2019.05.18
2019.05.08
いちばんながいGW(さじフェス2019 etc!)
今年のGWは美濃→中津川→御殿場と私としてはどうしたことかの怒涛の日々でした。でも、すごく楽しかった、嬉しかった。。
美濃の森林文化アカデミーを会場にの行われたさじフェスでは、斧の使い方をイチから教わり直して、改めて”そうか!”というちょっとした使い方の違いを体感したし(ざっくりやるときの動き)、さじ面の彫り方を教わったときには、ひとさじの中にある木目の流れの多様さと、その「木目さま」の多様な声を聴きながら削れたときのツヤピカの削り跡をちょびっと味わえた。。(教えてくださったさかいあつしさんに感謝!)
「回し飲み」よろしくみんなでスプーンを「回し削り」していく輪に混ぜていただいたときは、「ざっくり」と「繊細」を短時間で行ったり来たりする体験をさせていただいて、あわあわしたけど面白かった。。。
おいしいタイカレーもごちそうになって♡主催の久津輪さん、加藤さん、実行委員のみなさま、講師のみなさま、大変だったと思いますけれど、すてきな場に感謝しています。
中津川のプチ・グリーンウッドワークフェスでは、北海道から九州まで、普段は遠方にいるグリーンウッドワークのお仲間のみなさんと再会できて、みんなで1つのものをつくる愉しさ、最高でした。今年はなんとグリーンウッドワーク界の大御所、井丸さんまで来てくださって(!)、その場その場でいろんなことをさっとやって見せてくださるとき、何かちょっとでも”浸透吸収”できればー、と見入りました。。大変おつかれのときに、またしても惜しみなくいろいろ教えてくださり、、感謝しかありません。
敬愛する小学生グリーンウッドワーカーのれいくんとも再会できたし、なんと新たに猫の仲間も加わって、大好物の五平餅はじめ、毎食美しい盛り付けのおいしい手づくりごはんをみんなでいただけて、幸せでした、みなさまほんとにありがとうです♡この場を開いてくださっている原さんご夫妻には、もうどう恩返ししたらいいものやら。。感謝ばかりです。
御殿場では、アレクサンダー合宿が20年目を迎えて、波乱万丈ありつつも、大切な友や先生たちと再会して、それぞれの「今」を体感しつつ仕事できて、うれしかった。。特に「一般意味論」のクラスでユズルさんが、1999年のこの人と2019年のこの人は同じその人でも「イコール、ではない」と、ジェスチャーを交えておっしゃったとき、心の奥深くが動いた感じがきた。。。そして、新たに卒業されるみなさんの佇まいが、うつくしかった。。通訳も、新しい仲間の活躍ぶりが心強かって、自分は無理にがんばらなくてよいんだなあと思えたことが新しかったな。自分の中でも、ひとつの節目を越えたなあという実感が来たのが、よかったです。校長ジェレミーさんは、いろいろあるけど、こういう場をホールドしつづけていて、すごいな、とそこはやっぱり思う。たくさんの出会いと学びをいただいてきたこと、感謝しています。
早朝、富士山を見ながらのランニングも奇跡的に気持ちよかったっけ。。
移動の道中で、長いことかかっていた靴下がようやく編み上がり、そして家に帰ったら、「新月過ぎたら種まきしなきゃ」と思ってた藍が、勝手に発芽していた。。
それでもって、全部終わってほっとしたら、自分が去った後の中津川でみなさんがやってたグリーンウッドワークの内容を知ってまたびっくり。この方々はやっぱり天使なんだと確信しました。。
いろんなことがこうやって、転じたり、開いたり、移り変わったりしてくのを、わぁと眺めているようなこの頃です。
2019.03.30
春るるる
クロッカスが咲いたー、原種のクリスマスローズも♡ 去年は出てこなかった場所からまた出てきてくれたのもあって、うれしい。クリスマスローズも去年は一度消えかかったのが、知らないうちに復活してた。みんなわたしの知らないうちに、地面の中でよく育って。。。感慨深いです。 チューリップも今年も無事咲いた! 目玉焼きみたいなかわいいチューリップ。
福島のクラフトハウスで挽いてきた器は、日々体重測定をしているところ。水分が抜けきるまで待ってからオイルで仕上げる予定。。
桜も咲いたので、近所の公演へお花見にも行ってきた。たのしかった。。。今年は風もつめたすぎず、久々に地面に寝転んで、背中にある心のバックドアから充電できたー。小さい女の子のふたりぐみが、花摘みをして遊んでて、桜の枝先をえいっとジャンプしてつかまえて、ひとつ摘んでた。ほかにカラスノエンドウの花も集めてて、なんかかわいいミニミニ花束をつくってた。そうかとおもったら、別の一角では、もすこし大きな女の子が、ほかの子たちをしきって忍者修行ごっこ?みたいなのをさせていた。
お花見はいつもお花よりも子どもウオッチングになっちゃうのだった。。
2019.01.05
古きものの良さに新しく気づくような--我谷盆づくりのこと
太陰太陽暦で自作手帳を始めてから、ほんとうにこの暦と心がそろってきちゃってるみたいで、新年という実感があまりない今年です。太陰太陽暦では明日やっと師走の月に入るわけで。。。父の山あいの家、相方のお母さんの街中の家を経て、海のそばに帰ってきて、今は本棚の本を全部出して、本のこんまりをしたり、仕事をしたりしてて。。
それでも毎年家族とお祝いしてきた、グレゴリオ暦の新年はやっぱり大切に思っています。今年は実家の父と一緒につくってきたおせちをやめにして、家族のみんながそれぞれ一品持ち寄りをしようと父が提案。父はおせちではない、フランス料理を二品つくってくれました。黒豆も煮てくれたけど。
みんなそれぞれ大活躍して(相方、姉、兄、義理の姉、姪っ子たち、甥っ子、料理などしたことのない義理の兄までも!)とても楽しく新しい元旦の食卓になりました。こうやって食の伝統に新しい風が吹くと、つくづく、おうし座が天王星に入ったんだなあ、と実感する。
年越しそばを毎年父が打ってくれるのだけど、珍しく姪っ子がそばを切るところだけ体験したいと言い出したりして、他の面々もついでにやらせてもらって、みんなでそばづくりができたのも新しかった。

相方は、つきたてのおもちでつくったからみもちを生まれて初めて食べたとかで、とても感激していた。30年前のもちつき機、かわいかった。。ずっと姉の家にあったらしいのに、このたび初めてお正月におでましになった、義理の兄のもちつき機。
新しさと同時に、古きものの良さに新しく気づく、そういう感じが続いてる。
***
初夢というか、新年に入って最初に見た夢では、とても巨大な船のようなものに大勢の人と一緒に乗り合わせていました。わたしは人をかき分けて船尾へと行き、進む船が水面につける跡や遠ざかっていく景色を見てた。船首のほうに身体を向けて、進む船の前方を見ている人ばかりの中で、ひとり、後ろを見てた。
12月下旬、岐阜の森林文化アカデミーで、グリーンウッドワーク指導者養成講座の補講に混ぜてもらって「我谷盆」づくりを教わって、そのときも、かつて普通に生活の中にあったんだろうこの生木の木工文化の豊かさを想っていました。
0泊3日で下北沢〜美濃市(森林文化アカデミー)〜箱根と駆け抜けて参加した講座だったのだけど、下北沢のイベントで配られた『旅』というタイトルの昔の詩人の詩を、夜行バスで美濃市についてから朝のカフェで読んでみたら、「古い歴史のある 紙を漉いてゐる あの美濃のやうな 村に行きたい」という出だしで、びっくりしたっけ。。
「我谷盆」講座では、みなさんの1/4くらいのサイズのものをつくりました。「我谷盆」は石川県にかつてあった我谷村で裏作的につくられていたらしい生活用具。生木の栗の木をへいで、屋根板を多くつくっていたこの村で、いい材があるとよけておいて、屋根板にせずにこの我谷盆がつくられていたとのこと。ダム建設に伴いこの村は水底に沈みました。村の人たちが移住するとき、使っていた我谷盆の多くは捨てられたらしかった。
でもこの独特で素朴なデザインに、その後幾人も惹かれるひとがでて、再発見されたり継承されたりしてきていて、これからも、今は森口信一さんが、すたれることはないよにがんばってくださってます。(右の写真は、森口さん作の我谷盆)。
つくってみると、道具のおかげで必然的に少し斜め内側に縁が入るようになるんだなあとか、材は栗を使うのが通例なのだけど、栗のタンニンを反応させて、渋みのある栗色に全体を仕上げる場合が多かったゆえんを実感したり。。板目に木取った板に、繊維を横切る形で丸ノミを入れるとなんとも美しい模様が出ることを、最初に発見したひとはハッとしたんだろうなあ、とか思った。
機会を作って教えてくださった先生方、ご一緒くださった皆さまに、感謝してます。
なにより、デザインと色味とが、好きだー。。
このお盆の底を波型にすることの実用性も、その後いろんな場面で類似のデザインに出くわして、腑に落ちてきました。翌日箱根で入った食事処のテーブルも、天板が波型だった。
その後年末に群馬の山あいの父の家の、近所のフランス焼き菓子店でも、キャッシュトレイが波型の底をしてた。ケーキをガラスケースから取り出すときに使うお盆も、黒い塗りの木のお盆で、やはり底は波型。とても渋いデザインだっ た。
木を刳ってつくるものは、刳るときは必然的に丸ノミを使うから(北欧のスプーンづくりでも、スプーンの匙面にはやっぱり丸くなったフックナイフを使うし)、最後に平らにならすよりも丸ノミの跡をそのまま残しておいたらラク、というわけでもあるんだろうとも思うけれど。
まっ平でないことで、滑り止めにはなるし、置いたものを取り出すときに指がかかりやすくなるというのもあると思う。しかも見た目も麗しい。
魅力的なデザインがどうやって生まれてくるのか、興味深いな。しかもそれが誰が最初に発案したのかよくわかっていないアノニマスデザインだと、なおさら。
こうしてアノニマスなままその良さの体験が共有されていって、やがてそうなっているのがあたりまえだと感じられるようになるものが、文化というものなんだろうなと思う。
山あいの父の家には、毎年お正月に行くのだけど、今年初めてしみじみと、木造の建具の端正な佇まいにぐっときた。木目がすっと通っていて、狂いなくピシッと隅が合っていること。つくってくださった職人さんのことを、今に続く木造建築文化のことを、思いました。
2018.12.20
贈り物包みのアイデア
もうすぐ冬至。。毎年冬至の前には「猫の額庭」の植物のみんなに一肌脱いでもらって、常緑のリースをつくっていたけど、今年はつくらないままになってしまった。。今からでもつくるといいのかな、と思いつつぼんやりしています。写真は2010年につくったもの。食べたあとのミカンの皮を干しといたのを飾って、明るくつくったんだった。3.11前の日々のことは、記憶の中で断絶があって、このリースをつくったときの記憶も、振り返ろうとすると不思議な気持ちになる。
でも過去の12月の写真を眺めていて、冬至のころに贈り物をしあうのって、寒い北半球の場所ではこころがぽっとあったかくなるいい風習だなあと、しみじみ思った。年末にこころの調子をくずしやすい自分も、サンタさんにだいぶ助けてもらってきたんだなーと思う。
贈り物は、包むのも楽しい活動。。。 このところ、何年か前に使ってたGreen Peaceさんの大きな写真カレンダー(動物が自然の棲み処で写っている)を大事にとっておいたのを、包装紙にして使ったりしています。大きいカレンダーだと、いろいろ包めて便利。しかもカレンダーはたいていしっかりした紙質なのでよいです!(小さめの贈り物なら、風景やきれいなものが写っている雑誌のカラーページもいいですね…)。

ペンギンが写ってる月は、包んだらちょうどペンギンが左隅に来た♡
少し前にはヤギが写ってる月でワインを包みました。このときはドライフラワーでつくったミニスワッグを首からかけてみた。
ドライフラワーのスワッグは、手軽につくれてかわいいので、贈り物に添えるの楽しいです。


スワッグそのものをプレゼントにしたときはこんな感じに包んでみた。
チョコとハンドクリームを贈るときにミニスワッグをつけてみたりしたこともあった。

気に入った植物をいただいたり見つけたりしたときに、家の中のあちこちにつるしておけば、それらをちょこっとずつ合わせるだけでスワッグがつくれます。元気なうちにつり下げるとわりときれいな色のままドライフラワーになる花、結構あります。

いただいた花束が、ドライフラワーのスワッグになったり。。
プレゼントを包むときのリボンとセロファンは、新しいのを使いますが(といっても、結構手元にとっておいたのを使うこともあるけど…)、それ以外はたいてい家の中にあるものでいろいろに工夫するのが楽しいです。リボンのかわりに毛糸や紙紐もかわいい。貝殻や生の小枝やハーブを添えるのも、楽しいし。。
余り布(古着を切った布とか)と、手彫りの消しゴムスタンプと両面テープで、布シールをつくるのも一興。お手紙の蝋のスタンプみたいな感じに使ったりして。

このファブリックシールは2008年につくったもので、おぼろげすぎる記憶だけど、スタンプ柄のモチーフに、カール・ブロスフェルトという、19世紀生まれの植物学者&写真家の写真集「Art Forms in Nature」(初版は1929年)に入っている1枚を使いました。今も好きな写真。
この写真集は全部モノクロの、植物の接写写真ばかりで、とてもすばらしいです。
でも、そんなに手間をかけなくても、手頃な既製品の不織布袋と植物を組み合わせても楽しい感じになりますね!

こんなふうにしたこともありました。
***
ささやかでもなんとか贈り物ができること自体に、感謝しつつ。。。さまざまな事情で大変な状況にある方々に、少しでもたくさん、やすらぎと楽しさがもたらされますよう。。。
2018.08.16
藍の生葉の叩き染めのその後のその後
夏になっても毎朝オートミールを食べていて、オートミール生活が8か月目に入りました。飽きずにおいしい。夏は冷たく冷やした水をかけて、マヤナッツときなことレーズンと塩一つまみをまぜて。
最近豆乳でヨーグルトを自作しだして、それも毎朝、くだものを少しのっけて食べています。
朝ごはんは、3食の中でもとくに好き。3食食べなくなって久しかったのがうそみたい。年明けから国産小麦以外の小麦を食べないようにしただけで、3食幸せにお腹いっぱい食べているのに、体重が4キロ近く落ちてそのまま安定しています。不思議。
* * *
新月越してから、まだ昼間の気温は高いけど、風の湿度と温度がぐっとかわってきたのを感じる今年です。太陽太陰暦では秋に属する月に入ったから、改めてこの暦の実力を思う。
夕方まで仕事して、おゆうはんをつくって食べて、夜は手仕事。ということができる幸せも、バテてバタンキューが減ったからかな。。
先日は夕食後、少し前に藍の生葉の叩き染めしてみた端切れをブックカバーに仕立ててみた。久々にチャコペンを使ったー(チャコペンとは言ってもペン型でなくて、昔ながらのおにぎり型の平べったいやつ)。相方がそれをみて「チャコペンて子供のころいつもペコちゃんとごっちゃになった」と言っていた。。
手縫いでチクチク。仕上がりはいつものようにZP(残念ポイント)がいくつかあり(鳥の位置はもっと真ん中がよかったとか、ちょっと上下が寸足らずだったとか、文庫本も入れられるようにしたつもりが文庫本には若干きつすぎた、とか……汗)、でもこの染めものプロジェクト専用ノートにはぴったしだったので、よしとします。
それにしても自分のものづくりはほんとにいつも、狙ったわけではないのにちゃんとZPがあるから不思議。次回には活かせるぞ、この経験を、と思うけども。次回はあるのだろうか。
藍の叩き染めを木っ端にやってみたほうも、形を整えてピンをつけてみた。こっちも形がもう一息な気がしていています。
チクチク縫うのは、なぜか夏にやることが多い自分です。暑いときになんで、と自分でも思うのだけど、不思議と落ち着く。。
2018.08.11
海と音楽
短い夏休みはあっという間に終わってしまったけれど、その次に来た仕事を超特急で(別名”徹夜”で)やっつけて、金曜夕方から週末の自由時間を確保しました。うれしい。。。
で、金曜夕方から、相方が楽しみにしていた念願の海へ。今年はまだ1度しかこの浜へ泳ぎに行けてなくて、その日は朝から行って夕方に帰ってきたので、こんどは夕日をゆっくり眺めたいーとおもっていました。(午前中の海はまた格別なんだうけど。。写真はこないだ行ったときの、いやにおしゃれに撮れて笑えたランチと、昔ながらの海の家で借りた黄色いパラソル)。
今回は、台風一過+大潮で、波はざぶんざぶん。波打ち際で「洗濯機の中の洋服ごっこ」ができる日和でした。
でもあおむけに波間に浮かぶ「ウキウキ遊び」もやっぱりやりたくて、波のセットがおわった一瞬にちょっとだけ、無理やりあおむけに浮いてみたりしていました。3秒くらいで次の波をざぶーんとかぶるのだけど。。。でもそれはそれで楽しい!
3かきくらいだけ(?)平泳ぎもできました。夕暮れ前の、かたむいた太陽の光が水面にキラキラするのに向かって平泳ぎするのが、いつもだいすきです。波がざぶんざぶんでなかったらゆっくり泳げるんだけどなーと思いつつ。徹夜明けなので、無理しないように気をつけました。
ひとしきり遊んで、海の家でお茶を飲んで、日記を書きました。そうこうしているうちに夕日がぐんぐん落ちていって。

暗くなるころ、ピーター・バラカンさんの生DJが始まりました。
この海の家で今日やるとは知らずに来たのだけど、なんだか最近ピーターさんと遭遇率が高いような気がしたので(こないだホットハウスフラワーズのクアトロのライブでも、1メートル左前方にいらしたのを見かけたし、6月に帯広に行ったときたまたま泊まったホテルヌプカでも、ピーターさんはなにかイベントをされてたらしかって)、聴いてくことにしました。
そしたらこれが、かなりよかった。。。音響もよくなってた。前はひょうたんスピーカーをたくさんぶらさげてたけれど、今年は屋根の2か所にざるが据え付けられていて、その中にいいスピーカーが仕込んであるらしかった。ピーターさんの選曲が、かなりよくて、アフリカのミュージシャンの曲もたくさんかけてくれて、相方も喜んでいました。私はR+R=NOWの曲が気に入って。もっと聞きたいと思って家に帰ってから検索したら、今年デビューアルバムが出たばかりのユニットだった。
「R+R とは‘Reflect’(じっくり考える、自分と向き合うなどの意味)と ‘Respond’(応える、対応するなどの意味)」なんだそう。かつてニーナ・シモンが政治的発言をして批判を受けて、黙って歌っていれば良いのにと言われたときに「私は、時代と向き合うことがアーティストの使命だと思っている」と答えたという、その言葉に端を発しているネーミングとのことで、「自分の生きている時代と向き合い、応じると、その時代と深く関わる事になる。だから’R’ + ‘R’ = ‘NOW’(現在:いま)なんだ」(ロバート・グラスパー談)。ここのページから音源もちょっと聞けます。相当いい。どれもその場で作曲して一発録りしたらしい。。!
「バンドメンバー全員が6フィート(約183cm)を超える黒人男性で、決して裕福な家庭で育ったわけじゃない。だから、あの部屋に集まって音楽を作れるようになるまで、それぞれがそれなりの地獄を見てきたし、戦って、鎧を身にまとってやってきた。現実を曲げてでも、今の地位まで上り詰めてきた。皆、その状況を理解しているから、集まれた時は、とにかくお祝いだ!という気分なんだよ」(クリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー談)。
サッカーのベルギー代表チームのフォワード、ロメル・ルカク選手のことと重なった。。。
久しぶりにニーナ・シモンのアルバム出してきて聴きたくなったけど、処分してないはずなのに、見つからない。。。
***
ともだちが、海には「エキス」がある、というようなことを言っていて、おもしろいなーそうかなーと思ったのだけど、海にちょっとでも身を浸すと、確かに元気が出るような気がします。徹夜明けだったのに、不思議とぜんぜん元気で、なんだかいい気分でした。
波打ち際に立ってみると、新月前夜の夜空は星がいつもよりたくさん見えた。帰り際、少しだけ砂の上にあおむけにねっころがって星を眺めました。
新月の時期は波は高くなっちゃうけど、月がないぶん星はたくさん見えるので。。暑いとき、夕日と星を見て涼しい風に吹かれに行くのはおすすめです。。
2018.03.31
春のつれづれと、One Tree講座
春です。なんだかずっとパツパツに仕事をがんばってきていて、久々にゆるんで「まどろみタイム」を楽しんでるここ数日です。
数日前には近所の公園へお花見に。例年はわたしが生き急ぎすぎて、まだ開花してない中だったり、冷たい風が吹きすさぶ中になったりするのだけど、今年は珍しく満開の桜を前にピクニックできました。今年は和食のピクニック。お正月以来、すっかり和食党になって、体調もよくなってきてる感じです。
公園はお花見の人たちで大盛況で、ちびっこたちが縦横無尽に走り回っていました。飽きずに何度も同じ場所をぐるぐる走っていたり。。。「とりさんが転んだ!」というなぞの遊びをやってた子たちもいた。ルールがはちゃめちゃだったけど、本人たちはめちゃくちゃ楽しそうで、なにより。
お花見に行くと、花もいいけど、ちびっこたちを見てるのが楽しいです。。 :)
ここの公園は植物園という別名もあって、結構敷地の奥のほうはさまざまな樹種が植えられていて、すべてに名札と解説もついていて、とても勉強になるのでした。モッコクの枝で染め物ができると知りました。「猫の額庭」にも一本あって、毎年剪定をすると切り口が赤く染まるのは体験していたから、腑に落ちた。今度は剪定枝を取っておいて、染めてみたいです。
梅の実が小さくみのっていて、ピンクと黄緑のグラデーションがきれいでした。植物のみなさんは着々と、季節のめぐりと足並みをそろえて暮らしていて尊敬する。。
* * *
おとといはようやっと今年のお味噌の仕込みをしました。国会中継が気になってはいたのだけど、お味噌にはよい気を入れたい、と思って、ラジオをかけたら、シューベルトの、なんだかのどかな曲がかかってたので、そちらを聞きつつやりました。
とんとんと、すりこぎで、煮た大豆をひたすらつぶす作業のときに、グリーンウッドワークの斧使いを思い出していました。
一週間前まで、岐阜で5日間のグリーンウッドワークの合宿講座に参加していたのでした。そこで、割った木を、斧ではつるときに、はつりたい場所を「ねらうけど、ねらいすぎないこと」と教わったのが心に残っていて。
人類は斧という道具を使いだして、もう数千年経っているんだし、みんなのDNAのどっかにそのときの記憶が入ってるんだから、力まないでやれば、ちゃんとできるものなんだよ、というふうに言われて、やってみたら、前よりもずっと思うように斧ではつれるようになったのでした。
今回の岐阜での講座は、またしても、日がな木を割って、はつって、削って、樹皮をはいで、切って、編んで、おいしい手作りごはんをいただいて、みなさんとおしゃべりして。。というしあわせな日々。アメリカ・ウィスコンシン州から来てくださった、ジャロッドさん&ジャズミンさんに、1本の木から手道具だけでさまざまな生活道具をつくることを教わりました。森林文化アカデミーの久津輪さんとグリーンウッドワーク研究所の加藤さんが開催してくださった、One Treeという講座です。
山桜と朴と、実際は2本の木を切ってくださってあったので、その2本のいろんな部分から、お箸、まな板、ふた付き容器、ナイフの鞘、スプーンをつくっていきました。


メインの道具は斧とナイフで、斧がますます好きになりました。ナイフワークも、ジャロッドさんのおだやかでていねいな指導のおかげさまで、前よりも体にやさしくやれるようになった気がしています。木工用ナイフでの作業のポイントが、また少し腑に落ちてきた感じがしていて、うれしいです。
いつものごとく作業が遅い自分は、お箸は1組の片割れしかできないし、まな板も最後まで完成せず、ふた付き容器もスプーンもみんなの半分の大きさ(おなじ大きさにしたら作業が追いつかないので)。。。でもそんなことも気にならないくらい、ものをつくるプロセスが楽しくて仕方なかったです :)
ふた付き容器は、shrink potと呼ばれるもので、生木をくりぬいて筒にしたものに底板を差し入れて、生木の収縮を利用して底板を締めあげていくのです。最初はゆるゆるの底板が、毎日、筒の乾燥が進むにつれて締っていくのが、おもしろい。。!まだ乾燥が進み中なので、仕上げはこれからです。たのしみ。
アメリカ北部の先住民の方たちがかつてつくっていた箒(peeled broomというもの)の作り方もざっくり教わったので、これも近いうちにやってみたい。。。
生木の持つたくさんの可能性にわくわくします。木とまたもすこし、お近づきになれた気がしてうれしい。。。それから、グリーンウッドワークが好きなみなさんと、またもすこしお近づきになれた気がして、とってもうれしいです。
お世話になったみなさま、ご一緒したみなさま、ほんとにありがとうございました。。!(写真はみんなの作品の一部。本の形をしたふた付き容器を作った方もいたのです、かわいい!)。
***
講師のジャロッドさんのことは、元大工さんの、アメリカのグリーンウッドワーカーということ以外、何も知らないまま講座に参加したので、彼が実はウィスコンシン州のスペリオル湖(北海道よりも大きい、世界最大の淡水湖)の湖畔地域に住んで、ネイティブアメリカンのオジブウェ族(オジブワ族、チペワ族などとも呼ばれます)のコミュニティの中で長く暮らしてきた、スウェーデン系の方だったと知ったときは、うれしかったです。
ジャロッドさんは物腰がおだやかで、説明やデモンストレーションもていねいに、ゆったりと時間をかけて行ってくださるのが印象に残りました。それでいて、アプローチは科学的というか、「このようにする理由は、ここにある」ということも教えてくださり、同時に実用重視で、型ばかりにこだわるようなところはないのでした。興味深かったし、わかりやすかった。。。
ナイフ使いのベーシックを覚えた1日目、「目を閉じて、ナイフが材にどうあたっているかをゆっくり感じとりながらやってみて」と言ってくださったときのことが、心に残っています。体がおのずと刃と材の当たりを繊細に調整していることに、気づけるように、促してくださっていました。そのあとも、特定の作業のときに、「ここはゆっくりやってみて、時間をかけて」と言ってくださったりしてた。時間との付き合い方、ていねいな姿勢、そういうところが、私の中の”欧米人”の感じ(一般的な印象です、すみません)と違うなあと思いました。
作業工程を最初にやってみせるとき、予定どおりにいかないところがあったときも、「これは今手にしている材が、こういう材だっていうことだから」と言って、淡々と受け入れて、その材と関り続けていってらしたのも心に残りました。(「もし売り物用にものづくりをしていたなら、この材は使わないことにするかもしれない。。けど、今はみなさんも投げ出さずにこの材でやってみてほしいと思うんです」「むずかしいところはあるけど、美しい木だから」というようなことをおっしゃってた)。
彼のパートナーのジャズミンさんも、静かな雰囲気の、手仕事を愛してやまないのが伝わってくる方でした。インディゴブルーがとりわけ大好きらしく、藍染めに心を奪われているらしかった。ジャズミンさんには、樹皮の編み細工で、ナイフの鞘をつくるのを教わりました。とてもクレバーなデザインです。楽しかった!(右の写真は、ジャズミンさんが知らぬ間に完成させていた、桜の樹皮細工の筒。継ぎ目が美しい。。)
***
それにしても。。わたしは、ふだん黙々と暮らしてる時間が長いので、大勢の人とずっと時間を一緒に過ごすのは一大チャレンジだし刺激も大きかったりして、、、はしゃいでしまったり、落ち着きがなくなったりすぐしてしまって(涙)。いつでも淡々とマイペースでいられる人たちが、うらやましいなーと思うばかりです。こんなはしゃぎがちな自分でも、木とじっくり向き合って作業ができた時間もあって、そうさせてもらえたこと、感謝しています。
できないなりに、やらせようとしてくださり。。やや時間がかかっても自分でやってみること、発見していくことを、見守ろうとしてくださったこと、ありがたかったです。
ただ、自分ももっとほかのみなさんくらいに器用だったり握力・腕力があったらよかったのに、とやっぱり思います。そしたらもっと講座がサクサク進んで、みんながもっといろいろ学べたのかも、と思うので。。。。。

今回の講座では、家で自分で続けていけるベースのところを、また少し、育てていただいた感じがしています。講座の時間内に完成したのは、スプーンだけだったけれど、作業のプロセスそのものががひたすらに楽しくて、シンプルな手道具と関わりを結んでいくうれしさがありました。スプーンの粗削りを終わりまで斧でやってみれたのも収穫でした(時間はめちゃかかったけど)。
つくったものが未完成でもこんなにうれしいのは、初めてかも。。。材と関わるときの心のありようとか、道具とのつながりを育ませてもらえたことが、今もうれしいです。
ジャロッドさんのつくる作品は、人柄を表してか、控えめな中に広範な研究心とこだわりと研ぎ澄まされた技術とがぎゅぎゅっとつまったようなものたちでした。ネイティブアメリカンの伝統工法のカヌーや橇、バスケットから、スウェーデンの昔ながらのスプーン、器、ふた付き容器まで、暮らしの中で生まれてきた道具の歴史も尊重しながらものづくりをされていて、深みがあります。
別れ際、握手してくださりつつ、唐突に「See you later」とおっしゃって、でもまた会う予定などなかったので私的には「???」でしたが、また会えたら、うれしいな、と思いました。今回は作業中の質問以外、お話がほとんどできなかったけど、もしまたお会いできたら、今度はゆっくりお話をお聞きしてみたい。。。
(ジャロッドさんの職人魂のようなものに、やっぱりぶっ飛ばされてもいるのだけれど、これもなんどもぶっ飛ばされているうちに、慣れるのかも。。。)
2018.01.29
雪と、めぐり




それからロープウェーでまた降りてきたんだけれど、われわれと、もひとり、ここにしょっちゅう仕事でお客さんを連れてきているというバスガイドさん(お客さんたちより一足先に降りていくところだった)と、3人だけの貸し切りになったゴンドラ内で、「長く来てるけど、こんなに晴れ渡って遠くまで見はるかせたことは、初めて。いつも山頂あたりはガスが立ち込めてぜんぜん見えないんですよ、お客さんたち、もってますよー」と聞かされて、びっくり。ほんとにうつくしかったです。生き返る。2018.01.11
節目の季節
遅ればせながら、2018年新暦新年あけましておめでとうございます :)
写真は昨日、川べりで水玉もようを形成していたユリカモメのみなさん。猛烈に風に吹かれていた。。わたしも猛烈に風に吹かれながら自転車こいでたところだったので、なんか連帯感もちました。
PCを新しいのにお引越しをして、しばし今までやっていたとおりにはいろんなことができなかったりで、ブログを書くまでになかなか至らなかったけれど、元気でした。
先月は通訳仕事と翻訳仕事しつつスプーン削ったり、バスケット完成させたり、家の外壁塗りしたり、庭木の剪定したり、網戸の張り直したり、常緑リースつくったり、と駆け抜けました。。なんかいつもよりハイパーな12月でした、どうしたことだったろう。。。
珍しく1月2日夜には我が家にいったん戻りました(ここ何年も、三が日に自分の家に帰ってきてなかったのでした)。
今年は新年早々、流れにまかせて予定外の展開に身をゆだねてみたら、ちょこちょこ意外な発見がありました。
まず初売りセール初体験@神保町のスポーツ用品店では、相方が買ったズボンのすそ上げをしてもらっているあいだに、近場でさくっとおゆうはんを食べようと、入ってみた小さな中華料理屋さんで、何気なく飾ってあった色紙たちをよく見てみたら、丸木位里さん俊さん(丸木美術館の原爆の図を描いた画家の)、吉永小百合さん、菅元首相、村山元首相、青島元都知事などなどのサインだったことがわかってびっくり。
もひとつ、3が日の間に映画を見に行く、というのも相方に誘われるままに、初体験。3日に伊勢佐木町にある小さいインディペンデント映画館、ジャック&ベティへ行きました。館内フロアところせましと、次の上映開始を待つ人があふれていて、またびっくり。お正月に映画を見に来る人ってこんなにいるんだーと知りました。大好きなカウリスマキ監督の新作「希望のかなた」を見たのだけど、この映画、見れてよかった。今、この時勢に。。
カウリスマキ監督の”難民三部作”の1つで、主演はシリア出身・フィンランド在住のシェルワン・ハジさん、カウリスマキ作品初登場の俳優さんです。インタビューみつけました。カウリスマキ監督の撮影へのアプローチが垣間見えて興味深い。。
お正月のあいだに母のお墓参りと、相方のお父さんのお墓参りに行けて、相方のお父さんのお墓は富士霊園にあるので、旅行がてら、相方のお母さんと弟くんとみんなで行って、帰り道に箱根の温泉旅館に1泊してきました。相方の家族との旅行も初体験で(相方はわたしの家族とはなんども旅行に行ってるのだけど)、神奈川県民共済の組合員だけが利用できる宿へ行ったのだけど、リニューアルしてとってもすてきになっていて、お食事もすごかった!ふぐ鍋、初めて食べました。
相方の一家は、お父さんがもともと歩くのが大好きな人だったのもあって、みんなそろって山歩きやハイキングが大好き。で、1泊した翌朝、弟くんが、山登りしようと言い出して。宿の近くからトレイルに入って、みんなで小高い山を登りました。時折マイクロサイズの雹がちらついたりもして、木々のはっぱにしゃらしゃらと音を立ててたのが愉快でした。温泉の滝にも出くわした!
新年早々山歩きができるなんて思ってなかったので、予想外の展開に心躍りました。ただ77歳のお母さんにとってこの寒さと山歩き、大丈夫なのかな?と思った。。けど、ご本人はとても元気に歩かれて、最後トレイルが終わるころにも「歩けてよかったわあ、ハイキング大好き、またみんなで行きましょう」と :) これもかなりびっくりした。すごくうれしかったです。
帰りは箱根登山鉄道で下山。鉄道の「スイッチバック」を初体験して、これもとっても愉快でした。
* * *
いつもみなさまにいろいろに助けていただいていて、ありがたいなあ、と思うお正月でした。
自分でできることはなるべく自分の手でしていくように、そこはかわらずにやっていきたいと今年も思うのですが、いろいろにヘルプをいただいたりヘルプしたりできることのすてきさを今年はとくに味わいつつ過ごせたらと思っています。
旧暦では今は師走、じゃないまだ霜月だ!ということは、これから一か月あまり、もう一段、心身まわりを新しく整えるチャンスでもあり。。節目の季節、もう少し楽しんでいきたいです。
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こないだはワシが写ってる月のカレンダー紙で包みました。



















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