたなら、この材は使わないことにするかもしれない。。けど、今はみなさんも投げ出さずにこの材でやってみてほしいと思うんです」「むずかしいところはあるけど、美しい木だから」というようなことをおっしゃってた)。

Img_3904 Img_4117 Img_4018 彼のパートナーのジャズミンさんも、静かな雰囲気の、手仕事を愛してやまないのが伝わってくる方でした。インディゴブルーがとりわけ大好きらしく、藍染めに心を奪われているらしかった。ジャズミンさんには、樹皮の編み細工で、ナイフの鞘をつくるのを教わりました。とてもクレバーなデザインです。楽しかった!(右の写真は、ジャズミンさんが知らぬ間に完成させていた、桜の樹皮細工の筒。継ぎ目が美しい。。)

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それにしても。。わたしは、ふだん黙々と暮らしてる時間が長いので、大勢の人とずっと時間を一緒に過ごすのは一大チャレンジだし刺激も大きかったりして、、、はしゃいでしまったり、落ち着きがなくなったりすぐしてしまって(涙)。いつでも淡々とマイペースでいられる人たちが、うらやましいなーと思うばかりです。こんなはしゃぎがちな自分でも、木とじっくり向き合って作業ができた時間もあって、そうさせてもらえたこと、感謝しています。

できないなりに、やらせようとしてくださり。。やや時間がかかっても自分でやってみること、発見していくことを、見守ろうとしてくださったこと、ありがたかったです。

ただ、自分ももっとほかのみなさんくらいに器用だったり握力・腕力があったらよかったのに、とやっぱり思います。そしたらもっと講座がサクサク進んで、みんながもっといろいろ学べたのかも、と思うので。。。。。

Img_3951_2Img_4009_2 今回の講座では、家で自分で続けていけるベースのところを、また少し、育てていただいた感じがしています。講座の時間内に完成したのは、スプーンだけだったけれど、作業のプロセスそのものががひたすらに楽しくて、シンプルな手道具と関わりを結んでいくうれしさがありました。スプーンの粗削りを終わりまで斧でやってみれたのも収穫でした(時間はめちゃかかったけど)。

つくったものが未完成でもこんなにうれしいのは、初めてかも。。。材と関わるときの心のありようとか、道具とのつながりを育ませてもらえたことが、今もうれしいです。

ジャロッドさんのつくる作品は、人柄を表してか、控えめな中に広範な研究心とこだわりと研ぎ澄まされた技術とがぎゅぎゅっとつまったようなものたちでした。ネイティブアメリカンの伝統工法のカヌーや橇、バスケットから、スウェーデンの昔ながらのスプーン、器、ふた付き容器まで、暮らしの中で生まれてきた道具の歴史も尊重しながらものづくりをされていて、深みがあります。

別れ際、握手してくださりつつ、唐突に「See you later」とおっしゃって、でもまた会う予定などなかったので私的には「???」でしたが、また会えたら、うれしいな、と思いました。今回は作業中の質問以外、お話がほとんどできなかったけど、もしまたお会いできたら、今度はゆっくりお話をお聞きしてみたい。。。

(ジャロッドさんの職人魂のようなものに、やっぱりぶっ飛ばされてもいるのだけれど、これもなんどもぶっ飛ばされているうちに、慣れるのかも。。。)

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2018.02.07

手仕事がくれること&ミルクスツールプロジェクト(2)

Img_3145Img_3146_2 友達の(エ)さんがつくってくれたこの白いお皿がほんとーうにお気に入りになっていて、使わない日がない、というふうです。

泡みたいなもようがぽよよんと入っていて、ぽってりした輪郭がかわいくて、だけど全体に厚ぼったくなくて、持ったときのバランスもよくて、とても使い心地がいいのです。(うちにやってきてもらって、2か月使ってみての、実感です)。

彼女のとこでランチをごちそうになったときに使われていたお皿に一目惚れして、その場でわたしにもつくって、とお願いしました。そのときは事情あって作陶がすぐにできる状況じゃなかったので、いつになるかわからないけどいい?と言われ、ぜんぜんオーケーと気長に待っていて。届いたのは9か月後くらいだったかな?

このスローなデリバリーテンポもまたいいもんです。お皿のサイズは、わがやの手づくり食器棚にぴったり入るサイズにお願いできて、それもまたとてもうれしいことでした。

こういう、使い心地よくて目にもうれしい、毎日使うのが楽しい身の回りの手づくりの道具って、ぐっときます。

自分もそういうものをつくれるようになりたいな。。と切に思う。。!

(前は、多少ZP=残念ポイント=欠陥や癖があっても、それを踏まえてケアしながら使うっていうのもありだよなーと思ってたのだけど。やっぱりストレスフリーに使えるっていいし、いいデザインってそういうものなんだなーと思うようになりました)

しかし家のことと生活費稼ぎの仕事とで手一杯で、木削りの勉強と実践の時間がなかなか。。。なんとかほそぼそとでも続けていきたいー。

木と親しんで、木との豊かなつながりを取り戻して、自然の大きな輪のなかの一員として、木だけじゃない多様な種や存在のみなさんと一緒に、思いやりとわかちあいの気持ちをもって、生きていくです。

明日は偶然ツォルキン暦の新年にあたる日だったので、改めて意図を宙に放ってみました :)

* * *

Img_3008_2 最近の自分の手仕事は、このサクラの板と檜の枝のミニミルクツール。11月初旬にパーツをつくって、座面の乾燥具合を見て、12月に穴あけ&組み上げをしたものです。

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パーツは、座面はグリーンウッドワークのお仲間の(は)さんにサクラの丸太を4.5センチ厚にチェンソーで挽いていただいたものを、(は)さんちのお庭で削り馬&ドローナイフでなめら かに成形したもので、脚は檜の枝をドローナイフ(銑)で成形したもの。ほんとは南京鉋で仕上げるとさらにつるすべになりそうだけど、持ってないのでドローナイフだけで仕上げました。

Harasanchi

南京鉋もいつか欲しいな、と思いつつ、マイクさんから譲ってもらったドローナイフの使い心地が今も好きすぎるのと、ドローナイフだけで仕上げた最初のダイニングチェアの手触りもお気に入りなので。。。南京鉋やサンドペーパーはまだ探求するに至ってないのでした。サンドペーパーは必要性がいまひとつわからない、というのもある。。

Img_2799_3 座面の端のほうに虫食い穴があったので、そこを落としていったら、ミニサイズになってしまったのでした。。

今は使い心地を自分でモニター中。脚の檜がスポルテッド材だったので、強度への影響が未知数なのです。けども今のところ愉快に使えています。

板材の扱いは初めてで、おもしろかった。。またチャレンジしてみたいです、小さいものから。

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2017.11.21

グリーンウッドワーク道具のアップデート

Img_2923 先日、伸び放題でたいへんなことになってたノイバラの剪定しました。。赤い実がかわいかったので救出。鳥、食べるように雨戸に挿してみた。前に冬至のリースにこの実を入れて玄関の扉にかけといたら、ヤマガラが食べに来たことがあったので、たぶんおいしいのだろう、と。。Img_2921

「ねこの額庭」のバードフィーダーにも、この日からひまわりの種を入れ始めました。ことしはわりとあたたかな日が多い秋だったから、いつもよりもひと月近く遅くなった。いつも種を入れて数日は誰も気づかない。。。ようやく今日あたり、見てみたら減っていたので、来てるみたいです、シジュウカラ。

秋は夜がたのしい。。好きな時間です。

Img_2920 こないだはおるすばんのフライデーナイトに刃物砥ぎしました。(自分にとって)禁断のスプーン作り用フックナイフの砥ぎにチャレンジしてみた。。研ぎはずっと普通のナイフでさえ苦手だーいやだーと思ってきたのだけど、なんか急にたのしいかも?という気がしてきたので、そんな気分のいまが練習のチャンスーとばかりに。

Img_2908 内側のバリとりのセラミックシャープナーは、イケアのがいいよと教わったけど、メルカリでたまたま関市の刃物メーカーのものだという小さめのを見つけたので、買ってみた。シャープナーの柄が日本刀ぽいデザイン。(それとも十手??)。なんとなくツボに入りました。

で、砥ぎが楽しくなると、もっと気軽にすぐ砥げるようにしたいという気持ちがむくむくと。キッチンシンクを占拠せずにとげるようにしたいと、考えました。

Img_2941中津川のグリーンウッドワーク練習会で、お仲間の(い)さんが、持ち運びできる砥ぎ場をつくってらしたのがインスピレーションになって、いろいろじっくり考えて、とても小さい桐箱の砥ぎボックス、つくりました。なんでも小さいものが好きなのと、リビングルーム工房のため、収納場所をとらないことも大事で。

Img_2942ステンレストレーを最初に買って、そのサイズにあう木箱を探して、メルカリで新品の桐箱に出会いました。定価の半額、1000円(送料込で)で譲ってくださいました :) ユーストの古い木箱でいいのだけど、ふたつきがいいと思って探したら、新品に行きついた。。

Img_2943 桐箱とステンレストレーのサイズに合わせて、砥石をのせる台をつくりました。

あと、砥いだ後の刃にツバキ油を塗るときの道具も、前に竹容器でつくったのが、ふたがうまくしまらず、そのまますっかり忘れてたのだけど、ふたを裏返しにしたら、ちょうどよくしまることにきづいて、つくり直しました。

Img_2968 砥ぐときは、桐箱のふたに砥石を出して、下に滑り止めを敷いたステンレストレーに砥石台をわたして、そこで作業する感じです(テーブルの上で)。お水を随時たらせるように、手元にあったスポイト容器もセットしてみた。砥石を水に浸すのはじょうろで。

ダイヤモンド砥石、中砥石、仕上げ砥石、フックナイフ用に板に耐水ペーパーを貼ったもの2枚、棒状のセラミックシャープナー、青棒を塗りつけて使う角棒と丸棒、ツバキ油、油ひき具、滑り止めシート、古ハブラシ。とりあえず、今の自分に必要な砥ぎ道具はみんなおさまりました。

使っていくうちにまた変わってくかもしれないけれど。。と思ってたら、この後ツールロールをアップデートするなかで、青棒と革砥とセラミックシャープナー&丸棒はツールロールへお引越ししました。

Img_2995 このセラミックシャープナーと丸棒は、丸棒がシャープナーのカバーにもなる、というのがうれしい発見でした。丸棒は、スプーンづくり用のフックナイフの内側の砥ぎの最後に、青棒を塗りつけて使うのだけど、手頃なサイズのがなくて(フックナイフの砥ぎを伝授してくださってるRobin Woodさんは使い古したほうきの柄を使ってらして、うちにも古いほうきの柄をとっといたのがあったから、それで!と思ったら、太すぎた。。。)、「なにかに使えるかも資材引き出し」の中をあさったら、ファックス感熱紙のインクの芯が出てきました(紙なんだけどすごい堅い)。筒になっていて、セラミックシャープナーのカバーとしても、径がドンピシャサイズでした :)

* * *

砥ぎ道具用の木箱をメルカリで探していたら、たまたま、もっと大きな木箱(ふたつき)が目につきました。ワイン6本用の木箱。グリーンウッドワーク道具箱によいかもーと、サイズを調べると、ちょうどよさそうだったので、この箱もわがやにやってきてもらいました。送料込みで1900円。

Img_2963いままでの段ボール箱の道具箱がだいぶんくたびれてきてたので、木箱ならもっと長持ちだろうし、よかったです。木箱ってなんだかグレードアップ感もある :)

Img_2905 横幅がひとまわり大きかったので、いままで道具箱に入りきらなくて別にしてた、V字治具とかも一緒に入るようになって、快適です(クランプ2本と、でかい木槌だけは、相変わらず入らす外に出ていますが)。もとから仕切りも2枚ついていて、それもよかった。

Img_2958 ひとまわり大きくなったけど、リビングの一角のこれまでと同じとこにおさまりました。うれしいです。

* * *

こうして道具箱と砥ぎ箱がアップグレードされたので、なんだか盛り上がって、ツールロールもアップグレードにとりかかりました。

Img_2987ツールロールは、少し前にイケアで、たまたまロール式の布製のオーガナイザーを見つけて、改造したらツールロールになりそうと買っておいたのでした。LÄTTFATTLIG/レットファットリグ ペンシルホルダー(日本のイケアのサイトに載ってないので、海外のサイトだけど。。日本で買いました)というもの。

Lattfattligpencilholderwhite__041_2 鉛筆用に細く仕切られているコンパートメントの仕切り紐を適宜ほどいて。。あとは手を動かしながらどうするか考えていきました。現物合わせ的に。。

Img_2991道具の高さに合わせて、フラップがおりたたまる位置が高くなるように、スナップボタンの位置を変えて。。(今ついているスナップボタンを外す、というのをはじめてやったけど簡単でした。今あるボタンの表側の真中にくぎをあてて上から打ち込んで穴をあけたら、ペンチで挟んで取るだけ)。

あたらしくつけるスナップボタンは、道具なしに手でぱちんとはめられる、プラスチック製のバネボックにしました。これも初めて使ってみたけど、なかなかよい。布に穴を開けたら、あとははめて、パチン、でしっかり付きます。

刃物がぴょんと落ちてこないように、フラップをおさえるボタンを追加で真中あたりにもつけて。。。

持ち運びしやすいように、革の持ち手をつけたいな、と思って、昔使い倒したかばんについてた革の持ち手だけを外してとっておいたのを出してきました。ただ、ツールロール本体を丸洗いできるようにしたかったので、持ち手を取り外し可能にしたい、そのためにはどうしたらいいか、一晩寝て考えました。

で、最初はバネホックよりも外すのに力がいるというジャンパーホックで持ち手を本体に付けようと思って、駅前の手芸店に買いにいったのだけど、なかった。ほかに手芸店がないんだよね、前に大型のがあったけど閉店しちゃったんだよね、と考えていたら、はっとボタン式にすればいい、と思いつきました。その閉店しちゃった手芸店の閉店前セールで、雪だるまの形をした木のボタンを買ってたことを思い出したのでした。

Img_2952 ジャンパーホックをつける予定にしていたところに木のボタンを縫い付けて、革の持ち手にはナイフでボタン穴を開けました。

雪だるまボタンと、ふつうの木のボタンと。Img_2957

あとは、マジックテープをあいているところに縫い付けて、そこに小さいビニールポーチをマジックテープでとりつけられるようにした。このビニールポーチの中には、刃物を研いだ後にツバキ油を引くときに使う布と、小さい青棒をイン。布の油でツールロールが汚れないようにしたくて、ビニールのにした。。Img_2992

いちおうこのツールロールには、スプーンや小物を削るときに必要な小道具をひととおりまとめてみました。たまたま見つけたZed Outdoorsさんの動画も参考にしました。

中身は、今のところ、サバイバルナイフ(ちょっとした木割りに)、カービングナイフ長・短、フックナイフ(おさじの皿部を彫るのに)、えんぴつ、定規(木の定規と、やわらか定規)、ノギス、棒状セラミックシャープナー&丸棒、革砥&板(青棒塗り付け用)、青棒、ツバキ油、油ひきの布。カービングナイフ(長)とフックナイフは、さじフェスでモーラナイフ・ジャパン社さんからいただいたものです、感謝。このフックナイフは、さじフェスに来日されたヨゲさんが監修された新しいモデル。使い心地よい。。それまで使ってたフックナイフはちょっとお休み中で、今はこのナイフに親しんでみています。

Img_2989 で、持ち運ぶときはくるりとまるめておけて、使うときは逆側にくるりと巻いてそのまま使えるようにしたいなと思って、追加のスナップボタンをいくつかつけました。逆側に巻いて、そのまま立てておくこともできるし、ぶらさげておくこともできるようにしました。Img_2999Img_3001

これから使い心地を検証してくわけですがー、なかなかよい気がしています :)

* * *

道具関係のアップデートをしていたら、なんとなく勢いづいて、ここ数カ月やりたいと思いつつ手をつけられてなかった、削り馬のアップデートにも着手できました。

Zed Outdoorsさんが、ブッシュクラフトとグリーンウッドワークに入れ込んでいらして、自分と傾向と対策がどうやら似ている人みたい、と思って動画集を見てみたら、つい最近、削り馬づくりを長々とレポートしておられて、その中で、上板(作業台の板)の抑えのための杭を入れる角度について、語ってる場面があって。なるほどと思って、自分の馬も、もともとツノを生やしてあったのを、もっと斜めの角度で入れてみたら、がしっと安定するようになりました。ちょっとしたことが大きいんだなあ、と実感。

Img_2986 削り馬の脚ももっと安定させたいと思って、森林アカデミーの久津輪さんが先日つくられてた、ノックダウン式削り馬の脚のジョイントについて教わったので、それをやろうと思ってたのだけど、その前にホゾ穴をもう少し深くしてみたら、それだけでずいぶんがしっと安定したので、ひとまずはこれで様子を見てみることにしました。

Img_2978 フレーム部分も、若干ぐらつきがあったのが、フレーム上端にセンダンの木端を入れてみたらしっかりしました。削り馬を移動するときのハンドルとしても使えて便利になりました :)

フレームの支点が上板(作業台の板)にあいているのは、最初「ラップトップ式削り馬」のつもりでつくったのの名残りです。。。こんなふうにしてる人はほかに見かけないので、たぶんあまりよろしくないのだと思うのだけど、自分の用途では今のところ不自由していないので。。。このまままた様子を見てみる。

削り馬のアップデート、そうとううれしいのです。これでがしがしスツールの脚や貫をけずろう、という気になっています。秋の夜長って最高です :)

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2017.11.18

木の奥にある、木目

1週間ほど前だけど、トランプ氏来日関連のニュースを読んでいて、しみしみと暗い気持ちになっていって、あ、これはいかん、と思って立ち止まった。

自分にはマイクロサイズのちっさいことしかできないと痛感するこの頃で、せめて自分の灯りを暗くするのはやめないと、と思ったのでした。

Img_2807_2 Img_2812_2 それで、さじフェスでいただいた、スプン削り用のフックナイフに簡単な鞘をつくりました。ちょっと失敗した。けど使えないことないからよしとする。

自分のものづくりはこんなのばかし。。自分なりに完ぺきをめざして取り組むけど、いつもどこかにずっこけポイントが。でもずっこけてわかったことがいろいろあるし、そうやってやってくうちに少しずつは上達してるんだろうからよしとする!

先日中津川でミルクスツールの座面にしようとちまちま削って整形した桜の板材も、よくみたら小さい虫穴が端のほうにあった。。あららら。ひとまわり小さくなるけど、それもよし、と、そこのとこだけ割り落としました。割り落とした木っ端を見たら、スプーン削りたくなりました。(ミルクスツールをつくろうと決めたのも、(た)さんのお皿のための木取りで出た端材を見て、これ座面になるなーと思ったときで、わりといつもこうしていきあたりばったりに進む。。)。

Img_2795_2 これ桜だし、生木のうちにスプーン1本やってみよう、そうしよう、さじフェスでおそわったやり方のおさらいにもなるし、とナタで粗く整形してナイフでしあげてみた。ナタでの整形は不慣れだけど楽しかった。斧よりもコントロールしやすいかんじ。これはやってくとくせになるかも。。

Img_2797_2 しかし、スウェーデン風のデザインにしてみようとしたら、バランスがどうも妙になっちゃった。自分の感性とは違うデザインだからか、お手本をちゃんと見てないからか。。

それにしても欧米のスプーンはカーブがゆたかでグラマラスだな、と思う。日本の木のスプーンのあっさりした静かなデザインと比べると、ああ文化が違うんだなと思う。

Img_2855_2 柄には、くだんの極小の虫穴がふたつ、残ってたので、その穴を結ぶかたちでハートの模様を彫りました。浅い穴だったからこれで解決。

でも形は納得がいきません。いまひとつときめかない。。なにをどうしたらグラマーとあっさりの折り合いがうまくつくのか、それともそんなのよりもっと基本のところがちがうのか?うーむ。こんなことをあーだこーだ考えるのがまた楽しいって、変態だろか。。

* * *

その後、このとき割り落とした桜の木端のその2とその3で、小さいものもつくりました。ひとつはBarn the Spoonさんのデザインでかわいいな、と思っていたフェザースプーン。

Img_2887_2 Img_2888_2 Barnさんのオリジナルデザインでは柄の表側が羽根っぽくなってるのだけど、逆に柄の裏側を羽根っぽくさせてみたら、柄のおもてがわはうなぎねこのしっぽ風になりました。。。

Img_2869_2 Img_2872_2 木端のカタチのせいで柄の先端はだいぶん薄くなったのだけど、割ったままの木目に沿ってるので、繊維は全部通っているから、強度は大丈夫かな、どうかな。。。様子をみてみます。

フェザースプーンのカタチにはときめいたので、木端その3でもう1本つくろうと始めたのだけど。。。おさじのお皿部分をほりほりしてたら、深く掘りすぎて穴があいちゃった。。。ヨゲさんには、おさじのいちばん深いとこはむこうが透けるくらいうすくしたっていいんだよ、と教わっていたのだけど、さすがに穴があいてはどうしようもないです。Img_2892_2Img_2893_2

  柄のほうは、木目に従っていったらちょうどよくカーブのある羽根ふうになっていたので、お皿部分は削り落して、ブローチにすることにした。

Img_2902_2これからオイル仕上げして、ピンをつけてみる!

木のブローチは、こうやって偶然できる。。。前につくった、現在のお気に入りの木のブローチも、なにかつくった時に出た木端をなんとなくナイフで削っていて(ただ削るのが楽しくて)、そしたら節とそこをとりまく木目のカーブがどうみても靴下のかかとらへんにしか見えなくなって、そのまま靴下型に削ってブローチにしたのでした。

Img_1104 これはもう、わたしが靴下の形をつくったのでなくて、この木端のなかに靴下があった!という感じでした。ミケランジェロが彫刻をするときとおんなじです(ミケランジェロに失礼なくらい、規模が小さい&モチーフが生活じみているけれど(^_^;))。

でもこのブローチは、自分にとっては、木目に沿って削る楽しさを表している大事なブローチです。羽根ブローチも、やっぱり木目に沿った結果なので、やっぱり大事な象徴になるです。

* * *

そういえば、木目について、ちょっと前に書いてたのでした↓

こないだのさじフェスでお会いできた、スウェーデンの木工家ヨゲさんの、木との関わり方、伝統との関わり方、人との関わり方、がしみじみ好きだなーと思うのだけど、特に木との関わり方の部分では、やっぱり、木目に沿うという、あの部分が一番ぐっとくる。

イギリスのマイクさんに椅子づくりを教わったとき、一番心に残ったのもそこでした。

この、木目を断ち切らない、木目を活かすということろが、わたしの(限られた)理解では、グリーンウッドワークが普通の木工と違う一番大きなところ。

こちらから一方的に材に形を押し当てるのでなくて、材と交流しながら、形を決めていく。たとえばスプーンの首のカーブは、もとからそのようにカーブした枝を見つけて、それを材料とすることで実現していく。

繊維が断ち切られないで通っていれば、細く軽くしても強度はちゃんと出る。しなやかで強い、そういうふうになるところが、いつもいつも、ぐっときます。木ってほんとにすごい。

最近は、自分という人間の木目についても、考える。わたしがもし材だったら、すとんとまっすぐな木目の通った素直な材なんかではとうていなくて、ねじれがあって、節もいっぱいある、クセのある材だろな。。。

そういう私のままでも健やかにハッピーにいていいだろか、いられるだろか、と考えるとき、「こうあらねば」という自分像を自分に押し当ててきたことを思う。くせのある材なら、そのくせを活かしてく工夫こそが必要だったのに、みんなと同じまっすぐなものにならなくは、と自分なりに精いっぱい努力を重ねて耐えてきたところがあるような。。。

誰もがみんな、程度の差はあれ、入り組んだ木目を持っていて、それでもがんばってまっすぐなものになっているんだ、と深々と信じていた。みんなががんばれることなら、自分もがんばれるはず、と思ってきたし、この世界に、すとんとまっすぐな木目の通った材もある、という事実を心から信じてはいなかったのでした。。

だって、本当の樹木の材でも、外から見ただけでは木目の流れはわからないことが多いし。樹皮を剥いてみたり、割ってみたりして、はじめてわかったりするわけで。木の中には、外から見えないいろんな過去が形になって残っていて、それが木目を複雑にしていて、削っていく過程でそういうものに出くわしたりする。

(そういえば、坂田学さんが10年かけて完成させたアルバム「木の奥」、すばらしいです。相方の大好きなアルバムで、表題曲の「木の奥」もすばらしい。このあいだ、下北沢440で「Tree Octet」という、「木の奥」と「8人編成バンド」とを絶妙に掛け合わせたタイトルのライブがあって、仕事の修羅場だったけど駆けつけたら、ひさびさにめちゃくちゃ幸せになりました。ライブハウスから出たら、足の裏に3センチ厚くらいの空気の層ができていて、歩くとふわふわしして、完全に「できあがって」ました。ドラムたたきながらギターを弾く坂田さん、ステージど真ん中のドラムセットを7人が取り囲んで、なんとも楽しそうにみんなが演奏していて、最高でした。。)

でもでも!すとんとまっすぐな木目の材も、もちろんあって、樹種によってはそういう材のほうが多かったりもするわけで。。。

みんながみんなわたしのようではないらしい、という、こんな基本的なことを、この歳になって悟っているところです(汗)。もう無理強いはやめて自分の木目に沿って生きていきてくことを、自分に許して行ってはどうか、と思っているところで。。そのための工夫に努力を割いていきたいな、と、まっすぐになるために耐えたりがんばったりする方向で努力するのでなくて、と思っています。

そしたらもう少しハッピーにここにいられるようになるのかなー。

自分はここにいなくていいし、むしろいないほうがいい、いるだけで迷惑をかけている――だからマイナスがせめてゼロになるように、できることをなんとかやって貢献しなくちゃ、ベストを尽くさなくちゃ。。そういうデフォルトの感情サイクルが、変わっていくといいなあと思っています。

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